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9/9【全日本】9・19名古屋 GAORA王座戦「秋山vs稔」が正式決定、挑戦者要求でオンリー丸め込みマッチに

 全日本は9日、横浜ラジアントホール大会の試合前に会見し、9・19名古屋大会の追加カードを発表。GAORA TVチャンピオンシップ「秋山準vs田中稔」が正式に決まった。試合は挑戦者の要求を王者が承諾し、「オンリー丸め込みマッチ」として行われる可能性が浮上した。

 9・3千葉大会で秋山は丸山敦を退け、4度目の防衛に成功。試合後に稔の挑戦表明を受諾し、V5戦が決まった。世界ジュニア返り咲きを目指して古巣・全日本に参戦している稔だが、秋山がGAORA王座を戴冠し、独自路線を展開している姿をみて、赤いベルトに興味を持ったという。王者・秋山も「田中選手の挑戦したいということに関して僕自身、何も拒否するとかそういうことはないので、正々堂々と正面きってきてくれたんで、しっかり返したい」と歓迎した。

 GAORA王座は挑戦者が特別ルールを要求するのが恒例化しつつあるが、秋山から「何かルールの条件とかないですかね?」と問われた稔は自ら考案したルールを要求した。それはオンリー丸め込みマッチだ。「ちょっとでも自分に有利な得意分野、面白く見せれるもので提案できれば」と考案してきたもので、「僕は昔から丸め込みが好きでですね、自分で言うのも何ですけど丸め込みのバリエーションも多い」と自信を口にした。

 これを受けて秋山は「案外、僕それ弱いんです」と苦笑しながらも承諾した。確かにかつて小川良成の丸め込みに敗れ、GHCヘビー級王座を失った過去もあるが、秋山は「今回は丸め込みというのが頭に入っての試合なんで、不意を突かれるというのは少なくなる」と問題視せず。「もしかしたら今までやってきたことをやるかもしれないし、めちゃくちゃやってダメージを負わすだけ負わせて最後だけクルって丸め込むかもわからない」と今から描いた。


☆9/19(火)愛知・名古屋市枇杷島スポーツセンター・第1競技場『第5回 王道トーナメント』18:30開始

▼GAORA TVチャンピオンシップ
[挑戦者]
田中稔
(1/60)
秋山準
[第15代王者]
※秋山5度目の防衛戦

▼「第5回王道トーナメント」2回戦
「諏訪魔vs野村直矢」の勝者
(1/無)
「岩本煌史vs青柳優馬」の勝者

▼「第5回王道トーナメント」2回戦
「青木篤志vs鈴木鼓太郎」の勝者
(1/無)
「ジョー・ドーリングvs佐藤光留」の勝者

[特別参戦予定選手]
阿部史典
小仲=ペールワン
影山道雄
丸山敦
ウルティモ・ドラゴン


【会見の模様】
▼稔「僕は1月からまた全日本のリングで戦うようになりまして、もう一回世界ジュニアを巻きたいなと思って来たんですけど、3月に秋山さんGAORA TVのベルトを獲られてから、そっちが気になって気になってしょうがなくて。そこから2ヶ月、3ヶ月経つうちに世界ジュニアへの興味よりも逆転したところがあって。話がさかのぼると僕が新日本にいた2005年だったと記憶してるんですけど、秋山さんがノアで白のGHCを面白く展開していて、他のベルトと違った形で見せ方を変えて光を当てていくところにセンスもあるし、面白いなと思っていて。実際、会社に頼んで『秋山さんの白GHCに挑戦することって可能ですかね?』と聞いたことがあります。当時、週刊ゴングのインタビューで秋山さんの白GHCに興味がありますと言ったことがあって。全日本に戻ってきて、秋山さんがこのベルトを獲られて、あの時と同じように違う見せ方で光を当ててるのをみて興味がわいてしまってですね。この間、丸山君と防衛したのを見た瞬間、挑戦したいなという気持ちが爆発してマイクをしてしまったという形ですね」

▼秋山「丸山選手との防衛戦を終わって、田中選手が挑戦表明来たとき、なんで来たのかなと思ってたんですけど、今の話を聞いて、そういう経緯があったのかと。うれしく思います。それを別にしても田中選手の挑戦したいということに関して僕自身、何も拒否するとかそういうことはないので、正々堂々と正面きってきてくれたんで、しっかり返したいと思いますし。別に何かルールの条件とかないですかね?」

▼稔「秋山さんとせっかくシングルやれるので通常のルールで真っ向からやりたい気持ちも物凄く強いんですけど、やっぱり白GHCからこのベルトもみてて、他のベルトと違う見せ方で光を当てる。そういうふうに光ってきたこのベルトなんで、通常ルールでやりたい気持ちを抑えて、ちょっと要求させていただけるんであれば。要求が通ると丸山君から聞いてたんで。海外ではオンリーサブミッションマッチみたいな試合がありますが、僕は昔から丸め込みが好きでですね、自分で言うのも何ですけど丸め込みのバリエーションも多いんで、オンリー丸め込み、オンリーロールアップマッチですね。を要求したいなと。秋山さんが丸め込みに対応できないわけがないと思うんですけど、何か要求ができるのであれば、ちょっとでも自分に有利な得意分野、面白く見せれるもので提案できればと考えてきました。よろしくお願いします」

▼秋山「案外、僕それ弱いんです(苦笑)。昔から丸め込みというのは。丸山選手もめちゃくちゃなルールを言ってきて、僕もよしやろうと言ったんで、当日までに僕もいろいろ考えて。もしかしたら今までやってきたことをやるかもしれないし、めちゃくちゃやってダメージを負わすだけ負わせて最後だけクルって丸め込むかもわからないし。できれば田中選手が元気なうちに頭を使って丸め込みたいなと。こういうルールならいいんでしょうけど、いろいろ当日まで考えてしっかり準備したいと思います。今回は田中選手に挑戦してもらうということで、このベルトも喜んでると思います」

――丸め込みというとかつて小川選手に丸め込まれてGHCのベルトを失った試合が象徴的だが?

▼秋山「要所要所でそういうので負けてるんで(苦笑)」

――丸め込みへの苦手意識はある?

▼秋山「もともとそんななかったんですけど、いいところでやられてるんで、どっかに苦手意識というかね。ただ今回は丸め込みというのが頭に入っての試合なんで、不意を突かれるというのは少なくなるとは思うんで、そこは違うかなと思います」

――HEATクラッチを筆頭に丸め込みのバリエーション豊富だが?

▼稔「いろいろあるし、子供の頃から初代タイガーマスクが好きだったんですけど、丸め込みが好きだったマニアックな少年だったんで。選手になってからも丸め込みを得意にしてきて、好きでいっぱい使ってきた。あとこれ、声を大にして言っておきたいんですけど、ずっと秋山さんとシングルやってみたいと思っていたんですけど、記念に一回挑戦したいとかじゃないですから。僕は本気でこのベルトを秋山さんから獲りたいと思ってるし、千葉で言ったけど、その自信もある。だからこそ挑むんで。受けていただけて光栄ですけど、絶対にこのベルトを獲りたいです」

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