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7/9【全日本】「より深くわかり合うため」 佐藤が諏訪魔に8・3新木場での一騎打ちを要求、ルールはグラップリングマッチを提示

 佐藤光留が9日、千葉Blue Field大会の試合前に会見。7・5新木場大会で諏訪魔と和解したばかりだが、「より深くプロレスラーがわかり合おうとしたら、これは戦うしかないんじゃ!」とシングル対決を要求。舞台を8・3新木場大会に指定し、打撃なしのグラップリングルールを提示した。

 この日の試合前、佐藤が会見を開いた。指定された場所は会場横にあるゴミ捨て場。30度はあろうかという炎天下、黒い革ジャンを羽織って現れた佐藤の手には「諏訪ちゃんへ」と書かれた手紙が握られていた。

 6月シリーズ中、諏訪魔と衝突を繰り返し、空中分解も時間の問題と思われたが、7・5新木場大会で和解が成立。にもかかわらず、「貴殿がグラップリングマッチをまあまあ嫌がる理由わからず。ならばひとつ提案あり。エボリューションレスリング部の勇気ある選手諸君、リングは全日本が用意する。エボリューションの未来は諏訪魔の勇気にかかっている」と書面にしたため、諏訪魔に一騎打ちを要求した。

 今、二人が戦う理由が見当たらない感もあるが、佐藤は「これはいがみ合いじゃないんじゃ! より深くプロレスラーがわかり合おうとしたら、これは戦うしかないんじゃ!」と主張。「これでEvolutionの方向が決まると思う。あくまで火種じゃなくて、これからのEvolutionのための、これからのEvolutionのための戦いじゃ!」と言い切ったように、諏訪魔との絆をより深めるための手段と考えている。

 舞台は8・3新木場大会を指定。ルールも佐藤が主宰するハードヒットで採用されている、打撃なしのグラップリングマッチを提案した。服装、口調、手段が大仁田厚と酷似しているのが気になるところだが、佐藤は諏訪魔と戦うことでこれからのEvolutionの方向性を示すつもり。「あくまでこれは仲たがい、挑戦状、そういうのじゃなくて、これからのEvolutionを作るための対戦要求ですから」と強調した佐藤の主張に諏訪魔はどんな反応を示すか。

【会見の模様】
▼佐藤「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。先日の新木場大会で一枚岩となりました諏訪魔選手を代表とするEvolutionでございますが、この私が2冠王。今現在、防衛戦が二つ決まっている状態で、早くも8月の両国に向かってダブルヘッダー、アジア防衛したあとに、パートナーである青木篤志ともう1試合、ぶち上げておりますが、代表である諏訪魔選手はこれから三冠のベルトを獲りにいくという状態でございます。一枚岩になる、それはよかったんですけど、少しタイミング的にももう少し早かったかなと。両国を前に僕は諏訪魔選手にシングルマッチを挑みたい。同じEvolutionの人間同士でシングルマッチ、行う場所はウルティモ・ドラゴン何10周年、そんなところではできません。地方の体育館でやっても、『あれ、あの二人って仲間じゃなかったっけ?』ってなって終わりです。ここは全日本ファンの一番理解力の高い(8・3)新木場大会で諏訪魔選手にシングルマッチをお願いしたい。ただ、僕がシングルマッチをやりたいと言っても諏訪魔選手、諏訪魔選手、諏訪魔選手! 嫌がるのはわかってる。だから俺は! だからワシは! グラップリングマッチを挑みたい。諏訪魔選手、諏訪魔選手! 今日は手紙を書いてきた」

※「諏訪ちゃんへ」と書かれた手紙を広げると

▼佐藤「貴殿がグラップリングマッチをまあまあ嫌がる理由わからず。ならばひとつ提案あり。エボリューションレスリング部の勇気ある選手諸君、リングは全日本が用意する。エボリューションの未来は諏訪魔の勇気にかかっている。変態 佐藤光留(と手紙を読み上げてから) ハードヒットでとは言いません。他の会場でやっても混乱を生むだけです。ここは8月の新木場大会で、新木場大会で、新木場大会で! 諏訪魔選手の勇気をみせてもらいたい。以上です」

――和解した今、対戦を要求する一番の理由は?

▼佐藤「これはいがみ合いじゃないんじゃ。これはいがみ合いじゃないんじゃ! より深くプロレスラーがわかり合おうとしたら、これは戦うしかないんじゃ!」

――絆を深めるために戦うということ?

▼佐藤「そういうことですね。締めのマイク聞いたらわかるように、諏訪魔さん、マイク得意じゃないんですよ。今みんな工夫をこらして、みんなで大合唱して興行を締めるのに、きょうびありがとうございましたで帰るわけですよ。ただ、そういうところが俺は好きなんですよ。マイクじゃない、諏訪魔さんが分裂した全日本プロレスをまとめてきたのは言葉じゃないですから。あくまでその試合と男気ですから。男気じゃ。ワシは諏訪魔の男気、勇気をみたいんじゃ。ワシとグラップリングルールで戦ってほしい」

――それはハードヒットでやっているグラップリングマッチと同じルールになる?

▼佐藤「そうですね、はい。一切の打撃を排除して。諏訪魔さん、レスリング強かったって言ってるし、一回やってみたいなって。これでEvolutionの方向が決まると思う。あくまで火種じゃなくて、これからのEvolutionのための、これからのEvolutionのための戦いじゃ!」

――革ジャン、手紙、口調といい、誰かに似ているような気がするが?

▼佐藤「僕、結構付き合った女の子によって変わってくるんですけど、最近チューした人の影響が体の中に残ってるのかなと」

――グラップリングマッチを要求する理由は?

▼佐藤「Evolutionって今のままじゃ面白レスリング部なんですよ。NEXTREAMいるじゃないですか。あの人たちは面白打楽器同好会ですからね。コーナーをバンバン叩くし、面白リズム同好会ですよ。オイオイ言ってるし。そこでEvolutionが違いをみせなきゃいけない。プロレスってプロレスリングじゃなくなってきてるじゃないですか。爆弾ついたバットで殴ったり。でもやっぱりオールジャパンプロレスリングですから。その中で覇権を獲るにはもう一度、正しい形で中心にいくにはレスリングだと思うんですよ。あくまでこれは仲たがい、挑戦状、そういうのじゃなくて、これからのEvolutionを作るための対戦要求ですから。絶対嫌がるんですよ。嫌がるのもわかってるんですよ。意外といいなと思ってても一回嫌がるんですよ。そういう人なんですよ。だから、それ前提で書いてきました。この諏訪魔選手の勇気、考えてきました、オリジナルで。今の気持ちを手紙にしたらこうなりました」

――結構、達筆だが?

▼佐藤「何か居酒屋みたいな…そんなこと関係ないんじゃ! 誰が居酒屋のメニューじゃ! これが諏訪魔選手への、諏訪魔選手への! 挑戦状じゃ!」

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