プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/4【リアルジャパン】9・14後楽園でレジェンド王座戦「船木vsS・タイガー」、元横綱・大鵬の孫・納谷幸男デビューが決定

 リアルジャパンは4日、東京・本郷三丁目の興義館で会見し、9・14後楽園大会の開催を発表。メインイベントのレジェンド選手権試合「船木誠勝vsスーパー・タイガー」、第48代横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の長男である納谷幸男(なやゆきお)のデビュー戦も決まった。発表カード、会見の模様は以下の通り。(※写真、情報提供:リアルジャパンプロレス)

☆9/14(木)東京・後楽園ホール『リアルジャパンプロレス佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017「LEGEND OF THE GOLD VIII」』17:30開場、18:30開始

▼納谷幸男デビュー戦

▼メインイベント レジェンド選手権試合
[挑戦者]
スーパー・タイガー
(1/60)
船木誠勝
[第12代王者]

☆納谷幸男(なや ゆきお)
▼生年月日
1994年8月17日
▼血液型
B型、
▼出身地
東京都
▼身長/体重
197?/130kg、
▼出身校
埼玉栄高校
▼格闘技歴
相撲、総合格闘技
※第48代横綱・大鵬(幸喜)孫、元関脇・貴闘力(忠茂)長男


【会見の模様】
▼初代タイガーマスク「本日は次回の大切なタイトルマッチと、ひとりの男のデビューの記者会見をおこなわせていただきます。よろしくお願いいたします。まず、タイトルマッチでございますが、前回、船木選手から指名をいただきましたスーパー・タイガー選手ということで、こちらもいろいろ考えましたけども、いま一番乗りに乗っているスーパー・タイガーが挑戦させてくれるのなら一番ありがたい。すごい蹴り合いの試合になると思いますし、すごい関節技の試合になると思いますし、すごいストロングスタイルのプロレスを見せていただけると思います。それを受けて、ストロングスタイルのスーパー・タイガーが指名されましたので、次回のタイトルマッチは船木選手とスーパー・タイガー選手の試合を決定させていただきます。よろしくお願いします」

▼S・タイガー「2年前、いまと逆の立場で船木選手からベルトを取られ、この2年間、プロレスラーとして大きく成長できたような経験を積んできました。とくに今年、大谷選手、そして前回のロッキー川村との闘いでボク自身のまた成長を加速させ、そんななかで船木選手からの指名ということで、ボク自身、研いできた刀を抜けるように準備をしてきました。ただ、突然言われたので、そのときは正直ビックリしました。今回、初代タイガーマスクから認可をいただき、決まった以上は徹底的にストロングスタイルをぶつけて、このベルトを必ず取り返したいと思います」

▼初代タイガー「2年前のスーパー・タイガーと、プロレスをとことん知ったいまのスーパー・タイガーとでは月とスッポンの実力の差があります。どれだけ成長していま互角の戦いができるかどうか、あの船木選手と互角の闘いができるということは一流選手の仲間に入ったと思ってけっこうだと思うんですよね。彼の闘いぶりもぜひ、ぜひ、見ていただきたいなと思います。これがプロレスであり、我々リアルジャパンプロレスの将来を担っていく、あるいは日本のプロレスを担っていく形を取れるのはこの試合であることをみなさんにお伝えしておきたいと思っています。リング上は闘いである。このことを忘れないでほしいと思っています。ストロングスタイルを突っ切っていきます」

――船木選手は3度目のレジェンド王座戴冠となった。スーパーが次に取れば3度目となり同王座最多戴冠記録に並ぶ。そのあたりは意識している?

▼S・タイガー「正直、何度取るとか取らないというよりもいまの船木選手にいまのボク自身をしっかりぶつけて、まだこれから先、闘いたい選手もいっぱいいますし、防衛記録はあとからついてくるものであって、まず目の前の敵をしっかり見定めて、それに全力をぶつける。それだけです」

――実際に闘った船木の印象は?

▼S・タイガー「ストロングスタイルの先輩でもあり、打投極、しっかりしたものを持ってますし、その上でプロレスの、レスリングに変換させたものを持っている。一番形として理想的な選手であるという印象ですね」

――2年前の対戦時と現在を比べて、自分自身はどう違う?

▼S・タイガー「根本的なものがまず違いますね。ボク自身が船木戦で敗れて、次のリアルジャパンで全日本の諏訪魔選手を体感して、その後(昨年)全日本プロレスさんのシリーズ、みちのくさんのふく面ワールドリーグ戦にも出場させていただき、今年はZERO1さんで火祭りシリーズへの参戦と、ボク自身、この2年間でもの凄くプロレスラーとして変わった、成長出来たというのがありますし、先ほど言いましたこの1,2戦のリアルジャパン、大谷戦、ロッキー戦、ここでいまホップステップの状態で、次にいかにブレイクするか、爆発できるか。そういった意味で最高の対戦相手だと思います」

――初代タイガーから「すごい蹴り合いになるだろう」とのことだが、それを聞いて。

▼S・タイガー「いま持ってる自分の全てをぶつけたいです」

――船木も前回の対戦時とは変わっていると思うが、気をつけたいところは?

▼S・タイガー「船木選手もだいぶ円熟味がかかってきたかなという。そこの懐の深さという部分では、ボクはまだ真っ直ぐでしかぶつかっていけてない部分もあるので、懐の深さを考えて作戦を練ってみせます」

▼初代タイガー「(納谷)幸男がこのたびデビューしますので、みなさん注目していただきたいなと。ウチの厳しいトレーニングによく耐えてこられたなと。あっぱれであるということ。さすがに素質を持っている、これから伸びしろがもっともっとある選手であると思います。ぜひ、このホップ・ステップ・ジャンプをスーパー・タイガーの如く、両者で踏み込んでリアルジャパンを盛り上げていってもらいたいと思います。幸男は自信があるからデビューするということですから、かなりの期待値を持って、あるいはスーパー・タイガーにも素晴らしいものを見いだしています。この私が認めるくらいですから、相当素晴らしいものを提供していきたいと思います。期待の新人である、(家族の)名前の大きさを、おじいちゃんの名前の大きさ、お父さんの名前の大きさがありますが、それらを意識しないで負けないように、自分の道を突き進んでいってもらいたいと思います。そして、ストロングスタイルが何か、ということもよく理解していますので、それを突き進んでいってもらいたいなと思います。力道山先生、アントニオ猪木会長、それから藤波さん、長州さんから伝わってきたストロングスタイルがありますから、それらを幸男は汲んでいってもらってますので、そういうスタイルの人間になっていくと思います。時代の流れを断ち切らない、本物のプロレスというものがあるとするならば、日本のプロレスがあるとするならば、それを名声をもって闘える人間にしていきたい。幸男もスーパーもそういう考えでリアルジャパンを進んでますので、よろしくお願いします」

▼納谷「このたび9月14日、デビューさせていただくことになりました納谷幸男です。よろしくお願いします。父、祖父があれだけ偉大な人物で、その名前ばかり先行してしまわないように、本当に自分の実力で認めていただけるような、そんな選手になっていきたいと思います。よろしくお願いします」

――祖父、父から受け継いだ素質もあると思うが、佐山総監がもっともすごいと思っている素質は?

▼初代タイガー「まずですね、まず右の蹴りを見てビックリしました。蹴りもいっぱい種類があるんですね。スーパー・タイガーのようにスピードと迫力、威力を武器にしている選手の蹴り。幸男の蹴りは、重たい蹴りなんですね。腰が入った重たい蹴りです。この身体でその蹴りができるんだというのにビックリしました。そしてレスリングの力があるということ。やわらかさと言うんですかね、筋肉の。堅い力、たとえば300?を挙げる選手の力が関節技にあるとするならば、その力ではないです、幸男の力は。柔らかい力。カラダも柔らかい柔軟性のある力。これがおじいちゃんを引き継いでいるんだなあということはつくづく思います。ボクも大鵬が好きだったので、わかってますけども。強い足腰とやわらかい上体を持ってる選手であるなとつくづく思います。特別な新しい技も伝授していきますので、それらを担った体型に応じた技がこれから生まれてくると思います。これも楽しみにしてます。(技の)名前は、ファイブ・ストーリーズ・ホールドとアルバトロス。内容はまだ秘密です。この2つの必殺技を身に着けて展開させていこうかなと思っています。カラダにピッタリ合った技です。まだ秘密ですけども。今度、合宿やりますので、そこで公開していきたいと思います。そのくらいやる素質があります。大きくて、カラダがやわらかい。動きがやわらかいということですね。そういうものを持ってるということですね。ここ(道場)で一流選手が、総合格闘技の一流選手が来て練習を繰り広げています。そこで揉まれて揉まれて、ちょっと気が狂いながらも練習やってますので、そういう世界の中で身につけたものが出てくると思います。必ずその技を身につけさせてみせます」

――プロレスラーを志したきっかけ。理想とするレスラーは?

▼納谷「プロレスラーになりたいなと思ったのは、リアルジャパンに入ってからですね。初めて入ったときに、リアルジャパンのセコンドで初めて仕事したときに、初めて生でプロレスというものを見て、いままでプロレスに対して思ってたこと、本当に覆されるような、これがプロレスなんだ、本当に凄いなと、本当に心の底から思いました。そのときに本当にすごいなと思ったのがここの先輩である、ここの師匠であるスーパー・タイガー選手です」

――デビューにあたり、お父さんからなにか言葉はあったか。

▼納谷「まだ、話していないですね」

――非常に厳しいトレーニングを積んだとのことだが、ここまでなにを思っていたか。

▼納谷「入門して4年近く経ちます。入門して2年くらいのところで大きい病気をしてしまいまして、本当に大変な思いをして、悔しい思いをしてやってきたんですけど、だけど本当にここまでやってこれたのは格闘技、プロレスが大好きで、やっていきたい思いが強かったからここまでやってこれたなと思いますね」

――なにが一番辛かった?

▼納谷「練習です。きつかったです」

――初代タイガーから「右の蹴りを見てビックリした」などのコメントがあったが、そのあたりは自覚していた?
▼納谷「先生にそう言っていただけて、自分の中でそれを磨いていこうと、練習しました」

――実際にいいところを言ってもらえた?

▼納谷「伸ばしていこうと。ハイ」

――スーパーは師匠とのことだが、スーパーから見た納谷とは?

▼S・タイガー「もともと持ってるもの、立派な体格で、実際、この大きいカラダ、体重もあるとやっぱりヒザだったり、いろいろ悪いところや動きづらいところもあると思うんですけど、実際このカラダで細かく動けますし、初代タイガーマスク佐山総監も言われましたけど、蹴りがダイナミックな蹴りですね。ボクらがやってるものとは違う、彼独特の凄いものを持ってるので、それがまた試合でどう炸裂するのか、ボク自身も楽しみですし、ミットを持ってるこっちが脳震盪を起こすくらいの衝撃が正直ありますんで、すごいですね」

――デビュー戦の相手は?

▼初代タイガー「何人か想定してます。もうすぐ発表すると思いますので、お待ちください。自分の育て方というのは、ストロングスタイルに育てていきたいんですけど、やはり持ってるものの可能性もあるのでそれもあると。どっちでいくかというのもあると思いますね。でも最終的には、必ずストロングスタイルで育てます」

――まずは9・14でのデビューだが、今後、どのように育てていきたい?

▼初代タイガー「できれば、須麻比(すまひ)の方もやらせてみたいですし、できればスーパー・タイガーをはじめ、いろんな総合格闘技の選手が揃ってますので、一緒に練習してますので、そういう方向の試合もやらせてみたいというのもありますね」

――入門した頃にマスコミの前でスーパー・タイガーとキックのデモンストレーションをやったが、スーパーはそのときも驚いていた。キックはずっとしていた?
納谷「ずっと練習はしてました」

――その後も、さらに磨こうという感じでやっていた?
▼納谷「そうですね」

――キックが得意で持ち技にしたい?

▼納谷「その気持ちもあります」

――お父さんは一足先にリアルジャパンでプロレスをしたが、お父さんの姿を見て自分もやろうとか思った?

▼納谷「そうですね。父が頑張ってる姿を見て、カッコいいと思いました」

――納谷君が一番辛かったのは練習だったと言っていたが、スーパーは一緒に練習していて、そのときの様子をどう感じた?

▼S・タイガー「この体格で、ボクらと同じメニューをこなしていって、最初はついていくのがすごい負担があったと思うんですけど、それがいま、デビュー前にもうボクらと同じようなメニューを普通にこなせるんで。それでもまだまだこれから練習の部分ではきつい部分もある。デビューして終わりじゃないんで。まだ始まってもいないんで。まだこれからもっともっときつい、また違ったかたちの練習も、怪我との闘いもあるでしょうし。そういった部分では、いまの現時点ではいいものを持ってるんで、このまま伸びていってほしいなと思います」

――デビュー戦まで1カ月ほどあるが、それまでどのような練習をやっていきたいか。

▼納谷「期間が短いので、本当に毎日キッチリ練習を、今もしています。これからも本当にデビューまで必死に練習していかないといけないなと思います」

▼初代タイガー「やはりみんなの力が幸男を期待してるというか、練習して一体となって、いい試合をしてほしいという期待値が高いと思います。それは、ここ(道場)で練習しているみんなもそう思ってるだろうし、おじいさん、お父さんのファンの人も思ってるでしょうし、日本国中がそれを思ってると思います。すごいプレッシャーが本人にはくると思いますけども、それに負けないように、そして自信を持っていけるようにまで、短い期間、あとラストスパートであると思いますけども、頑張って耐えて練習してもらいたいなと思います。既にいいところまできてます、自信もあると思います。いい試合をやってくれると思います。いいイメージもできてると思います。ぜひ、日本のプロレスの担い手となって、それを、つないでいってほしいなと。そして、リアルジャパンのプライドもありますから、先輩に負けないように、みんなここで練習している先輩たちに負けないように、総合格闘技も頑張ってもらいたいですし、須麻比の方も頑張ってもらいたいですし、プロレスの方も頑張ってもらいたい。これに尽きると思います」

プロ格 情報局