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8/28【全日本】「全日本をさらなる高みへ」 三冠新王者・宮原が所信表明 王道T初制覇も宣言

 8・27両国大会で2度目の三冠ヘビー級王座戴冠を果たした宮原健斗が一夜明けた28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「全日本プロレスはさらなる高みにいかなきゃいけない」と改めて所信表明した宮原はその第一歩として9月の王道トーナメント制覇を誓った。

 石川修司との激闘を制し、3ヶ月ぶり2度目の三冠ベルト奪取を成し遂げた宮原。再び全日本の頂点に立った最高男はその喜びと同時に「全日本プロレスはさらなる高みを目指してますから。目指してるというか行かなきゃいけない。その行かなきゃいけない先頭に立つと俺が。そういう気持ちで今はいっぱい」との使命感に燃えている。

 宮原が考える高みとは、全日本を今以上の活況へと導くこと。両国大会が終わっても王道トーナメント、10・21横浜文体、暮れの最強タッグと大舞台が続き、すでに2018年のビッグマッチも複数決まっている。「そこを超満員にする。それが俺の宿命」と誓った宮原は、「全日本プロレスのヘビー級って今、非常に層が厚いというか、誰がチャンピオンになってもおかしくないレベルの選手ばかり。そう思ってるんで、イチ選手としてはそういう選手たちを総合力で上回って俺がチャンピオンだと見せつける戦いを毎日したい」と絶対的な存在となって全日本をさらに高めていくつもりだ。

 その第一歩となるのが9月開催の『第5回王道トーナメント』だ。5年連続5度目の出場となる宮原だが、優勝経験はない。王者として出場する今年、「過去、1回戦敗退、優勝決定戦すら進んだことないですから、それをチャンピオンとして味わいたいっていう気持ちと、優勝してでかいこと言いたいなというのもある」と秋の栄冠獲りを誓うばかり。9・12後楽園大会での1回戦の相手はKAIで、「KAI選手が全日本プロレスに上がり出して、ファンの皆様の前でみせたことない顔をみせて、僕がそれを上回って勝ちますよ」と王者らしく相手を引き出した上での横綱勝利を見据えた。

 「宮原健斗が先頭に立っていれば、自ずと高みにいくことになりますよ。プロレス界で最も最高の男ですからね」。そう豪語してみせた宮原は“最高の全日本"を目指す。

【会見の模様】
▼宮原「昨日の両国国技館、ファンの皆様に背中を押してもらって無事に三冠ベルトを、第57代三冠ヘビー級チャンピオンになることができました。本当にファンの皆様には感謝しかないです。うれしさとともに次から始まる戦いにもう目が向いてるんで、とにかくチャンピオンとして王道トーナメント優勝したいと思います」

――2年連続で両国大会を三冠王者として締めたが、1年前と満足度は違った?

▼宮原「ぶっちゃけうれしさがあるとともに同じぐらい反省というか、そういうものもあるんで。それは9月からの全日本プロレスの興行でみせていくと。それしかないんで。うれしさと同じぐらい何かよくわかんないですけど悔しさもありましたし。それはこれからの宮原健斗に期待してください」

――2度目の三冠王者となり、前回以上のものを見る人は期待していると思うが?

▼宮原「みせちゃうでしょうね。宮原健斗は今一番過去最高ですからね。みせるんじゃなくて、みせちゃう。自然とみせちゃう。でも全日本プロレスは昨日も言いましたけど、さらなる高みを目指してますから。目指してるというか行かなきゃいけない。その行かなきゃいけない先頭に立つと俺が。そういう気持ちで今はいっぱいです」

――宮原選手が考えるさらなる高みとは具体的にどんなもの?

▼宮原「まぁ、昨日発表されたとおり下半期、そして2018年に向けていろんな会場でやりますけど、そこを超満員にする。それが俺の宿命だと思ってます」

――その第一歩になるのが王道トーナメントに王者として出場するが?

▼宮原「王道トーナメントも過去、1回戦敗退、優勝決定戦すら進んだことないですから、それをチャンピオンとして味わいたいっていう気持ちと、優勝してでかいこと言いたいなというのもありますし。そのためには9月12日の後楽園ホールで1回戦を突破して、次の相手、TAJIRI選手なのか、ヨシタツ選手なのか、そこはまだわからないけど、そこに進んで優勝いきたいですね。非常に濃いメンバーですからね。そこで自分が埋もれないようにしないと。埋もれることはないでしょうね。最高の男ですからね」

――1回戦のKAIとはチャンピオン・カーニバル公式戦で激闘を繰り広げているが?

▼宮原「相手のことを多く語らない僕ですけど、KAI選手は全日本プロレスに上がり出して、おそらくKAI選手にとっては大一番だと僕は思うんですね。宮原健斗相手ですから。だからKAI選手が全日本プロレスに上がり出して、ファンの皆様の前でみせたことない顔をみせて、僕がそれを上回って勝ちますよ。だから12日は宮原健斗vsKAI選手、非常に新鮮なシングルマッチになると思います」

――三冠ベルトを巡ってこれからどんな戦いを繰り広げていきたい?

▼宮原「全日本プロレスのヘビー級って今、非常に層が厚いというか、誰がチャンピオンになってもおかしくないレベルの選手ばかり。そう思ってるんで、イチ選手としてはそういう選手たちを総合力で上回って俺がチャンピオンだと見せつける戦いを毎日したいですね。次は王道トーナメントなんで、それに優勝してどういう流れになるのか、この三冠を巡ってどういう戦いになるのか、王道トーナメントが始まったら何かしら見えてくると思うんで、そこは僕自身、ワクワクしてますね」

――両国大会を踏まえて全日本が高みに行くために何が必要だと思った?

▼宮原「今、やり続けていることをまだまだやり続けなきゃいけないっていうのが一番の近道かなと思ってるんで。チャンピオンになったからといって何か大きなことを変えるってことではなく、チャンピオンになってからの1年3ヶ月、そしてベルトを落としてからの3ヶ月、そのやってきたことをまだまだやり続けなきゃいけない。そういう時期だと思ってるんで。まぁ、宮原健斗が先頭に立っていれば、自ずと高みにいくことになりますよ。プロレス界で最も最高の男ですからね」

――こんな改革をしてみたいとか?

▼宮原「存在自体が改革みたいなものですから僕は。僕が何か発言して動けば改革が行われている。そういうことです。とにかく全日本プロレスはさらなる高みにいきますよ。だからファンの皆さんはぜひ9月から全日本プロレスを楽しみに見ておいてもらえれば。目を離さないでください」

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