プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/3【リアルジャパン】世界マスクマン・トーナメント開幕 S・タイガーがまさかの初戦敗退…ドスJr.が2回戦進出

『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク 佐山サトル認定「原点回帰」プロレス 第3弾〜世界マスクマン・トーナメント開幕戦〜』東京・後楽園ホール(2018年7月3日)
「世界マスクマン・トーナメント」1回戦 ○ドス・カラスJr.vsスーパー・タイガー×

 「世界マスクトーナメント」が開幕。優勝候補のS・タイガーがまさかの初戦敗退となり、ドスJr.が2回戦進出を果たした。

 リアルジャパンとしては初の試みとなる「世界マスクマン・トーナメント」。“過激な仕掛け人"新間寿氏のプロデュースにより、世界各地から8人の覆面戦士が集結して開催された。1回戦が行われた今大会のメインイベントにS・タイガーが出陣。ドスJr.と注目の一騎打ちが実現した。

 S・タイガーはレジェンド王座に君臨するリアルジャパンのエース。対するドスJr.は“飛鳥仮面"ドス・カラスを父に持ち、兄はアルベルト・デル・リオなどのリングネームで活躍するアルベルト・ロドリゲス(本名)というサラブレットで、メキシコではすでにシングル王座の戴冠経験があり、3月大会で初来日を果たしたばかり。いきなり優勝候補同士の対戦となった。

 握手で試合はスタート。まずは関節技でしのぎを削る。ここはどちらも譲らなかったが、スタンド勝負になると、S・タイガーがローキック連打で先手。しかし、ドスJr.も追尾合戦で競り合うと、フライングクロスチョップやドロップキックで巻き返し、トペスイシーダで逆転した。

 さらに畳みかけようとコーナーに上がるが、S・タイガーはジャンピングハイキックでダイブを阻止。雪崩式ブレーンバスターを皮切りに、風車式バックブリーカー、フロントネックチャンスリー、逆片エビ固めと怒濤の追い上げに出る。打撃戦になると、ドスJr.も意地を見せ、強引にジャーマンスープレックスでぶん投げるが、S・タイガーもすぐさまジャーマンでお返し。ダブルアームスープレックスで勝機を掴んだ。

 しかし、ドスJr.も引かない。父親譲りの華麗なダイビングボディアタックで一転して攻勢に転じる。ならばとS・タイガーは丸め込みを連発して揺さぶりをかけるが、これをしのいだドスJr.がドス・カラスクラッチ(ハンマーロック式変型エビ固め)で逆にクルリ。逆転の3カウントを奪い取った。

 ドスJr.がリアルジャパン参戦2戦目でレジェンド王者を撃破。トーナメント2回戦進出を決めた。他にも、初代タイガーマスクとの遺恨がくすぶる船木誠勝と酷似した体型のブラック・タイガーJr.、異様な会場人気を誇るドン・クロコダイル、謎の“暗黒の虎二世"イホ・デ・ブラックタイガーと勝ち上がったのはくせ者ばかり。9月に予定されている2回戦に向けて、波乱の予感が漂う結末となった。

プロ格 情報局