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11/30【WRESTLE-1】12・2横浜ドランクとの決着戦で「2018年への光を見つけたい」 W-1提供・アンディインタビュー

 12・2横浜大会でドランク・アンディとの一騎打ちを控えるアンディ・ウー。約2ヶ月間ドランクとの抗争に明け暮れてきたが、ようやく決着戦を迎える。クルーザー王座返り咲きを視野に入れるアンディは「ドランクとの一騎打ちをきっかけにして2018年に向けての光を見つけたい」と誓っている。WRESTLE-1提供のアンディインタビューは以下の通り。

【アンディインタビュー】
──ここ2カ月ほど、アンディ選手はドランク・アンディとの抗争に巻き込まれていますが、初めて出現したのは9月18日の後楽園ホール大会でしたよね。

▼アンディ「あの時後ろからイスで殴られたんですけど、顔が見えなかったので誰かわからんかったんですよ。どうせ児玉か誰かだろうと思っていたら、自分のマスクを被ったドランク・アンディだったと」

──あの黒いアンディマスクは芦野選手が以前持っていたマスクですよね。あれでアンディ選手を自分のチームに勧誘してましたよね。

▼アンディ「はい。だから、俺ちゃうんかいって思いますよね(笑)」

──結局、別の奴使ったのかよ、と(笑)。でも、この2カ月以上、ドランクと関わりあっていく中で、日に日にアンディ選手の怒りと苛立ちが募ってきているのが試合後のコメントなどでも感じるんですけど。

▼アンディ「そりゃ苛立ちますよね。襲われた次の大会でシングルやって、さっさと決着をつけたかったんですけど、なかなかシングルマッチが組まれなかったんでね。3WAYマッチもやりましたし」

──はい。11月12日の伊佐沼大会で三富選手を加えて3WAYマッチをやりましたよね。

▼アンディ「だから、なんか泳がされてる感じがあったんですよね」

──しかも、三富選手のほうが先にシングルマッチやったりしてましたし。

▼アンディ「そうですよ! タナカ岩石もやってますからね。だから『俺にやらせろや!』と何度も訴えてたんですよ」

──ずっと「W-1どうなってんだ!」と訴えていましたね。

▼アンディ「でも、やっとシングルマッチが決まったんで、これで決着をつけてやりますよ。ちょっと焦らされすぎましたね」

──待望のシングルマッチが12月2日の横浜ラジアントホール大会で決定しました。

▼アンディ「もうただじゃ済まさないですよ。二度とあのマスクを被りたくないぐらい叩きのめしてやろうと思っていますね」

──制裁を加えてやろうと。ドランクはひょうたんを持って、酔拳っぽい動きをしますけど、中国武術の専門家であるアンディ選手の目にはどのように写っているんですか?

▼アンディ「あのひょうたんはめっちゃ硬いんですよ。一度鼻に当たったことがあるんですけど、骨が折れたかと思いましたからね。あれは危険ですよ。だから、あいつがひょうたんを持ってくるなら、こっちも三節棍か何かを持っていってやろうかなと思っていますよ」

──目には目を歯には歯を、ということですね。

▼アンディ「ただ、酔拳はよくわからないんですけど、あれが本物の武術かどうかと聞かれて、一般的な回答をするならば、ドランクがやっているのは偽物の武術ですよ」

──決して中国武術ではないと。

▼アンディ「まあ、本人が武術のつもりでやっているのかわからないですけどね。でも、もっと深くというかオタク的というか変態的な回答をすると、武術に本物も偽物もないんですよね。要するに答えに正解も不正解もないんです。その人が自分がやっていることを正解だと思ったら正解なんで、ドランクが本物の武術なんだと言えば、本物っていうことになるんですよね」

──また哲学的な話ですね。

▼アンディ「中国武術って深いんですよ。でも、自分の偽者であることには変わりないし、イラッとするんで、キッチリ横浜で叩きのめします」

──実際、レスラーとしての実力はどのように感じていらっしゃるんですか?

▼アンディ「闘っていて、実力はあると感じています。しかも、僕のマスクと違って、目も口も全部隠れているじゃないですか? こっちの攻撃が効いているのか効いてないのか、今のはやせ我慢しているだけなのかとかわからないんですよ。攻撃しづらいですよね。ロボットと闘っているような感覚になるんでね」

──では、あのマスクを被っている人物は実力者であることは間違いないと。

▼アンディ「実力は間違いなくありますね」

──ドランクの主張というか、立花選手が代弁しているんですけど、とにかくアンディ選手に憧れていると。世界一のアンディ・ウーファンだと。その憧れのアンディ・ウーを倒して、自分がアンディ・ウーになるというのがドランクの目的らしいです。それについてはどう思われますか?

▼アンディ「2代目アンディ・ウーでも狙っているんですかね?(笑) その辺の目的もよくわからないですよね。その言葉を鵜呑みにするわけにはいかないし、このW-1のリングでどうしたいのかがわからない。いずれにしろその辺がイラッとするところではあるんですよ。こっちからするとやられ損ですよね。別に僕じゃなくてもいいだろうって思いますし。まあ、とにかく今はあいつを叩きのめすことしか頭にないですね。早くこのW-1のリングから追放して、クルーザーの闘いに戻りたいんでね。せっかく土方選手とかも来ているわけですし、そういう選手たちと闘いたいですよ」

──最近はダブプロレスの近野剣心選手がクルーザー王座に挑戦したり、今度の後楽園では土方選手が挑戦したりとクルーザー戦線が吉岡選手を中心に活発化し始めていますよね。

▼アンディ「その輪に入れてないんでね。あんまり言いたくないですけど、『おまえのせいで、2018年になってまうやないか』と(笑)」

──クルーザーの闘いに加われずに2017年が終わってしまうと(笑)。でも、9月の文体で吉岡選手に負けてクルーザーのベルトを落とされたわけじゃないですか? その後、どのようにしてアンディ選手としては巻き返そうと思われていたんですか?

▼アンディ「吉岡とは何回もシングルマッチをやりたいと思ってたんで、隙があったらいこうと思っていたんですよ。それなのにドランクに絡まれてしまったんで、『この野郎!』と(笑)」

──ちなみに今のクルーザー戦線はどのように見ていらっしゃいます?

▼アンディ「他団体の選手が結構来てるじゃないですか? それはそれで刺激的でおもしろいと思いますけど、W-1の所属選手もそれに負けてないと思うんでね。W-1の選手同士でタイトルマッチやったほうがおもしろいって思わせたいですよね。そうするためにも吉岡にはこのまま勝ち続けてほしいです」

──自分がその闘いに加わるためにも。

▼アンディ「ただ、横浜のあとの12月10日の後楽園ホール大会でもドランクは試合を組まれているんですよね」

──そう言えばもう発表されていますけど、6人タッグマッチでここでも対戦するんですよね。だから、横浜で完全決着というわけにもいかないんですよね。

▼アンディ「なんだったら後楽園もシングルでもいいんですよ。ドランクができるなら、連戦でもいいからやってやりたい。まあ、横浜で徹底的にやっつけて、後楽園にはもう出たくないって言わせたいですよね」

──わかりました。そして、2017年もそろそろ終わりますけど、アンディ選手にとってはどんな年でした?

▼アンディ「今年はベルトを2回獲っているんですけど、2回とも初防衛で失敗しているんで、その上で今の状況なんで早くそこから脱したい」

──ちょっと悪い流れだったという感じですか?

▼アンディ「そうですね(笑)。でも、悪いからこそ、光が見える。ずっと光ったままだったら光も見えないと思うんですよね」

──光の中では光そのものは認識できないというか。

▼アンディ「そうです。逆に悪いものにしか目がいかない。でも、今悪い状況にいるからこそ、いい方向に行く道が見えると思います。まあ、横浜のドランクとの一騎打ちをきっかけにして2018年に向けての光を見つけたいですね」

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