6/29【全日本】札幌・大通公園で「バカにしてんのか?」連発…中島が世界ジュニア戦へ豪語「青木からベルト引っぺがすまであと2日」
中島洋平が29日、北海道・札幌市の大通公園で取材を受け、7・1新札幌大会での世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志への挑戦について言及。周囲のあらゆる存在に「バカにしてんのか?」を連発した中島は、「挑戦じゃない。俺が青木篤志から世界ジュニアのベルトを引っぺがすまであと2日だ」と強調し、ジュニアの至宝強奪に手段を選ばない構えをみせた。
◇
世界ジュニア王者・青木に挑戦する7・1新札幌大会がいよいよ2日後に迫ったこの日、中島は苫小牧から決戦の地・札幌へと移動してきた。前夜、中島からの呼び出しを受け、指定された大通公園に足を踏み入れると、青木のマスクの上にパーカーのフードをかぶり、うつむいたままたたずむ中島の姿があった。
きれいな花が咲き誇り、噴水が吹き上がる園内は家族連れ、カップル、観光客でにぎわい、どんよりとした雰囲気を漂わせる中島の存在は異質そのもの。自ら呼び出しておきながら、「あんたが呼んだんだろ? あんたが呼んだんだろって? バカにしてんのか? バカにしてんのか?」と言い放つ始末。この物言い一つをとっても中島の変化を物語るようだ。
それでも中島は7・1札幌の世界ジュニア戦へ向けた取材に応じた。今シリーズ、大きく変わった点は急所攻撃、イス攻撃といった反則行為連発するようになったこと。自意識過剰なのか被害妄想なのかはわからないが、中島は「そこに敵がいるから。みんな俺のことをバカにしてんだろ?。俺のことをバカにする奴はみんな敵だ」とキッパリ。敵とみなした相手に手段を選ばない構えのようだ。
変貌を遂げたとはいえ、王者・青木を攻略するのはたやすくない。それでも中島は自信満々のようで、「挑戦じゃないよ。挑戦じゃない。俺が青木篤志から世界ジュニアのベルトを引っぺがすまであと2日だ」と強調。「7月1日、青木篤志から世界ジュニアのベルトを引っぺがす…引っぺがす…引っぺがす」とうわごとのように繰り返した、
「あぁ! あそこの家族も、あそこのカップルもみんな俺のことをバカにしてんだろ?」。狂気を垣間見せた中島は雑草や近づいてきた鳩に向かっても「バカにしてんだろ!」と言い放ち、狂ったように雑草を引き抜いていた。
青木に見下されたことで中島は間違いなく変わった。その変化が2日後のタイトルマッチで吉と出るか凶と出るか定かではないものの、「マスクもベルトも全て俺のものだ」と言い切った中島は青木からの世界ジュニア強奪を確信している。
【中島の話】
――この大通り公園に呼ばれてきたんですが、何か言いたいことがあるんですか?
▼中島「ん? 何つった? 何つったの?」
――呼び出されてきたんですが…。
▼中島「あんたが呼んだんだろ? あんたが呼んだんだろって? バカにしてんだろ? バカにしてんだろ? 俺、帰るから。そんなこと言うんだったら帰るから。言いたいことじゃなくて聞きたいことだろ? 聞きたいことだろ?」
――はい…世界ジュニア挑戦が2日後に迫り、決戦の場である札幌に来た今の心境は?
▼中島「挑戦じゃないよ。挑戦じゃない。俺が青木篤志から世界ジュニアのベルトを引っぺがすまであと2日だ」
――という解釈を自分の中でしていると?
▼中島「解釈とかじゃない。そうだから。そうだろ?」
――結果はやってみないとわかりませんが…。
※中島は目を見開いてしばし記者をにらみつける
――盗んだマスクを今もかぶっていますが…
▼中島「(さえぎって)盗んだんじゃない。俺のもんなんだから。盗んだんじゃない。取り返しに来たって俺のものだよ。マスクもベルトも全て俺のものだ」
――今シリーズ、これまでの中島選手にはなかったあくどい攻撃が多いように見受けられますが、なぜそのような行為をしているのですか?
▼中島「そこに敵がいるから」
――敵がいてもやっていいことと悪いことがありますが?
▼中島「そこに敵がいるから。みんな俺のことをバカにしてんだろ?。俺のことをバカにする奴はみんな敵だ」
――敵とみなした相手にはなりふり構わずやると?
▼中島「敵だから。7月1日、青木篤志から世界ジュニアのベルトを引っぺがす…引っぺがす…引っぺがす。(公園内を見渡して)あぁ! あそこの家族も、あそこのカップルもみんな俺のことをバカにしてんだろ? 雑草まで俺のことをバカにしてんだろ?(と雑草を引き抜き、近づいてきた鳩に向かって) お前もバカにしてんだろ?」