12/22【FMW】FMW軍が宮本率いる闘真軍返り討ちで和解 新木場大会
新木場大会『今年の終わりに新しい息吹を』が22日、行われ、田中将斗&保坂秀樹&リッキー・フジのFMW軍がストリートファイト6人タッグマッチで宮本和志率いる闘真軍を返り討ち。両軍の和解が成立した。
“創始者"大仁田厚引退後、初興行となった前回の11・10新木場大会で宮本が大暴れ。「FMWはぬるま湯。これから、デスマッチじゃないプロレス本来の激しい戦いを見せていく」と新生FMW改革を宣言した。
雪辱に燃えるFMW軍はこの日の新木場大会で田中、保坂、リッキーのトリオが十八番のストリートファイトマッチで宮本、鶴巻伸洋、菅原伊織の闘真軍を迎撃。「ロートルばっか。FMWは老人ホームか!?」と罵倒していた宮本に一矢報いた。
FMW軍は得意の場外戦に持ち込み、有刺鉄線バットを駆使して試合を優位に進めた。途中、宮本のパワー殺法に手を焼いた場面もあったが、菅原に的を絞ったFMW軍は保坂とリッキーが合体パワーボムを敢行。最後は田中が必殺のスライディングDを叩き込んで3カウントを奪った。
これまで散々FMWをこき下ろしてきた宮本だが、「あなたたちはFMWのレジェンドだとわかりました。老人ホームなんて言って、すみませんでした」と潔く負けを認めて謝罪。この発言を受けてリッキーは「闘真にもイキのいい選手がいるじゃないか。これから切磋琢磨していこう」とエールを送り、両軍はガッチリ握手を交わして和解した。
大仁田が引退した激動の2017年最終戦を終え、リッキーは「終わりよければすべてよし。FMWには所属選手はいないけど、FMWの名の下に集まってくる。田中、保坂、黒田(哲広)がいるし、宮本選手も賛同してくれた。闘真にはイキのいい選手がいっぱいいるし、切磋琢磨して盛り上げていけたらいい」と話した。FMW軍と闘真軍の和解によって、2018年のFMWマットは新たな展開を迎える。(※写真、情報提供:超戦闘プロレスFMW)