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8/28【全日本】丸山が大森を3回使用可能のワイルドカードルール 9・3千葉の「秋山vs丸山」がGAORA王座戦に

 全日本は28日、9・3千葉大会の「秋山準vs丸山敦」をGAORA TVチャンピオンシップとして行うと発表。丸山の提案によるワイルドカードルールが採用されることになった。

 8・27両国大会で秋山の試合後、丸山がGAORAベルト挑戦を執ようにアピール。最終的に秋山が受諾し、9・3千葉大会の一騎打ちがタイトルマッチに変更された。秋山は8・11博多大会で大森を退けて以来4度目の防衛戦となる。

 この日、両者が揃って会見。普段共闘する関係にある秋山のベルトに挑戦する理由を丸山は「私がこのベルトを巻きたいんじゃないですよ。ベルトが私に巻かれたがってるんですよ」と説明した。一方、秋山は両国で受諾したものの、「僕らの次の試合の世界ジュニアを見たくて『わかった、わかった』と言ったけど、どうなのかなっていう。違うんじゃないかな」と難色を示した。

 そこで丸山は「一回言ったことを社長が覆すわけがない」と断言しつつ、自ら考案したルールを提案した。その名もワイルドカードルールだ。当日、丸山が3枚のワイルドカードを所持し、1枚使うと20秒間、大森の力を借りることができるというものだ。秋山相手に勝ち目なしと判断した丸山が考案した案で、「今やったら100対0でしょ。大森さんが加わることによって100対0が100対100になるでしょ。これどっちが勝つかわかりますか? わからないでしょ」とアピール。自ら挑戦を要求しておきながら、「これどうですか? ワイルドカードルール。これじゃないと僕、絶対やらないですよ」と迫った。

 当初は秋山も「じゃあ、やめよう」と拒もうとしていたが、しつこい丸山に根負けして「じゃあ、それ全部飲み込んでやってやるよ」と受けて立った。逆に丸山に対して「これだけ俺が言うこと聞いて、お前が負けたらどうする?」と揺さぶりもかけつつ、「ワイルドカード使ってもボコボコにしてやるから」と非情に通告していた。


☆9/3(日)千葉・Blue Field『千葉 EXTRA DREAM 17』17:00開始

▼GAORA TVチャンピオンシップ
[挑戦者]
丸山敦
vs
秋山準
[第15代王者]
※秋山4度目の防衛戦


【会見の模様】
▼丸山「!BANG!TV王座に挑戦しながらもやはり何というか肌が合わないというふうな感じがしまして。やはり私にはこのGAORAのベルトじゃないかと。私がこのベルトを巻きたいんじゃないですよ。ベルトが私に巻かれたがってるんですよ。それを強く感じまして、直訴したところ快諾していただきましたんで」

▼秋山「ちょっとこの人、病気ですね。戻り暑さで頭がやられてるんだと思います。!BANG!TVに負けた人間がGAORAに挑戦するっていうのはおかしい。僕も昨日は僕らの次の試合の世界ジュニアを見たくて『わかった、わかった』と言ったけど、どうなのかなっていう。違うんじゃないかなと」

▼丸山「いろんな意見がございますけど、日本人の悪い風潮として、自分はこれに失敗したから周りの目を気にして行かないみたいな。世の中の風潮に私はメスを入れたい」

▼秋山「そうじゃないんだよ」

▼丸山「そうじゃないですね。でも一回わかった、わかったって言ったでしょ。一回言ったことを社長が覆すわけがない。これ、だって覆したらえらいことですよ。僕は快諾と受け取りましたから。記者会見してやっぱりそんな気ないって言うこともないでしょ。やってしまってるんですから、もう。走り出してるんですよ、我々は」

▼秋山「我々はって(苦笑)」

▼丸山「我々のタイトルマッチは…」

▼秋山「わかった、わかった。じゃあタイトルマッチはガッチリやって、リング上でボコボコにして、二度と挑戦できないようにしてやろうかなと思います」

▼丸山「そう言われると思ってました。確かに皆さん、このタイトルマッチね、秋山さんと私が戦って私が勝つと思う人いますか? 100対0ですよ」

▼秋山「いるって。どっかにいる。君のファンはそう思ってる。そのファンのために頑張らないといけない」

▼丸山「そのファンはどっかおかしいですね。夏の暑さで。つまり私なりに、皆さんがどっちが勝つかわからないと思うようなルール作りましたんで。その方が見たいでしょ。このベルトと秋山さん今、倦怠期に突入してます」

▼秋山「してないって。それ、お宅でしょ」

▼丸山「ちょっと何ですか。やめてください、返す言葉に困りそうな方向に持っていくのは。つまり何を言いたいかというと、どっちが勝つかわからないルール作りましたので、ここで発表させていただきます。ワイルドカードルールといいまして。3枚のワイルドカードを私作ってきました。これを1試合3回、私は使えます。このワイルドカードを使うとどうなるか。約20秒間、大森隆男さんが使えます」

▼秋山「何でや? おかしいだろ」

▼丸山「大森さんは秋山さんと25分フルタイム判定になったんですよ。つまり秋山さんと五分の実力を持つワイルドカード。今やったら100対0でしょ。大森さんが加わることによって100対0が100対100になるでしょ。これどっちが勝つかわかりますか? わからないでしょ。ほら、誰も何も言えない」

▼秋山「何にも言いたくないんだよ」

▼丸山「いや違う。これはね私が勝つ確率、これ五分に上がったでしょ。ワイルドカード3回あります。でもこれ使い方が問題なんですよ。3回立て続けに使っても、最初の3分ぐらい五分で、あとはボコボコにされるだけでしょ。この使いどころが私の知力のあれですから。わかんないですけど。これどうですか? ワイルドカードルール。これじゃないと僕、絶対やらないですよ。勝ち目ないんで」

▼秋山「じゃあ、やめよう」

▼丸山「いやいや。僕ら走り出してるんですから。ワイルドカードルール、受けてくれるでしょ」

▼秋山「大森がどう言うかだね」


▼丸山「僕が煙に巻きますから、大森さんは」


▼秋山「巻かれそうだな(笑)」

▼丸山「大丈夫です。大森さんも許可してくれてます」

▼秋山「してくれてるの?」

▼丸山「これで決まったらだって仕方ないでしょ。どうですかワイルドカードルール。ねぇ。記事になるでしょ、皆さん。絶対何もいわないと思いますけど。どうですか、これ。やりましょう」

▼秋山「苦笑いしてるよ」

▼丸山「いや、白黒つけましょう、秋山さん、我々そろそろ」

▼秋山「わかった、わかった。じゃあ、それ全部飲み込んでやってやるよ」

▼丸山「おぉ、この器量! 書いといてください、皆さん。この器量って。ありがとうございます」

▼秋山「俺にもし負けたらどうするんだ? これだけ俺が言うこと聞いて、お前が負けたらどうする?」

▼丸山「負けたことなんて考えて…」

▼秋山「何かやれよ。二度と全日本プロレスに上がらないとか」

▼丸山「ちょっと待ってください。そういうことじゃないじゃないですか。ねぇ。だって何なんですか? ダメですか私? 何かしなきゃ負けたら。そういうことじゃないでしょ。お客さんの意見を聞いて、二度と全日本に上がってくれるなという声もあれば、そういうこともアレになってきちゃうかもしれないけど、そんな声ないでしょ、まだ」

▼秋山「まだな」

▼丸山「よかったぁ」

▼秋山「ワイルドカード使ってもボコボコにしてやるから」

▼丸山「ワイルドさんをでしょ?」

▼秋山「違うよ。わかった。よし、じゃあやろう」

――ワイルドカードは手作り感満載だが?

▼丸山「これはダンボールを取り寄せて、赤い色のガムテープを外国から取り寄せて私が巻いた手作りですね。オーダーメイドで作りました。世の中に3枚しかないです。記念に販売してもいいですよ、大会が終わったら」

▼秋山「GAORAの赤にかけたんじゃないの?」

▼丸山「あぁ、なるほど。かけたんでしょうね、潜在的な中で。当日はBlueFieldのお客さんにわかりやすいように、私が試合前に説明します。自ら」

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