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7/7【NOAH】GHC獲りへ潮崎が決意の沈黙 杉浦真っ向粉砕で無言の圧

『第12回グローバル・ジュニアヘビー級タッグリーグ戦』新潟・月岡ニューホテル冠月(2018年7月7日)
○潮崎豪&中嶋勝彦&マサ北宮vs丸藤正道&齋藤彰俊&杉浦貴×

 潮崎が決意の“沈黙モード"に入った。8・18川崎大会のGHCヘビー級王座戦に向けた前哨戦で、いきなり王者・杉浦から直接ピンフォールを奪取。試合後はあえてコメントを避け、杉浦に“無言の圧"をかけた。

 方舟夏のツアー開幕戦セミファイナルに据えられたのはGHCヘビー級王座戦(8・18川崎)&タッグ王座戦(7・28後楽園)に向けたダブル前哨戦。のっけから目立ったのは潮崎の気迫だった。いっさい表情を緩めることなく、闘志をみなぎらせて杉浦を見つめると、そのまま先発していきなり猛烈な逆水平をぶち込んだ。

 中盤過ぎにも火花を散らして杉浦が攻勢。滞空式の雪崩式ブレーンバスターから逆エビ固めで絞めに絞め上げたものの、潮崎も悠然とプッシュアップでロープをたぐり寄せる。そのまま次々と選手がリング上に入り乱れる乱戦へと発展したが、やはり残ったのは潮崎と杉浦だった。

 立ち上がった両雄は、同時に雄たけびを上げて猛ダッシュ。そこで潮崎が放ったカウンターの豪腕ラリアットがクリーンヒットだ。すかさずゴーフラッシャーからのショートレンジ豪腕ラリアットで仕留めにかかったものの、杉浦もカウンターの左ビンタをドンピシャリ。逆に猛烈な鬼のワンツーエルボーで潮崎を腰砕けにした。

 だが、奮い立った潮崎もカウンターの逆水平で真っ向から応戦。そのままこん身の逆水平を連発し、杉浦もがくっとヒザをつく。正面から王者をねじ伏せてみせた潮崎は、今度こそのショートレンジ豪腕ラリアットを叩き込み、王者から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 試合後も表情を崩すことなく、闘志みなぎる視線で一直線に杉浦を見据え続けた潮崎。そして試合後にはあえて一度コメントスペースに現れたうえで、記者の質問に無言で手を振って“ノーコメント"を明確に意思表示した。

 潮崎がコメントを拒否するのは極めて珍しい。GHC獲りへ“決意の沈黙モード"に入った形だ。決戦まで約1カ月強。リング上の闘いのみで雄弁なるメッセージを杉浦に突き付け続けて、再びGHCの頂へと手をかけてみせる。

※潮崎はコメントスペースに現れたうえで記者の質問に手を振ってノーコメントを意思表示

【試合後の中嶋】
――タッグ王座戦に向けた戦いが始まったが?

▼中嶋「そうね。世代闘争、本格的に始まったなって思えたし。こっちにはシングルのベルトが足りないね。潮崎選手がノリにノってるからね。良い流れではあるんじゃないかな」

――当初、丸藤&杉浦を挑発していたが、挑戦するのは丸藤&齋藤組になったが?

▼中嶋「そうねえ、まぁ頑張ってほしいですね。物足りないね。俺は。でも齋藤選手に対してマサ北宮が今まで以上に熱くなってるんで。これもまぁジ・アグレッションとしての責任だと思うんで。だから7月28日に防衛するだけかな。その先しか見てないから」

――胸を貸してやる?

▼中嶋「そうでしょう。今日を見ても分かる通り、こっちのほうがコンディションもいいし体力も上回ってると思うし。何も恐れるものもないし、気負いもないね。俺たちはこの壁をブチ破るだけだから」

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