プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/15【全日本】岩本初戴冠ならず 青木盤石の世界ジュニアV4

『2018 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦 東京・後楽園ホール(2018年7月15日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合=○青木篤志vs岩本煌史×

 青木が岩本を下し、世界ジュニア王座4度目の防衛を果たした。

 7・1札幌大会で青木が中島を退け、V3を飾った試合後、岩本が現れて挑戦を表明。両者によるタイトルマッチがこの日、実現することになった。

 これが1年ぶり3度目の世界ジュニア挑戦となる岩本は万全を強調して出陣。青木を大いに苦しめた。序盤から中盤にかけては王者ペース。ワンハンドバックブリーカーを皮切りに、3度にわたる逆エビ固め、テキサスクローバーホールドで何度も岩本をもん絶させた。

 これをしのいだ岩本も肩固めで絞め上げるとエプロンDDTで反撃ののろしを上げた。ブレーンバスター、一本背負いをズバリと決め、ジャーマンで追い討ち。孤高の芸術が不発に終わり、青木がパイルドライバー、ダイビングボディプレスで巻き返しに出ても、アサルトポイントは決めさせず。ハリケーンドライバー、高速ドラゴンスープレックスで一気にたたみかけた。

 だが、孤高の芸術は青木が決めさせない。ラリアットの打ち合いに競り勝つと、スパイラルポセイドンで完全に逆転。動きが止まった岩本をアサルトポイントで叩きつけて3カウントを奪った。

 奮闘空しく岩本の世界ジュニア初戴冠はならず。青木が盤石のV4を果たした。これで丸山、中島、岩本と所属を3タテした形。試合後のリング上では「いつまでもヘビー級が面白い全日本じゃなくて、ジュニアヘビー級も面白い全日本プロレスにしたいと思います」と改めて誓った。

 頂点の座を死守した青木にとって次なる大勝負は8月開催のジュニアタッグリーグ戦。佐藤と組んで2年ぶり4度目の優勝を狙う。「今ここにいる諏訪魔さん、石川さん、世界タッグ持ってるでしょ。だったら俺はもっと勲章ほしいよね」と意気込む青木は「俺まだこんなもんじゃないと思ってるからさ。次のジュニアのタッグリーグも光留さんと優勝また返り咲かないといけないんで頑張りますよ」と言い切った。

 全日ジュニアを己が中心となってさらに活性化させていくためにも、青木は世界ジュニアのベルトをそう簡単には渡さない。

【試合後の青木、諏訪魔、佐藤】
▼諏訪魔「コメントする前に祝杯でも上げましょうよ」

▼青木「乾杯だ」

▼諏訪魔「(佐藤に向かって)お前は違うだろ?」

▼佐藤「タッグパートナー、タッグパートナー。はい、いきますよ。全日ジュニアの絶対王者・青木篤志、防衛おめでとうございます! 乾杯!」

※諏訪魔、石川、佐藤とともに乾杯

▼青木「諸事情により、全員車ですからね。でも防衛できたんでよかったです」

▼佐藤「素晴らしい。横綱相撲とは今の試合だ」

▼青木「だけど俺まだこんなもんじゃないと思ってるからさ。次のジュニアのタッグリーグも光留さんと優勝また返り咲かないといけないんで頑張りますよ。シングルはシングル、タッグはタッグ。これで俺はジュニアを盛り上げていきたいし。今ここにいる諏訪魔さん、石川さん、世界タッグ持ってるでしょ。だったら俺はもっと勲章ほしいよね。なので頑張っていきますよ。メインがヘビー級の6人? うるせぇ、チャンピオンシップの方が上だろ!……って光留さんが言ってます」

▼佐藤「チャンピオンが言ったかもしれないけど……もう何でもいいや。おめでとうございます! 総獲りだ。Evolutionで総獲りだ!」

▼諏訪魔「暴走変自大巨人だろ?」

▼佐藤「暴走変自大巨人で総獲りだ!」

▼青木「そういうことだ! 6人タッグ弱いとか言わせねぇぞ」

プロ格 情報局