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7/11【WWE】中邑2週間ぶり復帰、ヒデオはクルーザー王座奪取ならず アスカ勝利も屈辱、戸澤はラッシュと対戦へ

 負傷欠場中だった中邑真輔が現地時間10日に米ニューハンプシャー州マンチェスターで開かれたスマックダウン大会で2週間ぶりに復帰。また、ヒデオ・イタミがクルーザー級王座に挑戦したものの、王座奪取はならなかった。

 現地時間6月25日に警察犬に左足を噛まれ、全治2週間と診断されていた中邑。2週間ぶりの“復帰戦"でいきなりWWE王者・AJスタイルズとのシングルマッチが実現したものの、テレビ解説を務めていたルセフが乱入して背後からAJを急襲、反則決着となった。

 ルセフは次回PPV大会『エクストリーム・ルールズ』(7月15日、ペンシルバニア州ピッツバーグ PPGペインツ・アリーナ)でAJのWWE王座に挑戦予定。王者の好機を妨害して試合をぶち壊した形だ。さらにルセフと中邑はAJに追撃を加えようとしたものの、今度は中邑と抗争状態にあるUS王者ジェフ・ハーディが登場。AJを救出した。

 同PPV大会で中邑はジェフのUS王座への挑戦が決定済み。すかさずペイジGMが急きょ「AJ&ジェフvsルセフ&中邑」のタッグ戦を即決し、W前哨戦の様相に。試合ではジェフがルセフに得意のツイスト・オブ・フェイトを決めて決定機をつかみ、スワントーンボムで仕留めにかかったものの、中邑が阻止。リングに投げ落とされたジェフめがけて、ルセフがマチカキックを叩き込んで3カウントを奪い、W前哨戦はヒールの“挑戦者コンビ"に軍配が上がった形となった。

 また、同PPV大会でカーメラのスマックダウン女子王座に挑戦するアスカは、今週もカーメラの手下である男子レスラー、ジェームス・エルズワースと対戦。先週はエルズワースの場外逃走を許す結果となっただけに、今週は場外エスケープが認められない“ランバージャック形式"での男女対決に臨んだ。

 8人の女子スーパースターがリングを取り囲む中で「俺はアスカと闘う準備ができている」と意気込むエルズワースだったが、アスカと向き合うなり場外に逃亡…。しかし、すみやかにベッキー・リンチからリングに戻されたエルズワースは、「待ってくれ」と井上雅央ばりに懇願した。

 当然アスカは「無理じゃコラ」とヒップアタック、ヒザ蹴りをブチ込んだが、再び逃亡を試みたエルズワースに“ラッキー"が訪れる。リングに戻そうとした際に交錯し、女子スーパースター内でもめ始めた。混乱のスキにカーメラは隠し持っていたスプレーをエルズワースに手渡す。構わずアスカはソバットからのアスカロックでタップを奪ってみせたものの、試合後にエルズワースからスプレーを噴射され、カーメラからはスーパーキックを浴びて大の字に。カーメラは誇らしげにベルトを掲げ、アスカにとっては屈辱の結末となった。中邑がUS王座に、アスカがスマックダウン女子王座に挑戦する次回PPV大会『エクストリーム・ルールズ』は、日本時間7月16日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

 スマックダウン後に収録された『205 Live』では、ヒデオ・イタミがセドリック・アレクサンダーのクルーザー級王座に挑戦に挑戦。“ヒール"ながら序盤から闘争心を剥き出しにしたヒデオは、ミドルキックやマウントパンチで攻勢。アレクサンダーもアッパーカットやトップロープ超えのノータッチトペを繰り出して反撃に転じたものの、ヒデオもアレクサンダーのスワンダイブ攻撃を飛翔直前に足をすくって阻止。場外に転落し鉄階段に座りながらもたれかかるアレクサンダーめがけて、鉄階段との“サンドイッチ式"串刺しドロップキック発射に成功した。

 なかばKO状態のアレクサンダーをなんとかリングに戻してカバーしたが、カウント2で返されてしまう。ならばと強烈なローリング袈裟斬りチョップ2連発で場内をどよめかせて追撃を狙ったが、アレクサンダーもカウンターの必殺ランバーチェック(ホイップしての剣山式バックブリーカー)で迎撃。一気に逆転3カウントまで持ち込んで防衛に成功し、ヒデオのクルーザー級王座奪取はならなかった。

 同じく先週の205 Liveで戸澤陽との遺恨が生まれた新顔リオ・ラッシュはコリン・デラニーと一騎打ち。華麗な動きでほぼ一方的に相手を翻ろうし、最後はフロッグ・スプラッシュを決めて快勝した。試合を偵察していた戸澤は「ワオ! すばらしい試合だったが、大したことないな」と切り捨て、さらにマイクを求めるラッシュの前でわざとマイクを落として挑発。すかさず205 Liveのドレイク・マーヴェリックGMが現れ、次週の205 Liveで二人が対戦することを決定した。

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