9/14【WRESTLE-1】9・18後楽園のW-1王座V5戦へ稲葉を酷評 「何一つ負けるつもりない」 W-1提供・芦野インタビュー
9・18後楽園大会で稲葉大樹とのWRESTLE-1王座5度目の防衛戦を控える芦野祥太郎。9・2横浜文体で黒潮“イケメン"二郎を退けた後、挑戦表明してきた稲葉を「彼がこのベルトが本当に欲しいのか? その気持ちが全然伝わってこない」、「俺がやらなきゃっていう気持ちが足りないんですよね、彼には。責任感が足りない」などと辛らつにこき下ろした芦野は「どっちが上か優劣をハッキリつけますよ。試合内容でもしっかりと見せつけます。プロレスの強さ、巧さ、そしてW-1に対する気持ち、俺は何一つ負けるつもりはない」と自信満々に豪語した。W-1提供の芦野インタビューは以下の通り。
【芦野インタビュー】
──W-1年間最大のビッグマッチだった9.2横浜文体が終わりましたけど、現在はどんな心境ですか?
▼芦野「まあ4試合連続防衛を達成しましたからね。イケメンとの試合が終わって、安堵じゃないですけど、そういう気持ちはありますね」
──ホッとしている感じですか?
▼芦野「いや、次の闘い、つまり防衛戦に向けての気持ちやモチベーションを持っていくのが少し大変だなっていうのはあるんですよ。やっぱり挑戦者のほうからテーマを持ってきてもらわないと」
──さっそく9・18後楽園大会で稲葉選手との防衛戦が決定しましたからね。
▼芦野「でも、彼がこのベルトが本当に欲しいのか? その気持ちが全然伝わってこないんですよね。彼は彼なりに自分の方法でやるなんて言ってますけど、お客さんやファンに伝わってないじゃないですか? 誰にも伝わってないですよ。唐突に組まれたタイトルマッチってみんなが思ってますよ。会見でも特に突っかかってくるわけでもないし、感情もないしね。だから、彼のW-1に対する気持ちっていうのは試合で確認するしかないですね。僕とやり方が違うとか、自分はこうやって盛り上げたいとか、そんなことはみんなが言っている言葉ですからね。だから、口だけで終わんなよっていう感じですね」
──稲葉選手のW-1に対する気持ちっていうのが感じられないっていうことですか?
▼芦野「特に何も感じないですね。『本当にこのベルトを持ってたのかよ』ぐらいですかね」
──チャンピオンだったとは思えないぐらいだと。
▼芦野「全然伝わってこないですね。NEW ERAやってくれ、リーダーやってくれ。言われてやっているだけにしか見えないんですよね。文体の児玉さんとの試合が起爆剤になって変わるかなと思って見ていたんですけど、結局は変わらないですね。やれと言われたことをただやるだけの人ですよ、稲葉大樹は」
──芦野選手は今年の文体のメインを締めたわけですけど、昨年の文体では稲葉選手も怪我人が続出という異常事態の中、急遽メインに出場して見事に務め上げたわけたじゃないですか? 試合後に号泣するようなプレッシャーの中での試合だったわけですけど、あの試合からはW-1に対する気持ちって伝わってきたと思うんですけどね。
▼芦野「まあ普通に試合している流れですよ。あの試合じゃ感情は動かなかったですね。まあ相手にKAIさんがいて、怪我をした征矢さんも会場に来ていて、俺も怪我をしていて見ていることしかできなかったから、もっと心が揺さぶられるかなと思ったんですけど、何もなかったですね。こいつがベルトを持っているならいつでも獲れちゃうなぐらいにしか思わなかったですね」
──でも、稲葉選手も全日本プロレス出身とはいえ、日本デビューはW-1ですから、団体に対する気持ちは強いと思うんですけどね。
▼芦野「稲葉はW-1デビューなんですか? そうなると生え抜き同士みたいな感じの対戦になるのか……」
──まあ、稲葉選手は生え抜きというよりは旗揚げメンバーなんでしょうけどね。選手としてキャリアを積んだのは間違いなくW-1ですからね。
▼芦野「まあそれはそれでどっちが上か優劣をハッキリつけますよ。試合内容でもしっかりと見せつけます。プロレスの強さ、巧さ、そしてW-1に対する気持ち、俺は何一つ負けるつもりはないんでね。後楽園ではそういう試合をさせます」
──「そういう試合をさせる」というのは、稲葉選手の気持ちや感情を引き出してやろうということですか?
▼芦野「まあ、感情がもっと見えてきたらいいなって思いますけどね。W-1を引っ張るとか薄っぺらい言葉じゃなく、気持ちを見せてほしい。W-1に気持ちのある人たちって自然に出ていると思うんですよ。それが社長であり副社長であり、みんな見えますよ。僕も文体でああいう形で見せたし、結局は行動なんですよね。気持ちがあれば行動にそれが出てくるんですけど、彼は行動が何も伴っていない。腹が立つんですよね。いつまで同じことをやってるんだって。彼の行動からはW-1を良くしようとしているのがまったく伝わってこない。ただ、これ以上言葉で言ってもしょうがないですからね。今回は前哨戦もないし、ぶっつけ本番のタイトルマッチで彼の気持ちを確認します。彼は粘り強さが売りだと思うんですけど、その粘り強い心をへし折ってタップアウトさせたいなと思いますね」
──ちなみに稲葉選手って、芦野選手が入門した頃はどんな先輩でした?
▼芦野「いい先輩っていう感じでしたね。いい人ですよ、いい人」
──8月の後楽園でもお人好しなんて言われてましたからね。
▼芦野「逆に言えば、『本当にレスラーなのかな、この人?』っていうぐらい腰が低くて低姿勢でいい人だなって感じました。ただ、デビューしてからはそのままの姿勢じゃダメだろうなって。まあ、僕は後輩なんで直接言う必要はないし、自分で気づかないとっていう感じかな」
──未だに気づかずにやっているっていう感じなんですかね? でも、W-1がさらに上にいくには稲葉選手に気づいてもらいたいということですか?
▼芦野「誰かいるからじゃなくて、俺がやらなきゃっていう気持ちが足りないんですよね、彼には。責任感が足りないんですよ。そのくせ口ではいろいろ言う。だから、これはタイトルマッチというよりは稲葉大樹チャレンジマッチだと思っていますね。稲葉大樹が俺に気持ちを見せる試合ですね。それがこの試合のテーマです。しっかりと気持ちを受け止めて、技も受け止めて、アンクルロックでタップアウトさせます。文体でも言いましたけど、僕はW-1でデビューできて、W-1でプロレスができるっていうことにとても感謝しているんですよ。W-1がなかったら、今頃そのへんで野垂れ死んでいたと思います。だから、自分のホームですね。心の拠り所。大事な場所。それが僕にとってのW-1なんです」
──その気持ちを稲葉選手に見せつけ、ファンにも改めて証明したということですね。
▼芦野「だから、テーマは稲葉大樹がどれぐらいW-1が好きなのかっていうことですよね。僕の気持ちを上回ってほしいっすね。会見では僕よりも愛情では上回るって言ってましたからね。それを試合で僕に見せてほしいです。他の誰でもなく僕にね。それができたらNEW ERAも変わるんじゃないですか? NEW ERAの一人一人にその気持ちが出ればあそこも良くなると思いますよ。その気持ちが出ないならもう自分たちで解散してください。僕が解体する必要もないですね。自分たちで解散しますってお客さんに伝えてください」