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7/15【NOAH】背面砕者達が白星スタート 熊野が豪雨被害・広島に捧ぐV誓う

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 12th』静岡・アクトシティ浜松(2018年7月15日)
グローバル・ジュニアヘビー級タッグリーグ戦公式戦 ○大原はじめ&熊野準vs諸橋晴也&宮脇純太×

 大原&熊野の“背面砕者達"がジュニアタッグリーグ戦公式戦初戦で、急きょタッグ結成となった諸橋&宮脇組に完勝。熊野は西日本豪雨で甚大な被害の出た郷里・広島に捧ぐ優勝を誓った。

 初戦を迎えた背面砕者達の相手は、LEONAの負傷欠場で急きょのタッグ結成となった諸橋&宮脇組。LEONAの代役に名乗りを上げた宮脇が捕まる展開となったものの、諸橋のゲキに応えて乗り切ると、終盤には宮脇の前方回転式チキンウイングアームロック&諸橋のドラゴンスリーパーの競演で見せ場を作ってみせた。

 だが、最後は大原がカウンターの風車式バックブリーカーからのムイビエンで宮脇をきっちり料理。宮脇を第1試合で“教育"してきた大原はマイクで「宮脇、ずっとリーグ戦に出たいって言ってたよな。こうしてチャンスが来たっていうのは、運命だったんだよ。今まで当たったなかで、今日のお前が一番良かった。いつか成長したお前に負ける日がくるんだろうけど、それまでいくらでも相手してやる。かかってこい」と激励したが、一方で「俺たち背面砕者達はまだベルトを獲ってない。でもこのリーグ戦は俺たちが必ず優勝する。この夏の主役は俺たち背面砕者達にするから。というわけで今日もムイビエン」と誓いを立ててみせた。

 大原の相棒・熊野にも特別な思いがあった。ジュニアタッグリーグ開幕直後、西日本豪雨で郷里・広島も甚大な被害を受けた。「ニュースとかを見ていても心が痛くて、地元の知人とかに電話したら『お前はお前で今できることをやれ』と言われたんで、僕は必ずこのリーグ戦優勝して、みんなに元気を与えたいと思います」と自らを奮い立たせるように語り、郷里に捧ぐリーグ戦制覇を誓った。

【試合後の大原&熊野】
▼大原「リングでも言ったけど、俺たちはベルトも獲ったことないし、ノーマークだろうし、一番評価も低いだろうからね。だからこそこのリーグ戦、優勝しないといけないと思うし。俺個人としても8月に自分がプロデュースして開催にこぎつけた川崎大会もあるわけだから。ここで結果を出しておかないとカッコつかないし。優勝したらもっとお客さんを呼べると思うし。ヘタしたら川崎でチャンピオンシップができる機会も訪れるかもしれないし。俺はそういう青写真も描いてやってるから、気合が違うよ。この夏は背面砕者達が優勝もらうから」

▼熊野「優勝狙ってるのはもちろん。急きょ決まったタッグが相手でしたけど、取りこぼしなくちゃんと1勝できて。そして僕の地元のほうなんですけど、西の方で豪雨の被害が出ていて。ニュースとかを見ていても心が痛くて、地元の知人とかに電話したら『お前はお前で今できることをやれ』と言われたんで、僕は必ずこのリーグ戦優勝して、みんなに元気を与えたいと思います」

▼大原「ベルト巻いていこうぜ。ベルトを巻いてればチャリティーとかそういう可能性も出てくるし。俺も川崎で行政と一緒に仕事してるから分かるけど、区とか市とか巻き込んでやれることはあると思うんで。そのためにも必ず優勝します」

▼熊野「チャンピオンの権限使ってやる、バカヤロー」

▼大原「俺たちにできることはあるはず。だからがんばりますよ。というワケで今日も…ムイビエン!」

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