6/24【DDT】勝俣が上野に会心勝利 ALL OUTがKO-D6人タッグ王座戴冠

☆『What are you doing 2017』東京・後楽園ホール(2018年6月24日)
KO-D6人タッグ選手権試合=○勝俣瞬馬&竹下幸之介&彰人vs梅田公太&竹田光珠&上野勇希×

　勝俣が上野に会心の勝利。ALL OUTが6人タッグ王座を戴冠した。

　KO-D6人タッグ王者の梅田&上野&竹田組は、4月に岩崎&ベイリー&MAO組を下して初防衛を果たしたものの、梅田は7番勝負に集中し、上野がカカトを負傷したため、2ヵ月間防衛戦がない状態に。そこで、ALL OUTの竹下&彰人&勝俣が挑戦に名乗りをあげ、久々のタイトルマッチが実現した。ALL OUT加入後は苦しい戦いが続いてきた勝俣だったが、竹下と5・20後楽園で一騎打ちを行い、絆を確認。6・5新木場ではタッグ王者の関本&樋口組に2人で挑戦。ベルト獲りは逃したものの、急成長を見せており、満を持しての挑戦となった。

　序盤戦はALL OUTがリード。竹下が圧倒的な強さを見せつけると、王者組のトリプルプランチャを自爆させ、彰人と勝俣が同時トペコンヒーロをお見舞いし、空中戦も優勢に進めた。

　しばらく捕まった上野が窮地を脱すると、竹田が反撃に転じる。スピード感溢れる動きで彰人を幻惑し、豪快なブレーンバスターを繰り出した。竹下相手はさすがに分が悪く、ブルーサンダーを食らってしまうが、上野と合体ミサイルキックをお見舞い。あとを受けた梅田も連続して顔面からマットに叩きつけ、強烈なミドルキックで蹴り倒した。

　さらにエルボーやミドルキックでメッタ打ちにされた竹下だったが、暴れ回る梅田をカウンターのラリアットで吹き飛ばしてダブルダウンに持ち込む。タッチをもらった上野が登場すると、彰人と勝俣が呼応。串刺しエルボーと延髄斬りのサンドイッチ弾、合体フェイスバスター、合体地獄の断頭台と畳みかけた。勝俣はムーンサルトプレスで突っ込むも、上野は剣山で迎撃。ならばと彰人と竹下がリングに飛び込み、連係を上手く使った変則的なロープワークで不意を突くと、竹下の強烈なラリアットがクリーンヒットする。

　下がらない上野もALL OUTの雪崩式パワーボムをフランケンシュタイナーで切り返して逆転。勝俣に照準を絞ると、上野のドロップキック、竹田のハリケーンドライバー、梅田のランニングローキック、上野の裏投げが立て続けに火を噴く。

　しかし、粘る勝俣も上野のダイビングボディプレスを剣山で迎撃。カサドーラからフットスタンプを投下する。勝負を捨てない上野が逆さ押さえ込みを見せるが、そこに飛びかかった彰人が俵投げを敢行。竹田のスピアー、竹下の串刺しフロントハイキック、梅田のハイキック、勝俣のトルネードDDTが連鎖して、6選手がリング上で大の字に。

　両軍入り乱れて激しい打撃戦となるが、上野が孤立したのを見逃さなかった竹下がエルボー合戦に持ち込む。上野が竹下との打ち合いに集中しているところを、背後から勝俣がトラースキックで奇襲。竹下のランニングニーと勝俣のトラースキックが同時にクリーンヒットした。決定機を掴んだ勝俣はスワンダイブ式XファクターからHasta la vista!(リストクラッチ式デスバレーボム)で上野を沈めた。

　ALL OUT加入後はなかなか結果の出せなかった勝俣が会心の勝利で、KO-D6人タッグ王座を戴冠。喜びを爆発させた勝俣だった。