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8/25【リアルジャパン】“大鵬三世"納谷が強気発言連発、9・14デビュー戦へ矢口と会見

 9・14後楽園大会でデビューする“大鵬三世"納谷幸男(なや・ゆきお)が23日、東京・興義館で会見。初陣の対戦相手となる雷神矢口から度重なる挑発を受けても動じず。「恐怖心? まったくないです」、「蹴りだったり、パワーでも勝てる自信はあります」などとデビュー前とは思えない強気発言を連発した。(※写真、情報提供:リアルジャパンプロレス)

【会見の模様】
▼矢口「佐山さんよ、タイガーさんよ、大仁田厚の電流爆破、早く答えを出してくれねえかなあ、もう時間がねえんだよ。オレは今日は、その答えを得るためにここに来た」

▼初代タイガー「本日の記者会見は幸男との対戦の会見ですので、その答えを出すことはないと思います。かねてより矢口選手の幸男選手への挑戦への声明ですけども、ずっと断っておりました。金沢で合宿をしてまして、妙成寺で合宿をしており、スーパー・タイガーとのトレーニングで最終的に自信をつけたということで、幸男から連絡があり、お受けします、デビュー戦の相手として十分やっていけますと、自信あるコメントをいただいたので、今日この場で記者会見をすることになりました。この報告について今日は進めていきたいと思います」

▼納谷「佐山先生が仰られたように、今回合宿をさせてもらって、矢口選手から対戦と言われてたなかで、自分としては、凄い自信がついて、自信を持った状態で今ならやれるという、自信を持って今回、先生に自分の方からやりたいと、お願いをしました」

▼矢口「まあ、巨人、大鵬、玉子焼きね。昭和の一時代を築いた素晴らしい偉大なる大横綱、大鵬親方をオレは尊敬してるよ。こうやって見た限りは、その遺伝子を120%受けてると思うよ。オレも期待してるし。でもね、強さは、強さだけは世襲制じゃないんだな、これはな。強さっていうのは、どんだけ本人が努力してるか、そして、努力だけじゃダメだよ。どんだけ修羅場をくぐってきたか。そうだろ? その面で25年のこのキャリア。この俺様、そしてこないだもね、アメリカで初の電流爆破やってきて、オレがフォールを奪ったよ。この修羅場をくぐり抜けてきた、このオレと彼だったらね、まあ、雲泥の差だよね。オレと対戦するのは100万光年早いんだよ。だけどまあさ、おもしろいじゃん、大鵬の孫。そして、この試合に勝ってね、初代タイガーマスク、大仁田厚、最後の電流爆破をなんとかね、オレは勝ち取らなきゃいけないわけだから。まあ結果は、当日楽しみにしといてくださいよ」

▼初代タイガー「なんだか、記者会見場に(有刺鉄線)バットを持ってくるのはなにかと思いますけども」

▼矢口「だってこれはオレのアレだから。まあ、武器じゃないからね、これはね。オレの象徴だからさ。初代タイガーマスクさんがマスクを被ってるのと一緒だよ」

▼初代タイガー「幸男に勝った時点で自分が大仁田とやる挑戦権を得るというふうなことをおっしゃってましたが、そういうのをお受けしたことはまったくない。幸男が勝てるかどうかは本当に無謀な闘いのような気もしますが、幸男の男気で対戦を決めたわけです。この気持ちだけを受け取っていきたい。その裏にある挑戦権をどうのこうのというのは、自分はした覚えはない、ということです」

▼矢口「まあそれからね、彼が自信があるとか言ってるけど、ねえ、オマエまださ、プロレスラーじゃないんだから。試合してからプロレスラーなんだからよ。オマエまだプロレスラーの卵だろ。卵だったら卵らしく、オレがキッチリ料理してやるから。うまい玉子焼きをオレがつくってやるよ。どうだ、平井君(司会のリアルジャパン代表)。うまいだろ? 巨人、大鵬、玉子焼きだよ。それからこのバット、タイガーマスクなんだかんだ言ってるけど、オレはオレで特訓積んでるんだよ。アンタら金沢で特訓積んでたかもしれないけど、オレはこのバットをアイツのドテッパラにジャストミートできるように、あのミスタージャイアンツのバッティングコーチを受けてきたよ。おい、オマエ、知ってるか? ミスタージャイアンツ知ってるのか? プリティ長嶋っていうんだけどよ。これで、巨人、大鵬、玉子焼き。今回のテーマ、オレのなかでは昭和だ、昭和。昭和の闘いを見せてやるよ。いまみたいなスマートなプロレスじゃねえぞ。昭和のドロドロしたゴツゴツした闘いだ。ま、そういうこと」

――どのような特訓をして自信をつけた?

▼納谷「すべてにおいて強化できたなという」

――矢口の試合を見たことは?

▼納谷「見たことは、ありますね」

――バットを持っているようにストロングスタイルとは真逆のスタイルだが?

▼矢口「真逆!? なにが真逆なんだよ? ストロングスタイルってなんだよ? 強いか弱いかだろ。リングで勝つことがストロングスタイルなんだよ。オレ流のストロングスタイル。ストロングスタイルだろうがアメリカンだろうが、邪道スタイルだろうが、オレは関係ない。オレはオレ流の闘いをやる。そんなのはアンタらが勝手に言ってるだけだよ。リングに上がったら、そんなもん関係ねえんだよ、新人だろうがなんだろうが。リングに上がった時点でプロレスラー。ってことは全力で叩き潰す。それだけだ」

――矢口のスタイルに対抗できる自信を掴んだ?

▼納谷「そうですね」

――矢口の試合には凶器使用OKの試合が多いが、今回は?

▼初代タイガー「凶器OKなんていうのはたぶんプライドが許さないでしょう、矢口選手の。ただし、幸男の一発の蹴りの重さを見て衝撃が走ると思います。喧嘩になろうとなんになろうと、教えたことを、この4年間の中で培ったものをリングの中で出してくれると思います」

――通常ルール?

▼初代タイガー「通常ルールで臨みます。矢口選手が挑戦に来たときは、とんでもないと思ってましたけど、またプライドとしてバットも使わないでしょうし、記者会見場にバットを持ってくるとはどういうことかとも。いま自分たちは危惧してます」

▼矢口「オレにとってはこれは凶器じゃないんだよね。ホントに凶器といったら電流爆破だよ。それ以上の凶器はない。こんなもんは凶器じゃないから。言っとくけどオレはね、格闘スタイルもできるし、それから長州力、天龍源一郎、谷津嘉章。コイツらとの闘いも血反吐を吐きながらやってきたから。そして大仁田厚との電流爆破だ。どんなスタイルだろうとオレは恐くないんだよ。まあ一番、闘いにくい相手をオマエは選んだってことだよ。それからオマエのオヤジに対してもオレは、ずっと心のなか思ってるよ。オマエのオヤジに対する恨みは、オマエ自身にぶつけたいと思ってるからな。覚悟しとけや」

▼初代タイガー「ただひとつ条件がありまして、レフェリーをこちらで決めさせてもらいます。やはり安全対策をどうしても取らないといけないと思いますので、この状態は。しっかりした、そういうもの(凶器)を使わせないことをしっかりできるレフェリーをこちらで認定して、やらせてみたいと思います」

▼矢口「いいよ、レフェリーは、アンタらのリングだから。だけど、セコンドはこっちは連れていくからな。セコンドに誰を連れていくかは、まあお楽しみだよ。セコンドはいいだろ、なあ」

▼初代タイガー「レフェリーはのんだということで」

▼矢口「いいよ」

――矢口はセコンドを連れてくるとのことだが納谷のセコンドは?

▼初代タイガー「自分たちの仲間が全部入ると思います。ここ(興義館)で各界のチャンピオンたちが練習してますので、その子たちが入ってくれると思います。セコンドには負けないように。セコンド勝負というものも考えられますので」

▼矢口「久々にセコンドも含めてのね、バチバチの睨み合いが、緊迫した闘いが見られると思うよ」

――納谷は自信があるとのことだが、矢口からは「血の海に沈めてやる」とのコメントがあった。恐怖の気持ちはない?

▼納谷「まったくないです」

――流血戦もウエルカム?

▼納谷「そういうわけではないですけど」

▼初代タイガー「流血戦とか、ヒドイ状態になったら止めます。今回はちょっと趣旨が違うので、いくら幸男が大丈夫ですと言ってもこちらとしては、やはり止めます」

▼矢口「いいよタイガーさん、止めてくれよ。止めたらレフェリーストップでオレの勝ちだからね。そうだろ?」

▼初代タイガー「それは場合によって」

▼矢口「ルール上」

――矢口と対峙、コメントを聞いてあらためてどんな印象?

▼納谷「なにもないですね」

▼矢口「なにもないのかよ、対戦者に向かってよ。そんな失礼なことあるか、オマエ。ワクワクしますとかよ、ドキドキしますとかよ、なあ。どうなんだよ、デビュー戦でよ。こんな素晴らしいことないだろ、オマエ。雷神矢口と闘うんだから。そう思わない? ねえ。そこらへんのグリーンボーイと闘うわけじゃないんだからさ。オレだったら楽しいね。オレのデビュー戦だったら初代タイガーマスクだったらすげえうれしいよ」

――なにもないとは、それだけいまの自分に余裕がある?

▼納谷「そうですね」

――貴闘力に恨みがあるとのことだが、貴闘力(プロレス)デビュー戦のこと?

▼矢口「デビュー戦も次の試合もそうだよ。あの野郎、やりたいだけやってよ、パッと逃げちまって、そうだろ。せっかくデビューしたんだったらさあ、最後までやれって。焼き肉屋忙しいのか? おかげでオレが焼き肉食いに行けなくなったじゃないかよ。なあ。試合絡まないから。あんなうまい焼き肉を。宣伝してやってんだぞ。ありがとうございますだろ、オマエ。オヤジの焼き肉屋の宣伝してんだから。まあ、リング上での恨みはリング上で返す。オヤジの恨みは息子に返す。これは鉄則だから」

――貴闘力デビュー戦時は納谷は練習生。大仁田を納谷が抑えている間に、貴闘力が矢口を破った。

▼矢口「そうなんだよ。コイツ(納谷)が手を出したおかげでオレが負けたんだよ。だから腹立ってるんだよ」

――納谷の父(貴闘力)に対する恨みだけではない?

▼矢口「当たり前だよ。だからオレがやりたいって言ってるんだ、コイツと。コイツはね、プロレスデビューするって聞いたからさ、真っ先にオレにやらせろって言ったんだよ。そういうこと」

――そのときのことをおぼえてる?

▼納谷「おぼえてないですね、あまり。詳しく、どういう状況だったか」

――セコンドとして見ていて試合の印象もない?

▼納谷「印象?」

――ない?

▼納谷「そうですね」

▼矢口「まああんときはまだヒョロヒョロのね、ガキだったと思うから。いま、(体重)何キロあるんだ? 何キロあるんだよ? 言えよ、自分の口でよ」

▼納谷「130キロくらい」

▼矢口「オレとおなじだよ。ぶつかり合いの言い闘いができるんじゃないの。まあ、義を重んじる、この初代タイガーマスクの心意気をね、オレが汲んで、オレもオレなりに義を重んじて、この闘いを闘う。ということはつまり、オレはオレ流の闘いで全力でオマエを叩き潰す。これがこのリアルジャパン、初代タイガーマスクに対する、オレなりのまあ、心遣いだな。だからオマエを全力で叩き潰すから。まあ楽しみにしてろよ。オレには秘策はたくさんあるからな。これ(有刺鉄線バット)だけじゃねえぞ。関節技もあるから。まあ、一筋縄ではいかないデビュー戦を、そうだなあ、オマエの心と体、ここに思いっきり傷をつけてやる。オマエがこのまま潰れるか、あるいはプロレス界を背負って立つ第一人者になるか、それはオマエ次第だ。オレはオマエを全力で叩き潰す。それだけだ。その悔しさをバネに、オマエが大きくなるかどうか、そういうこっちゃ」

――納谷は佐山も認め、育てた逸材であることに間違いないと思うが、矢口もそこらへんのグリーンボーイと闘うのとは違うとコメントした。勝算、勝つ自信は?

▼矢口「まあさっき言ったように、キャリア25年とグリーンボーイの闘いだ。いくら素材がいいものを持ってても、修羅場、これが勝敗を左右する。いくら初代タイガーマスクの弟子だといっても初代タイガーマスクを超す存在ではないはずだよな。そして大鵬親方を超す、その実力もまだないわけだよ。簡単だろ。オレがいたぶって、いたぶって、悔しさを思いきりリング上でコイツの心に刻み込んでやる。これがオレの愛情だよ。まあ、オレは余裕だから。コイツが軽く考えてるんだったら大間違いだと見せてやるから。たぶんいまアレだよ、内心ドキドキしてるよ。いやあやべえなあって。やべえ相手選んじゃったなって。そうだろ? どうなんだよ? 言っとくけど、オレはスマートな闘いはしないからな。オマエをぶちのめす体格をオレは持ってるんだ。こんなレスラー、ほかにいないだろ。どうなんだよ? オマエも言えよ、ほら。対戦相手に、オレはここに来てやってるんだろ、言えよ!」

▼納谷「もちろん勝つ自信がなければ(佐山)先生の方に自分の口からお願いにいくことはないと思います。もちろん勝つ自信はあります」

▼矢口「ふざけんじゃねえよ、オマエ! オイ!オイ! 立てよオラ! オマエ、なに自信があるだよ」

※矢口が立ち上がり納谷につかみかかる。胸ぐらを掴みバットを突きつけると、初代タイガーが割って入る。

▼初代タイガー「バット使うんじゃない。バット使うんじゃないよ」

▼矢口「オマエその口、おぼえとけよ、オラ! でけえ図体しやがってよ!」

▼初代タイガー「バット使うなよ」

▼矢口「大鵬の名前を使うな! 100万光年早いんだ、コラ! わかったか! どけ、コラ!」

※矢口が退場

――合宿はいつからいつまで?

▼納谷「(8月)18日からで、月曜日(21日)に帰ってきました」

――どういうトレーニングを?

▼納谷「基本的には体力強化を。10キロくらいのコースを走ったり。砂浜です」

――かなり下半身に負担がかかるような感じ?

▼納谷「ハイ」

――合宿で技の習得は?

▼納谷「それも当日、見ていただければ」

――練習はしていた?

▼納谷「ハイ」

――矢口は全力で潰すと言っていたが、どういう気持ちでリングに上がるつもり?

▼納谷「自分はいつも通り、平常心ですね。感情的になるとかそういうのはないので」

――胸ぐらを掴まれバットを突きつけられたが、至近距離で矢口をどう感じた?

▼納谷「圧力はありました。自分もそれに負けてはいないと思うんで」

――矢口は恨みがあるとのことだが。

▼納谷「ボクには恨みはないです。恨みをもってきても、こちらとしてなにか変わるとかはないです」

――矢口の試合は映像で見た?

▼納谷「何度か(会場で)見たことはありますね」

――凶器を使うスタイルでも自信がある?

▼納谷「そういう試合になるかどうかっていうのはわからないですけど、普通に、自信はあります」

――自分のどの技が有効かというイメージがある?

▼納谷「蹴りだったり、パワーでも勝てる自信はあります」

――精神的に揺さぶらされ、勝負が始まってる感じはする?

▼納谷「緊張してないんで、しっかり練習して試合の日までにしっかりと身体もつくって、当日を迎えるだけだと思います」

――貴闘力のデビュー戦でセコンドについたとき後々、矢口とやるとは思わなかった?

▼納谷「そうですね」

――因縁を感じたりする?

▼納谷「こっちからはないですね」

――デビュー前に祖父(大鵬)の墓参りや報告はする?

▼納谷「できれば、機会があれば」

――試合前に?

▼納谷「そう、ですね」

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