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6/12【全日本】8・27両国タイチとの1年ぶり再戦へ青柳が雪辱誓う 「去年以上にコケられない」

 8・27両国大会で新日本・タイチとの一騎打ちが決まった青柳優馬が12日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。約1年ぶりに実現する再戦へ向けて「去年の俺とは違うんだというのもみせたい。去年以上にコケられない」と雪辱を誓った。

 NEXTREAMの盟友・ジェイク・リーの三冠王座初挑戦にも刺激を受けた青柳は2度目の世界ジュニア挑戦を目標に掲げた。が、その前に払拭しなけれならないことがあった。昨年7月のSUPER J-CUP1回戦で完敗を喫したタイチへの雪辱だ。アピールが実り、夏のビッグマッチ両国大会で約1年ぶりの再戦が実現することになった。

 前回は惨敗といえる結果と内容に終わってしまったが、同じテツを踏むつもりは毛頭ない。「去年以上にコケられないと思ってますね。ましてや自分の団体のリングの上なんで、そこで同じような結果だったり、同じような内容だったら、何だ、青柳全然変わってないじゃんっていうふうにもなっちゃうんで」と気を引き締めた青柳は「去年の俺とは違うんだというのもみせたいですし、今もたぶんあの人の中に僕のことなんか頭に入ってないと思いますよ。だからこそ、去年の雪辱を晴らすとともに、タイチ選手をぶっ倒したい」と雪辱を誓った。

 確かにこの1年間、青柳は世界ジュニア初挑戦を果たすなど、多くの経験を重ねてきた。6・7新木場大会でのジェイク戦では足攻めという新境地を開き、スタイルの幅も広がりつつある。そして肉体的な厚みを増したことも自信になっている。同席した大森取締役も「この一年の青柳の成長というのは素晴らしいものがあるし、いろんなものを経験してるんで。伸びしろというのを考えた場合、タイチと比べたら青柳の方が全然上だよ」と太鼓判。青柳は「こうやって大森さんにも評価していただいているので、全日本プロレスのお客さんも応援してくださってるので、その人たちのためにも過去の雪辱を晴らして、両国大会のテーマである新たなる決意に向かって突っ走りたい」と言い切っていた。

【会見の模様】
――6・11後楽園大会を振り返って

▼大森取締役「昨日、後楽園大会、多数ご来場、誠にありがとうございました。後楽園大会、大会を増すごとに選手の試合も激しくなってきて、ファンの方々の注目も高くなってきて、我々選手にとってもやりがいのある大会になってきています。昨日、三冠選手権、ジェイク選手、初挑戦だったんですけど、チャンピオンの石川選手ですか。たたずまいといい、遜色のない素晴らしい三冠戦らしい試合になったと思います。石川選手と並んでも遜色のない、挑戦者として立派なたたずまいだったですね。体、勢い、どこをとっても三冠挑戦者として十分な資格を持っていたと思います。そして世界タッグ選手権、KAI&真霜がリターンマッチでベルトを奪われてしまいました。ゼウス&ボディガー、やっぱりあの二人、タッグワークではまだ一枚も二枚も上手なのかなというふうに思います」

――7月のカードについて

▼大森取締役「7月5日、新木場1stRING大会から注目カードを発表していきたいと思います。野村直矢&青木篤志vs青木優也&野村卓矢。野村&青木、青木&野村ってこれ、こんがらがるなぁ。どっちがどうなんですかね。そして大森隆男&秋山準vs北村克哉&岡倫之。新日本プロレスから北村選手と岡選手が参戦いたします。北村選手、岡選手ともに物凄い体格をした選手ですね。僕、まだ正直試合は拝見したことないですね。映像では見たことないんですよね。写真で画像だけ二人の体格は見たことあるんですけど、物凄い体格の持ち主、筋骨隆々、実績も十分。対戦するのが非常に楽しみです。秋山&大森が叩き潰します。そして7月8日、横浜ラジアントホール大会、野村&宮原健斗vsこの日より参戦しますマッシモ、TAJIRI組。マッシモ選手のプロフィールといたしまして、ヨーロッパサウスレスリングで2m近い長身。チョークスラムを得意とする強豪。イタリア出身のマッシモ。未知の強豪ですね。強豪なのかどうか、それは対戦してみないとわからない。そして7月9日、千葉EXTRA DREAM 16といたしまして千葉Blue Field大会。カーベル伊藤&大森隆男vs大久保一樹&原学。カーベル伊藤? 豆腐プロレスという番組のCMでおなじみだそうですね。大森隆男って俺じゃねぇか、パートナー。非常にですね、僕にとって一つのハードルでしょうね。パートナーとしてコントロールができるか、それとも逆にカーベル伊藤に俺がコントロールされるのか。大久保選手と原選手もたぶん初対戦だと思うんですね。そしてパートナーも初タッグ。結構これは困難を極めそうな試合になりそうですね。そして昨日の挑戦アピールを受けまして、7月17日、後楽園ホールで三冠ヘビー級選手権試合が決定いたしました。第56代王者・石川修司vs挑戦者・諏訪魔。これはこのあと個別に会見を行います。7月26日、長野・佐久創造館大会、大鷲透&ウルティモ・ドラゴン&秋山準vs田中稔&TAJIRI&中島洋平。青柳優馬&ジェイク・リー&宮原健斗vs石川修司&ゼウス&大森隆男。地元・佐久出身の大鷲選手、長野といったらやっぱり青柳優馬選手、奮闘に期待します。そして昨日発表がございましたが、8月27日、両国大会の一部対戦カードが発表になりました。青柳優馬vsタイチ。青柳選手、意気込みをぜひ語ってください」

※青柳が登場

▼青柳「8月27日の両国大会で昨年の7月20日にSUPER J-CUPで対戦したタイチ選手とまたシングルマッチを組んでいただけました。ツイッターでの申し込みだったんですけど、タイチ選手は快く引き受けてくれたんじゃないかと思ってます。去年の雪辱を晴らして、両国大会のテーマである新たなる決意に向かって突っ走りたいと思います」

――約1年ぶりの再戦になるが、前回は惨敗

▼青柳「惨敗も惨敗ですね。去年の俺とは違うんだというのもみせたいですし、今もたぶんあの人の中に僕のことなんか頭に入ってないと思いますよ。だからこそ、去年の雪辱を晴らすとともに、タイチ選手をぶっ倒したいと思います」

▼大森取締役「去年はちょうど九州ツアー中に一日だけ帰って参戦したんですよね。映像は僕は見てないんですけど、青柳選手にとって不本意じゃない試合になってしまったというのは話は聞いてますね。そういう意味も含めて散々、やりたい放題、言いたい放題いってるタイチ選手を一年で変わった青柳選手がぶっ潰してくれると、そういうふうに思ってます。非常に期待しています

▼青柳「ありがとうございます」

――何が一番変わったと思う?

▼青柳「一番変わったのは自分で言うのはおかしいかもしれないですけど、体格ですかね。去年の映像を改めてみた時に、今もそうなんですけど、去年の方がだいぶ細くて」

▼大森取締役「自分ってわかんなかったろ、一瞬。これ俺?って思ったろ」

▼青柳「それもありましたね」

▼大森取締役「誰だ、この若造って。自分でそう思うぐらい、この一年の青柳の成長というのは素晴らしいものがあるし、いろんなものを経験してるんで。伸びしろというのを考えた場合、タイチと比べたら青柳の方が全然上だよ。そん色ない。そん色ないどころか向こうがかすんで見える。自信もっていいと思うよ」

▼青柳「わかりました。こうやって大森さんにも評価していただいているので、全日本プロレスのお客さんも応援してくださってるので、その人たちのためにも過去の雪辱を晴らしたいと思います」

▼大森取締役「佐久大会もあるしね。地元・長野でエネルギーいっぱいもらって」

▼青柳「両国大会に突っ走りたいと思います」

▼大森取締役「突っ走ろう。新たなる決意、それは青柳からビンビン感じます」

――両国というビッグマッチでコケられない気持ちは強いのでは?

▼青柳「去年以上にコケられないと思ってますね。ましてや自分の団体のリングの上なんで、そこで同じような結果だったり、同じような内容だったら、何だ、青柳全然変わってないじゃんっていうふうにもなっちゃうんで。そこはお客さんにもわかりやすいと思うんですよね。変わったというのをみせるには。間違いなく自分が去年とは違うよというのをみせられるのがタイチ選手だと思ってます」

▼大森取締役「言葉一つとっても去年の青柳選手だったら、ここまで自信に満ちた堂々としたコメントっていうのは出てこなかったと思うんですよね。自分がやってきたことに自信持ってるし、それがあふれ出てますね。期待したいと思います」

――タイチ選手に勝って改めて世界ジュニアを狙いに行きたい?

▼青柳「今は両国大会のことしか頭にないかなという感じですね。タイチ戦のことが今、自分の頭の中で一番大きいですね」

▼大森取締役「タイチをぶっ潰したら、もっと自信に満ちた言葉が出てくると思います」

――大森取締役としてはタイチを踏み台にしてもらいたい?

▼大森取締役「踏み台にしてほしいですね。踏み台とまでは言わないけど、脚立ぐらいにはしてほしいですね。折りたたみ脚立ぐらい」

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