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6/12【全日本】7・17後楽園での三冠戦決定 怪物対決へ石川「CC以上の戦いをして勝つ」、諏訪魔「正面衝突してみたい」

 7・17後楽園大会で三冠ヘビー級選手権試合が決まった王者・石川修司、挑戦者・諏訪魔が12日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2度目の防衛戦となる石川が「チャンピオン・カーニバルの時以上の戦いをして、その上で今度は自分が勝ちたい」と雪辱を誓えば、諏訪魔も「正面衝突してみたい」と真っ向勝負に合意した。

 6・11後楽園大会で石川がジェイク・リーを下し、三冠王座初防衛に成功。前王者・宮原健斗との一騎打ちに勝利した諏訪魔が挑戦を表明した。そしてこの日、両者による三冠戦が正式決定。4・16後楽園大会におけるチャンピオン・カーニバル公式戦以来2度目の一騎打ちが至宝ベルトをかけて実現することになった。

 前回敗れている石川にとっては2度目の防衛戦にして雪辱戦となる。「まだ手首のところサポーターしている状態で宮原選手に勝ってしまっているので、怪物だなと改めて思いましたし、それは自分がチャンピオン・カーニバルで戦った時に強さは十分わかってる」と諏訪魔に一目を置き、「僕まあまあ大きいんですけど、ポンポン投げられるんで、自分の大きさ関係なく投げられる引く力ですかね。投げる力というか、そこらへんは凄いなと、自分よりも秀でてるなと思いますね」と警戒している。

 それでも石川には歴史ある三冠ベルトを巻く男としての責任感がある。「自分がこのベルトをかけて戦っていくことが自分の成長と全日本プロレスの成長につながると思うんでね。ベストを尽くしてこのベルトをかけて戦っていきたい」と改めて誓う石川は、そのためにも諏訪魔戦で結果と内容をしっかり残すつもり。「今回は勝って借りを返したいですし、諏訪魔選手と真っ向正面ぶつかり合いたい」と言い切り、「チャンピオン・カーニバルの時以上の戦いをして、その上で今度は自分が勝ちたい」と雪辱を見据えた。

 一方、諏訪魔は昨年11・27両国大会以来、8ヶ月ぶりの三冠挑戦。昨年2月に第54代王者から陥落以来、1年5ヶ月ぶりにして、史上最多記録を更新する6度目の戴冠を狙うことになる。石川vsジェイクの三冠戦を見届け、「ジェイクとでかいもの同士がぶつかる凄ぇ試合をみたなと思ったし、当然、その凄ぇ試合というのを俺もやりたいと前から思ってるんで。あれ見たら自分もね、石川選手、三冠王者と体と体がぶつかり合う、体を張る試合、三冠戦をぜひお願いしたい」との思いに駆られ、挑戦を表明した。

 「一発一発が重い。怪物的なもの持ってる」と石川を評した諏訪魔は「あまり自分よりでかい相手とやることないんでね。ぶつかりがいあると思ってるんで正面衝突してみたい」と王者同様に真っ向勝負を描いている。

 カーニバル公式戦で勝利したことが自信につながってもおかしくないが、「そう言いたいところなんですけど、チャンピオン・カーニバル制す前の段階で戦ってるし、制して、またベルトを巻いて、今があるわけで、たぶん俺がやった時と状況も変わってる」と前回の戦いを判断材料にはしない。「とにかく自分をどれだけ出しきれるかというところにこだわっていきたい」と全てをかけて石川を正面突破し、三冠王者に返り咲くつもり。そのためにも不安視される右手の完治も誓った。

 両者が口を揃えたように、二人の戦いはまさに怪物対決。正面衝突に合意した石川と諏訪魔の三冠戦が聖地・後楽園を揺るがすことになりそうだ。

☆7/17(月・祝)東京・後楽園ホール『2017 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦 12:00開始

▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
諏訪魔
(1/60)
石川修司
[第56代王者]
※石川2度目の防衛戦


【会見の模様】
▼石川「昨日ジェイク・リー選手と三冠防衛戦をやりましたけど、もともと力のある若い選手というのはわかってたんで、そのジェイクの気持ちも凄く出ていて、思ってたよりも苦戦しましたけど、逆に三冠戦らしい戦いができたんじゃないかなと自分でも思ってます。試合後に諏訪魔選手がリングにきて挑戦表明してもらって、自分もチャンピオン・カーニバル初戦で諏訪魔選手と戦って、負けたんですけど、その戦いの中でチャンピオン・カーニバルいけるという自信をもてたんで。そのときは負けてしまってるんで、今回は勝って借りを返したいですし、諏訪魔選手と真っ向正面ぶつかり合って、その戦いが全日本プロレスのためになると思うんで、面白い戦いをやって自分が勝って両国に進みたいと思います」

▼諏訪魔「やっとこういう挑戦できる場までたどりつけたなと。長いというのが正直思うところなんですけど。昨日の宮原とのシングルマッチ突破することができたんですけど、宮原健斗というプロレスラーが一つの商品になってる、それは実感したし、アイツがベルトを持ってたらまた戦う結果も変わってくるのかもしれないという段階だったんですけど、昨日は俺のほうに運が転がり込んできたのかなというふうに感じてます。隣にいる石川選手の三冠戦も昨日、俺ずっとみてたんでね。ジェイクとでかいもの同士がぶつかる凄ぇ試合をみたなと思ったし、当然、その凄ぇ試合というのを俺もやりたいと前から思ってるんで。あれ見たら自分もね、石川選手、三冠王者と体と体がぶつかり合う、体を張る試合、三冠戦をぜひお願いしたいという気持ちになってリングに上がりました。昨日の行動でこうやって会社が対応してくれた。それは俺としては感謝するし、会社の意向にも応えたいし、全日本プロレスに三冠ベルトを取り戻す、そういう気持ちで挑みたいと思います」

――昨日の三冠戦でいいスタートをきれた?

▼石川「前回は宮原選手とのタイトルマッチの時は前哨戦が数多く組まれていて、気持ち的に上がっていく中で組まれた一戦だったんで。今回、ジェイク選手との一戦は前哨戦がなく組まれた試合だったんで。もちろん自分の頑張りだけじゃなくて、ジェイク選手の方にもたぶん思った以上に意気込んでたと思うし、才能はもちろんありますけど、やってくれたおかげで三冠戦にふさわしい戦いができて、その上で自分が勝てたんで、初防衛戦としてはいい戦いができたんじゃないかなと思います」

――ショートタイツの反響は?

▼石川「周りの反響は似合ってるという声が多かったんで、ちょっと安堵ですけど(笑) 似合ってないってめちゃめちゃ言われたら戻そうかと思ったんですけど、似合ってるって声が多かったんで、自分の中では続けていこうと思ってます。せっかく三冠チャンピオンになってショートタイツ一つでこれから戦っていく姿をみせられればなと思ってます」

――初代王者でもあるジャンボ鶴田さんを意識する部分もある?

▼石川「それは多少はありますね。ショートタイツというものには自分の決意の表れというか、これでいこうという気持ちでショートタイツでさせてもらいました」

――挑戦者・諏訪魔選手の印象は?

▼石川「まだ手首のところサポーターしている状態で宮原選手に勝ってしまっているので、怪物だなと改めて思いましたし、それは自分がチャンピオン・カーニバルで戦った時に強さは十分わかってるんで。チャンピオン・カーニバルの時以上の戦いをして、その上で今度は自分が勝ちたいなと」

――一番脅威に感じる部分は?

▼石川「僕まあまあ大きいんですけど、ポンポン投げられるんで、自分の大きさ関係なく投げられる引く力ですかね。投げる力というか、そこらへんは凄いなと、自分よりも秀でてるなと思いますね」

――石川選手の印象は?

▼諏訪魔「印象は一発一発が重い。ニーリフトだったり。あとこの間、頭突きされて額を割られたんでね。そこは鍛えられないんですけどね。気持ちはまだ何発ももらえるぞという気でいるんだけど。怪物的なもの持ってるんでね。でかいんでね。あまり自分よりでかい相手とやることないんでね。ぶつかりがいあると思ってるんで、昨日も言ったんだけど、正面衝突してみたいなと思いますね。昨日もそうだったんだけど、まだ手首の状況がまだ回復しきってないんでね。そこをまだ時間あるんでね。三冠戦までには間違いなく仕上がるというタイミングあるんで。そこは完治させてしっかりベストなコンディションで挑みたいと思います」

――今回勝てば最多戴冠記録を更新することになるが?

▼諏訪魔「今言われるまで全然意識してなかったんだけど、そういうのを意識してやると変な動きになったりとかするんでね。そこは意識せず。とにかく自分をどれだけ出しきれるかというところにこだわっていきたいなと思いますね。今、いろんな戦いに自分自身チャレンジしてるんでね。外での経験というのはたぶん石川選手の方があると思うんでね。早く俺もどんどんキャリア積んでね。ベルトをもう一度巻きたいなと思います」

――外敵である石川選手から三冠ベルトを奪還する意識は?

▼諏訪魔「それはありますね。今までこういう状況というのは何度かあったんでね。取り返さなきゃいけないというのがあったんで。そこはどんどん前哨戦も踏まえプレッシャーをかけていくと。どんどん積極的にチャンピオンを揺さぶるような展開に持っていきたいなと思います。時間があるのはホントよかった」

――チャンピオン・カーニバルで勝利しているのは三冠戦において自信になる?

▼諏訪魔「そういいたいところなんですけど、チャンピオン・カーニバル制す前の段階で戦ってるし、制して、またベルトを巻いて、今があるわけで、たぶん俺がやった時と状況も変わってると思うんでね。そこは気をつけて、とにかく自分自身の成長じゃないけど、そういうのを意識してタイトルマッチをやっていかなきゃいけないなと思います」

――外敵ながら全日本を盛り上げようとしている王者・石川選手の姿勢についてどう

▼諏訪魔「それは全日本プロレスにとってありがたいと思うしね。プロレス自体が全日本プロレスっぽい。それはみてて感じるし、この間、戦っても前からやってるんじゃないかという感覚にもなったんで。何か外敵なんだけど外敵らしくない。でも今、男と男のぶつかり合いをやる時なんでね。しっかりやりたいと思います」

――やはり三冠ベルトとともに自分の手で全日本を盛り上げたい?

▼石川「昔から見ていたというか、憧れていたベルトが今、自分の元にあるんで、そう簡単に手放したくないし、このベルトとともに成長していきたいし。自分がこのベルトをかけて戦っていくことが自分の成長と全日本プロレスの成長につながると思うんでね。ベストを尽くしてこのベルトをかけて戦っていきたいなと思ってます」

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