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8/1【全日本】8・27両国でTAJIRIと世界ジュニア戦 ウルティモ「これが最後の挑戦」

 8・27両国大会で世界ジュニアヘビー級王者・TAJIRIへの挑戦が決まったウルティモ・ドラゴンが1日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。デビュー30周年記念イヤーに3年3ヶ月ぶり2度目のジュニアの至宝獲りを狙う究極龍は「たぶんこれが最後の挑戦」との覚悟を示した。

 7・30大阪大会でTAJIRIが佐藤光留を下し、初挑戦にして世界ジュニア王座を初戴冠。第44代王者に君臨した。試合後、ウルティモが8・27両国大会での挑戦を表明。元WWE対決による世界ジュニア戦が決まった。

 第36代王者でもあるウルティモは2014年5月に陥落以来、3年3ヶ月ぶり2度目の戴冠を狙うことになる。ここ最近、世界ジュニア戦線から遠ざかっていたウルティモだったが、TAJIRIが新王者となったことで、「これはまた自分がやらなきゃいけない」との思いに駆られて挑戦の名乗りを上げた。

 TAJIRIとはアメリカWWE、メキシコと2度対戦経験があり、これが3度目のシングル対決となる。コメントを送ってきたTAJIRIは「我々の一騎打ちは、世界に渡ってスペシャルである舞台でのみ行われる運命にあるようなのです」と表現しているが、それはウルティモも同じ思い。「日本のプロレスの聖地、格闘技の聖地、自分とTAJIRIが戦いにふさわしい場所、そして全日本45周年という記念の大会。申し分ない舞台だと思います」と静かに燃えている。

 ウルティモにとって世界ジュニアは「世界で最も権威のあるベルトの一つだと思ってますし、挑戦する価値がある」というほどのベルト。それをデビュー30周年イヤーにTAJIRIと争うことになり、「世界のトップレベルの選手ですからね。厳しい戦いになるなというのと、ワクワクするというのと。どっちかと言うと楽しみですね」と胸を躍らせる究極龍は「自分にとってたぶんこれが最後の挑戦かなというふうに思うんで、勝っても負けても悔いがないように、そういう戦いをしたい」との覚悟を口にしていた。

【TAJIRIのコメント】「プロレスラーになるきっかけとなった、ウルティモ・ドラゴンとの一騎打ちはこれが三度目。初めての対決はWWEのリングで、世界中に放送されるSMACKDOWN!!TV収録でのこと。二度目は、メキシコのルチャの聖地であるアレナ・コリセオ。そうして三度目の今回、日本国技の殿堂である両国国技館で。偶然か必然か。我々の一騎打ちは、世界に渡ってスペシャルである舞台でのみ行われる運命にあるようなのです。それはきっと、プロレスの神様がそのように望んでいるからなんだと思います。8月27日、両国国技館。神聖なるこころもちで、リングへと上がります」

【会見の模様】
▼ウルティモ「8月27日、全日本プロレス45周年記念大会、両国国技館という、今TAJIRIのコメントにもありましたけど、日本のプロレスの聖地、格闘技の聖地、自分とTAJIRIが戦いにふさわしい場所、そして全日本45周年という記念の大会。申し分ない舞台だと思います。これは自分がチャレンジャーとして臨むわけですが、そういう次元を超えたTAJIRIとウルティモ・ドラゴンの戦いをみせたいなと思います」

――7・30大阪大会で挑戦を表明したのは王者がTAJIRIだったからというのが大きい?

▼ウルティモ「そうです。自分の今の年齢を考えてタイトル戦線に出ることはないだろうなと思ってたんですが、ちょうどいいタイミングでTAJIRIが全日本のリングに参戦してくれるようになって。やはり今のジュニアの世代というのは自分より2世代、3世代ぐらい下の選手ばかりなんで、自分のライバルじゃないなという、いい感じに思ってたんですね。TAJIRIがそこに来て、1回目の挑戦で世界ジュニアのチャンピオンになって、これはまた自分がやらなきゃいけないなというのと、先ほど言いましたけど、全日本プロレスの45周年の記念の大会、両国国技館、これ以上の舞台はないなと思いまして挑戦をアピールしました。今回、自分の挑戦をこうやって許可出してくださった全日本プロレスに凄く感謝してます」

――改めてTAJIRIの印象は?

▼ウルティモ「世界のトップレベルの選手ですからね。厳しい戦いになるなというのと、ワクワクするというのと。どっちかと言うと楽しみですね」

――ウルティモ選手自身もデビュー30周年の記念イヤーにベルト挑戦というのも大きいのでは?

▼ウルティモ「そうですね。自分にとってたぶんこれが最後の挑戦かなというふうに思うんで、勝っても負けても悔いがないように、そういう戦いをしたいなと思います」

――30周年記念にベルトを獲って飾りたいところだが?

▼ウルティモ「それは戦ってみないとわからないんで。30週周年と45周年、記念の年ですからね。でも相手は強いですからね。さっきTAJIRIのコメントでプロレスの神様という言葉が出ましたけど、それは神様だけが知っていると思います」

――ウルティモ選手にとって世界ジュニアのベルトとは?

▼ウルティモ「歴史と伝統、全日本プロレスのジュニアの全てが…古いところだと大仁田さん、チャボ・ゲレロさん、渕さんから始まって。初代はヒロ斉藤さんでしたっけ? 大先輩たちが巻いてるベルトなので、巻くことに凄く意味のあることだなと。今、ベルトが乱立してますけど、全日本プロレスの世界ジュニアは世界で最も権威のあるベルトの一つだと思ってますし、挑戦する価値があると思ってる。相手がチャンピオンがTAJIRIということで、こんなチャンスはめったに訪れないと思うんで、こうやって戦えることを凄く感謝してますね」

――過去2回の戦績は覚えている?

▼ウルティモ「覚えてないです。たぶんWWEでやった時は僕が負けてますね。メキシコでやったのは思い出せないですね」

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