プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/3【MASTERS/W-1】超党派ユニット「BATT」が8・21後楽園で復活 武藤はセコンド「当時と変わらぬプロレス愛みせてほしい」

 武藤敬司が3日、東京・大久保のGSPプレスセンターで会見し、8・21後楽園大会で超党派ユニットBATTの復活を発表。当日セコンドにつく武藤は「プロレスLOVEの精神のもと、時は10数年経ったけど、変わらないところをみせてほしい」と期待を込めた。

 BATTは2001年2月、アメリカWCW遠征から帰国直後の武藤が中心となって結成されたユニット。メンバーは参謀格の馳(当時・全日本)を筆頭に、大谷(当時・新日本)、ケア(当時・全日本)、人生、、ドン・フライが名を連ね、“垣根を越えた悪ガキども"がコンセプトだった。武藤を象徴する“プロレスLOVE"もユニットの合言葉としてこの時に生まれ、当時は蝶野正洋率いるT2000と抗争を繰り広げた。

 それが今回のMASTERS第4回大会で復活。大谷、人生、ケア、馳が17年ぶりに集結するスペシャル8人タッグマッチが実現することになった。第4回大会にして初めてMASTERS欠場を余儀なくされる武藤だが、当日はBATTのセコンドにつく予定。メンバーには「プロレスLOVEの精神のもと、今でも貫いてるというか、時は10数年経ったけど、変わらないところをみせてほしい」と期待を込めた。

 対戦相手は“未定"とされたが、すでに決まっているという。「MASTERSの欠点がですね、これ団体じゃないから、プロレスの本来の流れみたいな、試合をやってないから、告知がそうしづらいというか。あえて小出しにさせていただきました」と笑いながら説明した武藤だが、MASTERS参戦経験のあるベテラン4人であることを明かした。

 自身の両ヒザの現状についても言及した。退院後、足のトレーニングを再開した結果、右膝蓋骨骨折のアクシデントに見舞われたものの、2019年春の復帰目標は変わらず。そのためにも担当医師から「発達が早すぎるから、もっと緩やかにいきましょう」と助言されており、今は負担をかけすぎない程度で連日トレーニングしているという。8・21後楽園大会まで2ヵ月近くあり、その時には両ヒザの具合も今以上に良くっているのは確実。「陰ながら応援してますよ」とBATT勢を後方支援する構えを見せた武藤だが、状況次第では“飛び入り参加"がもしかしたらあるかもしれない。

☆8/21(火)東京・後楽園ホール『PRO-WRESTLING MASTERS』18:00開場、19:00開始

▼垣根ヲ越エタ悪ガキドモ集結!スペシャル8人タッグマッチ
未定
未定
未定
未定
(1/60)
馳浩
太陽ケア
新崎人生
大谷晋二郎
with武藤敬司


【会見の模様】
▼武藤「プロレスLOVEの精神のもと集まった垣根を越えた悪ガキどもということで、10数年ぶりに再び集結ということで、当時と変わらぬプロレス愛、そしてコンディション、当日は最高のパフォーマンスをきっと見せてくれると思いますので。ぶっちゃけ俺はこの日はマネージャーということでセコンドについてみんなの応援団に、応援の方に回ります」

――BATT再結成を決めた理由は?

▼武藤「理由? 前回がT2000だったからね。蝶野率いるT2000、もしかしたらそういうところで触発されたのかもしれません」

――メンバーの反応は?

▼武藤「もうみなさん快く承諾してくれたというか、特に馳先生とかは実は第4回のMASTERS、俺がたぶん試合ができないということで、やらないことにしようかななんてちょっと思った時があったんだけど、逆に馳先生に『やろうよ、やろうよ』っていうふうに言われて、やることになったっていう経緯もありましてですね。皆さんホントに気持ちよく賛同してくれました」

――武藤選手にとってBATTとはどんな思い入れがある?

▼武藤「今でこそプロレスラー、そしてなおかつ業界周りの人もプロレスLOVE、プロレスLOVEなんてみんなが言うようになったんですけど、実は始まりが俺がBATTを作った時に新興勢力のK-1、PRIDEに対抗して、プロレス界を盛り上げようと、プロレス愛のある奴集まれって、そこで初めてプロレスLOVEの言葉を使ったんですよね。そんな中で本当にこのメンバー、プロレスLOVEの精神のもと、今でも貫いてるというか、時は10数年経ったけど、変わらないところをみせてほしいですね」

――対戦相手については?

▼武藤「もう決まってますよ。MASTERSの欠点がですね、これ団体じゃないから、プロレスの本来の流れみたいな、試合をやってないから、告知がそうしづらいというか。あえて小出しにさせていただきました(笑)」

――ヒントは?

▼武藤「いや、もうね。ヒントというか、このMASTERSに出るメンバー、だんだん趣旨というのが固まってきてですね。だいたい40代以上の人しかたぶん出ないですね、きっと。というふうに言ってるにもかかわらず、全体のパイ、限られた人間しかいないから、そのへんから想像していただければと思ってます」

――ヒザの状態は?

▼武藤「いや、急激にドンという感じじゃないですけど、今日もリハビリというか練習というか。一回リハビリの仕方を失敗しちゃって皿を骨折してるから、そこからちょっと慎重になって、先生の方も慎重になってですね。あまり急激に筋力とかそういうものを上げてほしくないと。復帰は来年と言ったら、そこに持っていけるように。俺、発達の仕方が早すぎるといわれて、すこしセーブしながら今、頑張っております」

――具体的にどのへんの発達が早い?

▼武藤「そうやって先生に言われて発達が早すぎるから。来年のここにピークに持っていくにはいきなりこういっちゃってるから壊れたりもしてるから、もっと緩やかにいきましょうと言われちゃってですね。普段それにのっとったリハビリというか、かなり練習もしてるんですけど。屈伸して力を入れるようなことはまだ避けてますね」

――来年のピークの目標は?

▼武藤「この前、何かの記者会見で言った通り年号が変わるぐらい。春以降ですね」

――セコンドにつくだけなのか、それともは?

▼武藤「蝶野の場合はね、何か知らないけど、東京MXであいつMCしてるからしゃべることが好きなんだよ。俺はそういうことあんまり好きじゃないから。俺は陰ながら応援してますよ」

――リングサイドでセコンドにつく?

▼武藤「いや、まだ考えてないですね。その時の雰囲気で。とりあえず聞いたところによるとBATTのTシャツ、昔と同じような復刻版のTシャツを作るということで、それを着て応援してますよ。(スタッフに向かって)これ相手発表しといた方がいいんじゃないの? 未定って期待持たせちゃうんじゃないの?」

――期待しない方がいい?

▼武藤「いや、そんなことない。そんなことはないけど、ハードルはそんなに…。レジェンドって呼ばれるレスラーって限られてるからね」

――当時の雰囲気が出る相手?

▼武藤「そうですね。かといって皆さんMASTERSに参戦している人ばかりですね。ただ、これもしかしたらメインイベントにきますけど、ほぼマッチメーク決まってるんですけど、まあまあ全体的に面白いと思いますよ」

プロ格 情報局