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6/12【全日本】世界タッグ3度目の戴冠から一夜 ビッグガンズが「このベルトに挑戦するにふさわしいチーム」の出現を希望

 6・11後楽園大会で3度目の世界タッグ王座戴冠を果たしたゼウス&ボディガーのザ・ビッグガンズが一夜明けた12日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「このベルトに挑戦するにふさわしいチームがあるなら、いつでもどの場所でもリングの上であれば挑戦は受けさせていただきたい」と強い挑戦者チームの出現を希望した。

 6・11後楽園大会でビッグガンズは真霜拳號&KAIとのリターンマッチに勝利し、世界タッグ王座を奪回。3度目の戴冠を果たした。「このベルトも我々に板についてきたような気がしてる」(ボディガー)と胸を張るように、タッグの至宝ベルトはビッグガンズの代名詞となった感がある。だからこそ、「僕らが初めて獲ったのが71。73、75、次このままいったら77、81、83となっていきそうで、そうならないようにね。この75で止めておきたい」(ゼウス)と長期政権を描いている。

 明日6・13館林大会が世界タッグ王者としての初陣となる。『館林スーパータッグ大戦』とサブタイトルがついたように、全試合タッグマッチとなる大会で、ビッグガンズは頂点に立つチームとしての力を見せつけるつもり。しかも相手は元王者組でもある秋山準&大森隆男。二人が2015年12月に世界タッグ初戴冠を果たした時の相手でもある。「今、一番勢いのあるチームvsオジサンチームということで、あの年代の方々には僕らが試合で引導を渡せたら」とゼウスが誓えば、ボディガーは「あの年代って言ってもどっちかといったら俺の方が一つ年上なんやけど」と苦笑しながらも、「我々がこうして世界タッグ王者になれたきっかけもあの二人だったんで。あの時は本当に胸を借りて、本当にガムシャラに戦った記憶があるんですけど、今は我々が王者なんで、こんな言い方しては業界の大先輩に失礼かもしれませんけど、こっちが横綱相撲で、そういう試合をやりたい」と完勝を描いた。

 現時点で挑戦者チームは現れていない。これから始まる防衛ロードに向けてビッグガンズが求めるのは一つしかない。世界タッグの現状を「まるで誰でも挑戦できるんじゃないかぐらいの挑戦のされ方をしてる」と危惧するゼウスは、「団体問わず本当にこのベルトに挑戦するにふさわしいチームが現れれば、いつでも挑戦受けさせていただきたい」とキッパリ。ボディガーも「誰が来ても挑戦は受けるんですけど、やっぱり自分たちよりも強そうな相手とやりたいです。そしてこのベルトの価値をもっと高めたい」と口をそろえた。ビッグガンズはタッグの至宝ベルトをさらに高めるべく、強い挑戦者チームの出現を待つ。

【会見の模様】
▼ゼウス「昨日の真霜選手、KAI選手、二人とも個々の力は凄い力を持ってます。しかしやっぱりタッグチームとしてはまだまだ、完成どころか、やっと昨日試合中に少し息が合ったぐらいやと思うんですね。その分、僕らは8年間タッグを組んでますので、そこが勝敗を決めたところになったと僕は思ってます」

▼ボディガー「試合序盤はこいつら何やってるんやってくらい全然息も合ってなかったし、早い段階でたたみかけようかなと思ってたんですけど、徐々にあの二人も息が合ってきて、最終的にはいい感じのコンビネーションまで食らってちょっと危ないかなという場面もあったんですけど。真霜選手が途中で足をケガしたみたいなんで、それについてはちょっと今、心配してるんですけど、勝負のさなかではそんなこと言ってられないんで。そのあたりからこっちに風向きが向いてきて何とか勝てたかなと。そういう気持ちです」

――6・13館林大会で秋山&大森戦が組まれているが

▼ゼウス「ゼウス&ボディガーvs秋山さん、大森さん。今、一番勢いのあるチームvsオジサンチームということで、あの年代の方々には僕らが試合で引導を渡せたらなというふうに思ってます」

▼ボディガー「あの年代って言ってもどっちかといったら俺の方が一つ年上なんやけど(苦笑) 二人の合算した年齢はこっちの方が若いんで、こっちの方がヤングチームということでいいでしょう。我々がこうして世界タッグ王者になれたきっかけもあの二人だったんで。あの時は本当に胸を借りて、本当にガムシャラに戦った記憶があるんですけど、世界タッグを初めて手にした時ですよね。でも今は我々が王者なんで、こんな言い方しては業界の大先輩に失礼かもしれませんけど、こっちが横綱相撲で、そういう試合をやりたいと思います」

――世界タッグのベルトはビッグガンズのものという意識が強い?

▼ゼウス「そうですね。僕らが初めて獲ったのが71。73、75、次このままいったら77、81、83となっていきそうで、そうならないようにね。この75で止めておきたいなと。僕の目標がこの今年1年はこのベルトを巻き続けることやったけど、うかつにも獲られた期間があったんですけど、何とかこの手に取り戻すことできたんで凄く安心しております」

▼ボディガー「やっぱり71代、73代と世界タッグ王座を務めて、このベルトも我々に板についてきたような気がしてるんで。昨日も試合前に入場の時にゼウスが勘違いしてベルトを探してるような仕草もあって。このベルトがないと凄く違和感を感じるようになってきました」

――ゼウス選手は体に巻いていないと違和感があった?

▼ゼウス「体に巻いてなくても、自分の体には自信があるんで大丈夫なんですけどね。この手にこのベルトを持ってないと、やはりしっくり来ないというところはかなりありますね。71、3、5ですからね。歴史に刻まれる名前の数が多いのはある意味、うれしいですよね。けどこの75代でしばらくの間キープしたいと思います」

――現時点で挑戦者チームは現れていないが、今後の防衛ロードをどのように見据えている?

▼ゼウス「正直な意見では今、この全日本、ファンの方も思ってるかもしれないですけど、この世界タッグまるで誰でも挑戦できるんじゃないかぐらいの挑戦のされ方をしてるんですけどね。そこのところ僕も誰がきても受けると言うてるから、確かに誰でも受けさせていただきたいという気持ちもありますし、もう一つの気持ちはそれにふさわしいタッグチームが挑戦してきてほしいなという気持ちが凄くありますね。ホントに誰でもという意味じゃなく、このベルトに挑戦するにふさわしいチームがあるなら、いつでもどの場所でもリングの上であれば挑戦は受けさせていただきたいなと思います」

▼ボディガー「このベルトは本当に歴史から考えても凄いベルトなんで、誰が来ても挑戦は受けるんですけど、やっぱり自分たちよりも強そうな相手とやりたいです。そしてこのベルトの価値をもっと高めたいです」

――お二人としては挑戦者が現れるのを待つと?

▼ゼウス「そうですね。こちらから指名するチームというのは特にないんですけど、団体問わず本当にこのベルトに挑戦するにふさわしいチームが現れれば、いつでも挑戦受けさせていただきたいと思います」

▼ボディガー「同じく」

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