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7/14【新日本】肉弾戦制す エルガンがEVILねじ伏せ白星スタート

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』東京・大田区総合体育館(2018年7月14日)
Aブロック公式戦 ○マイケル・エルガンvsEVIL×

 エルガンがG1・Aブロック公式戦でEVILとの激しい肉弾戦を制して白星スタートをつかんだ。

 肉弾戦必至の一戦がG1開幕戦の舞台で実現。鎧のような筋肉に変ぼうを遂げたエルガンの怪物的パワーが火を噴いたものの、EVILもビッグ・マイクの右腕集中砲火で活路。脇固めやショルダーアームブリーカー、エプロンサイドから鉄柵に飛ぶダイブ式ショルダーアームブリーカーまで繰り出して勝利への執念をみせた。

 エルガンもEVIL得意のバンシーマズルは切り抜け、そのままラリアットで正面衝突を繰り返す。試合はやはり激しい肉弾戦に突入し、猛烈なラリアットやエルボー合戦に場内も熱を帯びる。先に好機をつかんだのはEVILで、ラリアットを腕へのビッグブーツで迎撃すると、ダークネスフォールズ発射に成功。一気にEVILで仕留めにかかった。

 ところが避けたエルガンも旋回式ファルコンアローでぶっこ抜き、強烈なエルボーを連発。その破裂音に場内も大きくどよめいたが、EVILもロープワークで死角を突いてのラリアットをズバリ。続くEVILは再び切り抜けられたが、激しい先の読み合いを投げ捨てジャーマンで制すと、雄叫びを上げてからこん身のラリアットで走り込んだ。

 だが、待っていたのはエルガンの強烈カウンター・ラリアット。さらにはコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターで豪快にEVILをぶん投げると、ターンバックルパワーボムも発射だ。粘るEVILもバーニングハンマーを着地してみせたものの、やはり必殺のEVILは切り抜けてみせたエルガンは、逆に強引に暗黒戦士をぶっこ抜くや、ブラックタイガーボムをズバリ。衝撃的破壊力の余韻に浸る間もなく、立て続けにエルガンボムで叩きつけ、破壊力十分に3カウントを奪い、価値ある初戦白星を手にした。

【エルガンの話】「G1の開幕戦、残念ながら勝ったような気がしていない。今、自分の頭の中に引っ掛かってるのは、NEVER無差別級王座のベルトを獲ったにもかかわらず、たった1週間でそれを奪われてしまったこと。あんなにひどいことはない。自分自身を疑ったし、家族にも凄く迷惑をかけたと思う。G1では勝っても負けても引き分けても、自分のパフォーマンスをしっかりと覚えておいてほしい。新日本プロレスは世界最高峰のプロレス団体だ。最高峰の中の最高だ。その中で、自分自身がプロレスラーであることを証明するために、ここで戦っている。2018年のG1、俺の試合の1つ1つを絶対に覚えておいてほしい」

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