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1/29【WRESTLE-1】「私が見ているのはクルーザーのベルトだけ」 W-1提供『CRUISER FES 2018』出場者インタビュー(1)アレハンドロ

 1・8後楽園大会に突如出現した謎のマスクマン・アレハンドロ。1・14大阪大会からW-1マットに参戦し、2・14後楽園大会で開幕する『CRUISER FES 2018』への出場も決まった。同トーナメントを「通過点にも満たない」と言い切ったアレハンドロは、「私が見ているのは吉岡選手が持っているクルーザーのベルトだけ」とその先のベルト獲りのみを見据えている。W-1提供のアレハンドロインタビューは以下の通り。

【アレハンドロインタビュー】
──アレハンドロ選手、今日はよろしくお願いします。

▼アレハンドロ「ソイ・アレハンドロ! 私はアレハンドロです。よろしくお願いします」

──随分と日本語がお上手ですね。

▼アレハンドロ「私にとって日本は子供の頃から憧れている土地でした。だから、たくさん日本語、勉強しました」

──なるほど。アレハンドロ選手はメキシコから来られたんですよね?

▼アレハンドロ「そうです。私はメキシコのルチャドールです」

──日本に来る前はどのような活動をされていたんですか?

▼アレハンドロ「私が住んでいたのはメキシコの田舎です。何もないところです。でも、ルチャはあります。私、そこでルチャドールのマスクマンに憧れたんです。いつか私もマスクを被ってルチャをやりたいと子供の頃から思っていました。そして、ルチャ教室に通いながら憧れのマスクマンになることができたんです。ルチャドールになってから自分の田舎で試合をすることもありましたし、メキシコシティにバスで通って試合をしたこともあります」

──それが1月8日の後楽園大会で突如、W-1のリングに登場しました。なぜ、日本に来ようと思われたんですか?

▼アレハンドロ「昔からたくさんの有名なルチャドールが日本で闘っていましたし、日本から帰ってきてエストレージャになったルチャドールもたくさんいます。そして彼らはメキシコや日本だけではなく、アメリカなど世界中に羽ばたいていきました。私もそのような存在になりたいと思ったのです。だから、日本に来たいとずっと思っていました。その中で、WRESTLE-1のリングには私の階級であるクルーザーがある。チャンピオンである吉岡選手を中心にクルーザーの闘いが盛り上がっていると感じたので、私はW-1のリングを主戦場に定めたのです」

──なるほど。アンディ選手の救出という形でリングに登場されましたけど、これはどういう意図があったんですか?

▼アレハンドロ「勘違いしてほしくないんですが、私はアンディ選手の救出が目的だったわけではありません。たまたま出たのがあの場面だっただけなんです。ただ、同じマスクマンとして、ドランク・アンディの行為は許せない。その憤りから、あの場面で出てしまったということです。私の狙いはあくまでクルーザーのベルトですから」

──でも、結果的には素晴らしい動きを見せて、いいデモンストレーションになりましたよね。

▼アレハンドロ「そう言っていただけるとうれしいです。おかげでW-1もすぐに私の参戦を承諾してくれました。私はクルーザーのベルトを獲って、これを足がかりに世界に羽ばたきたいと思っています。こうしてチャンスをくれたことに感謝します」

──2月14日から始まる『CRUISER FES』にもエントリーされましたけど、1回戦の相手である児玉選手についてはご存知ですか?

▼アレハンドロ「もちろん知っています。彼がアメリカでやっている試合も見たことがあります。とても素晴らしいファイターだと思っていたんですが、日本では悪いことをやっているみたいですね。ただ、ハッキリ言っておきます。彼は私の敵ではない」

──眼中にないということですか?

▼アレハンドロ「そういうことです」

──でも、児玉選手はあなたのマスクの裏に隠されている素顔を知っているかのようなコメントをしていますけど。

▼アレハンドロ「彼は私を誰かと勘違いしているみたいですね。確かに彼の試合を見たことがありますけど、顔を合わせるのは初めてです。まあ、試合で実際に肌を合わせればわかると思います。それからもう一つ言っておきます。私はこの『CRUISER FES』というトーナメントに参加しているメンバーの誰ひとりとして意識していません。私が見ているのは吉岡選手が持っているクルーザーのベルトだけです。このトーナメントは私の中ではちょっとしたことなんです」

──ちょっとしたこと。つまり、通過点にしか過ぎないと。

▼アレハンドロ「通過点にも満たないです」

──凄い自信ですね! トーナメントで優勝するのは当たり前だというぐらい、この日本に来てからの数試合で手応えを掴んだということですか?

▼アレハンドロ「掴んでいますね。私の技を見てくれましたか?」

──あのDDTはインパクトがありましたね。

▼アレハンドロ「旋回式のDDTですね。ただ、私の引き出しにはまだまだたくさんの技が詰まっています。ここまではほんの小手調べです。これからもっともっと凄い技を出しますから、皆さん、油断しないようにしてください」

──現在はNEW ERAの味方していますが、これも何か目的があるんですか?

▼アレハンドロ「W-1にはアンディ選手とドランク・アンディという2人のマスクマンがいます。正直、ドランク・アンディのやり方は私には合わない。彼は非常にダーティーです。でも、アンディ選手のことは同じマスクマンとして非常にリスペクトしていますし、仲間意識もあります。いずれマスクマン同士のタッグチームでタッグのベルトを狙ってもおもしろいと思っているんです。もちろんライバル意識もありますが、今はNEW ERAで共に闘いながら切磋琢磨していきたいなと思っています」

──わかりました。とりあえずはこのW-1を主戦場にして、クルーザーのベルトを狙って、活躍していきたいということですね。

▼アレハンドロ「クルーザーのベルトを獲ったところからが私のスタートだと思っています。ドンドンこのW-1のリングで名前を売っていきたいですね」

──では、最後に今度の試合でアレハンドロ選手のこういう部分を見てもらいたいというところがあったら、教えてください。

▼アレハンドロ「前に見せたDDTもそうですし、W-1にはない本格的なルチャを見せていきたいです。W-1にはハイフライヤーはいないと思うので、これからも皆さんがあっと驚くような飛び技や派手な動きをお見せできると思います。おそらくプロレスを見たことのない人でもワーッとなると思いますよ。期待していてください」

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