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6/2【全日本】FMW6・8新宿出撃へ諏訪魔が巨大斧による凶器破壊で「大仁田無力化」だ、青木は毒霧研究中

 FMW6・8新宿大会に参戦する諏訪魔、青木篤志が2日、神奈川・横浜市の全日本道場で作戦会議。大仁田厚率いる邪道軍討伐へ向けて諏訪魔が巨大斧「諏訪魔アックス」で有刺鉄線バットなどの凶器を破壊し、大仁田を無力化させる構えをみせれば、青木は毒霧を研究していることを明かした。

 Evolutionと邪道軍の抗争は5・28茅ヶ崎大会でさらに激化。諏訪魔は敵地出撃を宣言し、FMW6・8新宿大会では「諏訪魔&青木&佐藤光留vs大仁田&&ケンドー・カシン&保坂秀樹」のストリートファイト トルネードバンクハウス エニウェアフォール6人タッグデスマッチが組まれた。

 すでに青木は有刺鉄線対策としてラグトップ&バギーパンツによる出撃を発案。諏訪魔はメンバー全員でさらなる対大仁田対策を練る構えをみせていたが、さっそくこの日、諏訪魔と青木がその一端を披露した。

 諏訪魔が用意したのは巨大斧「諏訪魔アックス」だった。昨年1・10十三大会で地元の鉄工所から贈呈されたもので、その重さは右手が完治していないこともあって諏訪魔が振り上げられないほど。大仁田の顔写真に巨大斧を向けた諏訪魔は「大仁田厚の首を切るし、ケンドー・カシンはチーム湘南台として俺のことを思ってくれてると思うんでね。そこは縁もぶった切る」と二つの意味を込めて6・8新宿大会に持参するつもりだ。

 相当な重さとあってこれを大仁田に振り下ろせば大惨事となるのは確実で、当然、直接攻撃に使うことはない。その代わり「有刺鉄線ボードとか、有刺鉄線、そういうもの全部ぶった切ってやる。あれでバットもへし折れるし、何でもぶっ壊してやろうかなという気持ちでいますよ」と宣言。「大仁田厚は体が武器になってないんだから。いろんなものを使って成り立ってるわけだから、そういう翼を一つ一つもいでいく作業はしてやろうかな」とあらゆる凶器を破壊することで大仁田を無力化させる構えをみせた。

 一方、青木は大仁田の武器のひとつである毒霧を日夜、研究しているという。昨年11・27両国大会でのアジアタッグ戦以来、大仁田と戦うたびに毒霧の餌食となってきた青木は、「毒の成分がわからないからうまくいかないんだよね。おいしいものだったら作れるんだけど、人が嫌になるものを作るのは難しい」と言いながらも、独自に研究、調合した青い毒霧を作成。さっそく水鉄砲で大仁田の顔写真に試し撃ちした。未完成の段階とはいえ、青木による青い毒霧噴射が新宿大会でみられるかもしれない。

 この日、もう一人の佐藤は不参加。諏訪魔は「何か考えてんのかな。ハードル上げた感があるよね、あいつ(笑) あいつ目立ちたがり屋だから、後出しするんだ、こうやっていつも」と困惑しながらも、決戦前日の6・7新木場大会を大仁田対策案の提出の期限に設定した。Evolutionは大仁田討伐へ向け、着々と出撃体勢を整えている。

【諏訪魔、青木の話】
▼諏訪魔「この間、みんな何か用意しとけよって宿題を出したんだよね。対大仁田に対して今後どう迎撃するか。それに対しての一つ目のアクションが今日の俺と青木の行動だったと。佐藤がいないんでね。呼んだんだけど来なかったからさ。何か考えてんのかな。ハードル上げた感があるよね、あいつ(笑)」

――佐藤選手は佐藤選手で自分ひとりで考えているものがある?

▼諏訪魔「あいつ目立ちたがり屋だから、後出しするんだ、こうやっていつも。それもハードル上げてるんだから。今度、新木場あたりに来てくれるのかなと期待してるんで」

――斧を大仁田の顔写真に向けていたが?

▼諏訪魔「当然、大仁田厚の首を獲るという意味も込めて、俺の元にちょうどいい諏訪魔アックスという凶器が届いてたんで。前回の十三大会のときにゲットしちゃったものなんで、いい機会だなと。大仁田厚の首を切るし、ケンドー・カシンはチーム湘南台として俺のことを思ってくれてると思うんでね。そこは縁もぶった切る。そういう二つの意味がある」

――FMW新宿大会に持っていくと?

▼諏訪魔「そうだね。当然、あれで有刺鉄線ボードとか、有刺鉄線、そういうもの全部ぶった切ってやる。あれでバットもへし折れるし、何でもぶっ壊してやろうかなという気持ちでいますよ」

――大仁田を無力化させると?

▼諏訪魔「大仁田厚、体が武器になってないんだから。いろんなものを使って成り立ってるわけだから、そういう翼を一つ一つもいでいく作業はしてやろうかななんて思ってます」

――青木選手は大仁田の顔写真に青い液体を撃っていたが?

▼青木「散々、食らってるからね毒霧。何回食らってるかわからない。毎回、嫌な思いばかりしてるわけだから。別にだからって嫌な思いをさせられてるから嫌な思いさせてやろうっていうのじゃいたちごっこになるから。じゃあ、ああいうものって何なのかなっていい研究材料になるし、大仁田厚と何回も戦ってるうちに、上回ろうというよりも、大仁田厚に対応できるにはどうしたらいいのかなというのは考えるんで。そういう意味で日々、いろんな研究材料が生まれるのは面白いことで、今までにないパターンの人ですからね。そこらへんに対して、じゃあどう仕掛けていくか考えますよね。それが毒霧の研究もあり、他のものもあり、有刺鉄線に対する対応ってどういうふうにしていったらいいのか考えるわけで。新宿大会にはそういったいろんな自分の研究ってものをぶつけにいきたいなと」

――毒は独自に研究して調合したものだと?

▼青木「調合してるんだけど、毒の成分がわからないからうまくいかないんだよね。おいしいものだったら作れるんだけど、人が嫌になるものを作るのは難しいからね」

▼諏訪魔「確かに青い毒霧なんて俺も見たことないからね。(毒霧に)何が入ってるのかなと。目は痛くなるし、怖いよね。何を入れてるかわからないから」

▼青木「目は見えづらいし。大仁田の毒霧、何か臭いんだよな」

▼諏訪魔「口の中に入れてるとよだれが入るから臭いんだよ」

――臭いの部分でも研究する?

▼青木「結局、毒霧は何で効くのかというプロレスファン時代からある謎、そこに今回踏み込むわけだから楽しみ半分、怖さ半分ですよ」

▼諏訪魔「目に染みるとか、ああいう痛みはあっていいと思うんだけど、できれば無香料であってほしい」

▼青木「逆においしい臭いさせて、相手にあれ?って思わせるのもありかも」

▼諏訪魔「いいな、それ。料理得意な青木だったらできるんじゃないの」

▼青木「だから自分がされて今まで嫌なことはどういうふうにするのか、相手にもするのか、それともされないようにするのかもプロレスの勝負のポイントだと思うんで。僕はそういった視点で、ぶった切るのは諏訪魔さんに任せて、僕はそっち側でサポートに回りたいですね」

▼諏訪魔「いろんな角度で攻めていけるのはいいよね。あとは佐藤が何を用意してくるかだな」

▼青木「ケンドー・カシンと大仁田厚という2大わがままがどうやっていくかが気になるところですよね。どうなるんだろう。化学反応が起きるのか、それとも不発なのか。どこでどうなるか。だって青森では普通に爆破バットで大仁田厚を叩いてましたからね」

▼諏訪魔「あの二人がうまくいくわけないんだよ」

――根拠はは?

▼諏訪魔「あのわがままさはお互いが絶対反発するだろうし、お互いやりたいことがあるだろうし。あとは(カシンは)こっち側なんじゃないのって思ってるんだけどね。やっぱりレスリングやってたわけだし、横浜デビルスでコーチまでやってくれてた時期もあったんだから。でもこっちにきたらきたで怖いな」

▼青木「やばそうですね」

――勧誘に動くことはない?

▼諏訪魔「勧誘とかそういうことじゃなくて、チーム湘南台と大仁田厚、二股だけはやめてもらいたいなと。一途な人だと信じてるし」

――FMW初参戦になるが印象は?

▼諏訪魔「まったく印象がない。高橋英樹がやってる団体っていうのは俺にとって昔から知り合いですからね。頑張ってきた仲間だから、また復活させた団体には興味があるよね。高橋英樹だからね。業界ナンバー1のキャリアを誇ってるんじゃないの。今、代表になっちゃったけど、営業マンのときはナンバー1のキャリア、古株だったよね。伝説だよね、高橋、大仁田厚。伝説のFMWを作った名コンビが出てくるのか」

――過去2回と違って今回はアウェーになるが?

▼諏訪魔「シチュエーション違うよね。外に出て行く一発目というのは俺自身、張り切っちゃうんでね。もう受け身な部分はいらないし、荒らすだけ荒らしてやろうかなってマジで思ってるよ。試合にならないかもしれないよ。めちゃめちゃやりますよ、今回は。高橋英樹には悪いけどさ」

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