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11/24【リアルジャパン】納谷デビュー2戦目は矢口と再戦 12・7後楽園カード決定

 『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス』の会見が24日、都内ホテルで行われ、“大鵬三世"納谷幸男のデビュー2戦目が雷神矢口との再戦に決まった。

 新日本プロレスのフロント時代、“過激な仕掛け人"と異名を取った新間氏(現リアルジャパンプロレス会長)は、セコンド陣の乱入や凶器が飛び交った納谷デビュー戦(9月14日)に怒りを表明。「一度しかないデビュー戦をああいう形で終わらせてしまった納谷幸男にもう一度デビュー戦を組みたい」、そんな思いと「道場で何時間にも渡って積んだトレーニングの成果をお互い出し合うのがプロレス」という自身の理念を実現するべく、今回の「『原点回帰』プロレス」を開催するに至った。

 いわば再度のデビュー戦を迎えることとなった納谷の相手は、再び9月に続き雷神矢口に決定。新間氏直々に「正々堂々やってもらいたい」と矢口に申し入れたといい、前回敗れている矢口も「今回は叩き潰すつもりでリングに上がる」と異論はないようで快諾した。しかし試合については「これは俺のリベンジマッチじゃない。悔しい思いをしたのは納谷くんの方だから、納谷くんのリベンジマッチだと思っている」と勝敗だけで測れないプロレスの奥深さを示すように力説した。

 対する納谷も「前回の試合は形的には僕の勝ちですけど、内容として本当によかったのかどうか。場外でボコボコにされていいところを持っていかれた」と矢口の言い分を認め、「前回のような試合をする訳にはいかない」と表情を引き締める。デビュー戦の反省を踏まえ「体力と筋力を重点的にやりました」と進化した自信を語り、前回は温存して終わった必殺技のファイル・ストーリーズ・ホールドも「今回は確実に使えるようにします」と力を込めた。

 今大会で行われるのは「納谷vs矢口」、「船木誠勝vs松本崇寿」、そして第13代王者スーパー・タイガーがミスターXの挑戦を受けるレジェンド選手権タイトルマッチの3試合。ストロングスタイルとは何か? 本当のプロレスとは何か? そんな問いに対する答えを提示するため、試合は「厳選に厳選した」と初代タイガーマスクはいう。

 そして同時に「12月7日はプロレスの将来に関わる特別な催し。僕は格闘技、武道の人間になってしまっていますが、プロレスに愛着がある。必ずこのプロレスを復活させたい。何がストロングスタイルで、何がプロレスでおかしくなっているのか、当日は全部説明します。昭和のプロレスに戻したい、それを実行するのが12月7日です」と、初代タイガー自身による解説と実演を行う構想を明らかにした。

 昨年12月、狭心症手術からの復帰戦で勝利して以降もコンディションが十分でない初代タイガーだが、新間氏の計らいで整体日本一と言われる治療家のケアを受けており、「12月7日、初代タイガーマスクはリングに登場します」と、新間氏は再びその雄姿が見られることを約束した。

 「ストロングスタイルといってもスペクタクルな部分がないと全く意味がない。真剣に戦う姿からアントニオ猪木がスペクタクルなものを出したように、何万人ものお客さんを震わせる試合ができるか。ここが重要です」(初代タイガー) 真剣に戦っていながら、同時にそれが観客を魅了するものであること。試合と解説の両面で、12月7日はストロングスタイルを実感できる大会となりそうだ。

 また、大会で王座防衛戦に臨むスーパー・タイガー、船木誠勝と対戦する松本崇寿も会見に出席。それぞれ意気込みを発表した。(※写真、情報提供:リアルジャパンプロレス)

【S・タイガーの話】「今年に入って大谷(晋二郎)選手、船木選手、ロッキー川村と僕にとってすごく深い1年で、12月はその最終戦、締めくくりになります。この大会に関してはこの流れからしても、そう甘くない凄い対戦相手が選ばれてくると覚悟を持っています。その中でリアルストロングスタイルを、僕自身の誇りとしてリングでしっかり見せていきたいと思います」

【松本の話】「今回はこの原点回帰プロレスという舞台に、数多くいる選手の中から自分を選んで頂き身に余る光栄です。自分を選んで頂いた理由や自分の役割というものを大会当日まで考えながら、自分の結論を出し、当日は後楽園ホールの神聖なリングの上で大先輩との戦いを見せたいと思います。よろしくお願いします」


☆12/7日(木)東京・後楽園ホール『初代タイガーマスク佐山サトル認定「原点回帰」プロレス大会』17:30開場、18:30開始

▼シングルマッチ
雷神矢口
vs
“大鵬三世"納谷幸男

▼レジェンド選手権試合
[挑戦者]
ミスターX
(1/60)
スーパー・タイガー
[第13代王者]

▼シングルマッチ
松本崇寿
vs
船木誠勝

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