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10/23【WRESTLE-1】11・5後楽園でクルーザー王者・吉岡に挑戦 「蹴りでは負けたくない」 W-1提供・近野剣心インタビュー

 11・5後楽園大会でWRESTLE-1クルーザーディビジョン王者・吉岡世起に挑戦する近野剣心。かつて武藤・全日本の練習生だったこともある近野は現在、広島のダブプロレスに所属。10・11後楽園大会で武藤率いるW-1のリングに上がった。「正直、僕が思っていたチャンピオン像よりも上をいっているなっていう印象でしたね。僕も蹴りを使うんですけど、チャンピオンはそれだけじゃなく、飛んだりもするし、プラスアルファがありますからね。本当に凄いチャンピオン」と王者・吉岡に一目を置いているが、キックボクシングの経験もあるだけに「自分の生きる道は蹴り。蹴りは誰にも負けたくない」とキッパリ。クルーザー王座戦へ向けて「みんなが引くぐらい蹴りまくってやろうかなと思っています。大きなインパクトを残して、その上でベルトを獲って、広島に持ち帰ります」と宣言した。W-1提供の近野インタビューは以下の通り。

【近野インタビュー】
──近野選手は11月5日の後楽園ホール大会で吉岡選手の持つクルーザーのベルトに挑戦することになりました。まずお聞きしたいんですけど、10月11日の後楽園大会でW-1に参戦されてみて、このリングにどのような感想をお持ちになりましたか?

▼近野「僕は後楽園ホールのリングに上がったことが少ないんですけど、上がってみて気持ち良かったですね。あと吉岡選手の試合も観させてもらったんですけど、僕が思っていた以上に凄いチャンピオンだなっていう印象があったので、ますます興味を持ちましたね」

──思っていた以上だったということですけど、吉岡選手とは実際に試合もされていると思います。具体的な印象を教えていただけますか?

▼近野「蹴りを使って強くて、そして華やかですよね。9月に行なわれたJ-STAGEでの6人タッグで試合をしたんですけど、この前のタイトルマッチを観た印象ではその時以上に引き出しがあるなって思ったんですよ」

──引き出しが多い。

▼近野「はい。正直、僕が思っていたチャンピオン像よりも上をいっているなっていう印象でしたね。僕も蹴りを使うんですけど、チャンピオンはそれだけじゃなく、飛んだりもするし、プラスアルファがありますからね。本当に凄いチャンピオンだと思います。ただ、蹴りでは負けたくないっていう気持ちはありますね。だからこそ、同じように蹴りを使う吉岡選手を見ていて、ビビビッと来たんだと思うんですけど」

──蹴りに対するこだわりは強そうですね。

▼近野「元々、プロレスに行く前に修斗をやってたんですけど、一時期プロレスを離れたあとはキックボクシングをやっていたんですよ」

──キックボクシングをやられていたんですか! それはプロでということですか?

▼近野「はい、プロのリングでやらせてもらっていましたね。だから、自分の生きる道は蹴りだなっていうのがプロレスに戻ってからもあるんですよね。蹴りは誰にも負けたくないっていうのは常に思っています」

──なるほど。吉岡選手の蹴りはテコンドー仕込みなんですけど、テコンドーvsキックボクシングの異種格闘技戦的な試合になりそうですね。

▼近野「そうですね。普段のプロレスとは違うぞみたいな試合を見せたいと思います」

──わかりました。ところで、近野選手は武藤全日本の練習生だった時代があるじゃないですか? W-1は武藤全日本が分裂してできた団体ですし、W-1にいる選手って、近野選手にとっては思い入れのある選手がいるというか、何か自分の中の忘れ物を取りに来たみたいな感情はありますか?

▼近野「それはありましたね。正直、オファーをもらって『よし、やるぞ!』っていうよりは『うん……?』っていうワンクッションがあったんですよ(笑)。ただ、この間の後楽園でカズ選手と闘わせてもらって、時間にしてみればほんのちょっとの時間だったんですけど、自分の中で凄いぐっとくるものがありましたね。まさかこういうことが起こるとはっていうか、胸が熱くなりました」

──そういう思いがあると他の団体のベルトに挑むよりも、今回のタイトルマッチも特別な感情が湧いてくるんじゃないですか?

▼近野「やっぱり特別な感じはありますね。しかもその団体のチャンピオンに僕が挑戦するっていうんで、気合いの入り方が違いますね」

──実は吉岡選手も全日本プロレスの練習生だったんですけど、分裂してデビューができなかったっていう経緯があるんですね。そういう似た境遇を持つ者同士で、武藤全日本でできなかったことをここでやってみたいという気持ちはありますか?

▼近野「そうですね。ここまで来たぞという気持ちがあるんですよね。まあ、辞め方が辞め方だったんで、僕からどうこうっていうのは考えたこともないんですけど、せっかく上がらせてもらえるわけですし、これまでの成長を見せる舞台でもあるかなと思っています」

──ベルトを獲った場合はカズ選手とやったりという機会もあると思います。そういう思いはありますか?

▼近野「はい。ベルトを獲ったあとも、カズ選手はもちろんですけど、W-1の選手たちとドンドン防衛をしていきたいですね。やっぱり一回こっきりで終わったら意味のないものだと思うし、ベルトを獲ることはもちろんですけど、その後も継続して闘っていけるように、近野はいい選手だなと思われるような試合をしたいです」

──ちなみに、チャンピオンの吉岡世起選手にここだけは絶対負けてないという強みはありますか?

▼近野「やっぱり蹴りですね。さっきも言ったように僕にとっては生きる道なので。あと気迫です。挑戦者ですから、気迫でも負けたくないです」

──チャンピオンは口癖のように「俺に刺激をくれ」って言うんですけど、逆に俺に刺激を与えられるのかっていう思いはありませんか?

▼近野「いや、チャンピオンからの刺激は十分もらいました。だから、次のタイトルマッチではお返しにびっくりするぐらいの刺激を与えて勝ちたいですね」

──わかりました。それでは改めて、当日来るW-1のファンの方にここを見てもらいたいという部分がありましたら、お願いします。

▼近野「僕のことを初めて観る人も多いと思うんで、その人たちがなんだこの選手は!って驚くぐらいのインパクトを残してやろうと思っています。そして、チャンピオンに向けてでもありますけど、みんなが引くぐらい蹴りまくってやろうかなと思っています。大きなインパクトを残して、その上でベルトを獲って、広島に持ち帰ります」

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