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7/16【WWE】中邑が秒殺でUS王座奪取、アスカはスマックダウン女子王座戴冠ならず

 PPV大会『エクストリーム・ルールズ』が米国現地時間15日、ペンシルベニア州ピッツバーグで開催され、中邑真輔がジェフ・ハーディを秒殺し、US王座を戴冠。アスカはスマックダウン女子王座戴冠ならなかった。

 負傷欠場によって一度は中止となった王者ジェフとのUS王座戦がこの日PPV大会の大舞台で実現。中邑はゴング前にレフェリーの死角を突いてジェフにローブローをさく裂。試合開始のゴングが鳴ると、うずくまるジェフにキンシャサをクリーンヒットさせて秒殺勝利を決め、日本人3人目となるUS王座戴冠を果たした。

 スマックダウン昇格後、自身初のタイトル獲得となった中邑はベルトを掲げて勝利をアピール。そこへランディ・オートンが現れ、リングサイドで中邑とにらみ合うと、ジェフの股間にストンピングを一発食らわせてリングをあとにした。試合後、中邑はインタビュアーからローブローについて問われると「ハードな試合だったが、最後はキンシャサをジェフに決めて3カウント。俺がUS王者になったよ」と皮肉まじりに豪語。オートンの登場については「ナイスではない」と困惑の表情を浮かべた。新US王者・中邑は次週のスマックダウンでジェフとのリマッチに臨む。

 アスカはスマックダウン女子王者カーメラに挑戦した。これまで偽アスカの変装やスプレー攻撃でアスカを妨害してきたカーメラの手下ジェームス・エルズワースがシャークケイジで天井に吊るされて試合はスタート。アスカはスピンキックで先制すると、カーメラがエルズワースから渡されたチェーンや隠し持っていたスプレーで攻撃を狙っても、お構いなしにヒップアタックからアスカロックを決めた。カーメラがロープに逃れても場外戦でバリケードに叩きつけたものの、その間、エルズワースがケージの鍵を開けてエスケイプ。足が引っかかって宙づりとなったエルズワースをアスカは報復とばかりにサンドバッグ状態に。ケージを下げたスタッフを強制排除して攻撃を続けたものの、スキを突いたカーメラが背後からアスカをケージに叩きつけて3カウント。不意打ちを食らったアスカはまたも王座奪取を逃した。

 王者AJスタイルズとルセフのWWE王座戦が行なわれた。AJのカーフクラッシャーに捕まりながらもルセフはアコレードを決めたが、両者ロープエスケイプでともに決まらず。ルセフのセコンドに付いていたエイデン・イングリッシュがターンバックルのカバーを取り外したが、これが仇となった。AJがルセフを剥き出しとなったコーナーへの誤爆を誘うと、スワンダイブ式450°スプラッシュ、フェノメナル・フォーアームをルセフに立て続けに決めて3カウントを奪い、王座防衛を果たした。

 ブラウン・ストローマンとケビン・オーエンズの金網戦が行われた。これまで車の横転破壊や簡易トイレごとステージから吹き飛ばされてきたオーエンズはスロトーマンに恐怖するばかり。それでも隠し持っていた手錠でストローマンをロープに縛りつけて動きを封じ、“サックイット"や投げキッスで侮辱したが、ストローマンは怪力で手錠を引きちぎった。オーエンズを金網最上部で捕まえると、そのまま5メートルの高さからチョークスラムでアナウンステーブルに沈めた。先に地面に足が付いたオーエンズの勝利に終わったが、試合後は担架で運ばれた。ストローマンは「勝者はケビン・オーエンズだ」と嘲笑ってからリングを去った。

 王者アレクサ・ブリスとナイア・ジャックスのロウ女子王座が反則判定なしのエクストリーム・ルールで行われた。謹慎中のロンダが最前列で観戦する中、アレクサにはミッキー・ジェームス、ナイアにはナタリアがセコンドに付いた。体格に勝るナイアが優位に進めたが、ナイアがコーナーに誤爆すると、ミッキーとアレクサが2人がかりで攻撃。すると観客席にいたロンダがたまらず救出に現れ、ミッキーを投げ飛ばし、逃げるアレクサを追いかけた。が、ミッキーが竹刀でロンダを不意打ちして撃退すると、アレクサがパイプ椅子上にDDTでナイアを沈めて王座防衛に成功した。

 カート・アングルGMがルネ・ヤングによるインタビューに登場。ブロック・レスナーについて言及した。「ポール・ ヘイマンと防衛戦に関して交渉を再開させたが、ヘイマンはレスナーが興味を示していないと言っているようだ。これには私もファンもうんざりしている。 レスナーがロウに登場してユニバーサル王座の防衛戦を決めるか、、そうでなければ王座剥奪だ」との意向を示した。

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