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7/16【NOAH】背面砕者達が無傷連勝 初戦のメキシカン・コンビ破る

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 12th』長野・松本キッセイ文化ホール(2018年7月16日)
○大原はじめ&熊野準vsエル・イホ・デル・パンテーラ&リッキー・マルビン×

 ジュニアタッグリーグ戦公式戦で大原&熊野の“背面砕者達"(バックブリーカーズ)が、初戦を迎えたマルビン&パンテーラのメキシカンコンビを撃破。無傷の2連勝で勝ち点を4に伸ばした。

 日本ではWRESTLE-1などで活躍するパンテーラはノア初登場。WNC参戦時以来の“再会"となった大原相手にいきなり魅せた。スピーディなハンドスプリングで翻ろうするや、ノーハンド式のハンドスプリング・ロープワークからのバク宙も披露。さらには大原の腕をつかんでロープを渡り、近寄ってきた熊野もろともアームホイップ&ヘッドシザースホイップで投げ飛ばすや、場外の二人に619式のトペ・フェイントを繰り出して場内の喝采を集めた。

 終盤にもパンテーラが躍動。トップロープ超えのセントーンを繰り出して大原の動きを止めるや、場外の熊野にはローリング・トペを発射して足止め。さらにマルビンが大原を肩車し、パンテーラもスワンダイブ態勢に入って合体攻撃の大技を狙った。

 だが、場外の熊野がパンテーラの足をすくって阻止。救われた大原も着地し、バッククラッカーでリッキーの腰骨を射抜くや、一気にムイビエンへ。マルビンもたまらずタップし、メキシカンコンビの出鼻をくじいて背面砕者達が無傷2連勝となる勝ち点4を手にした。

 試合後には大原がマイクを持ち、「パンテーラ、4、5年ぶりに試合しましたけど、ルチャはもとより、すんげー日本語がうまくなっててビックリしました。今日はいいようにやられた感じがして、ちょっと悔しいんでね。近い内にまたやりたい」とパンテーラのさらなるノア参戦を熱望。一方で「背面砕者達、これで2連勝。ベルトも巻いてないし、結果も出してない。一番評価が低いチームかもしれないけど、今年の夏は俺たちが仕掛けていきます」と改めて優勝を誓った。

 あす(17日)の所沢大会では“業務提携中"と表現する日高&菅原のZERO1コンビと対決する。大原主導でZERO1勢と手を組んだことに熊野は反発していたが「とりあえず明日対戦して、どう思うか」と共闘に含みをもたせつつも「勝つのは僕たち背面砕者達」と強調した。


【試合後の大原&熊野】
▼大原「久しぶりにパンテーラと試合して、最初いいようにやらちゃってビックリしたんだけど、最終的にここぞっていうチャンスがつかめたんで。クマありがとう。最後に助けてくれて。いやぁ、このリーグ戦、いい感じで連係がとれてるんでね。このまま維持して、取りこぼしなく」

▼熊野「明日もあるんでね、取りこぼしなく」

――共闘中の日高&菅原と当たるが?

▼大原「それはそれ、ですよ。やっぱり俺らは二人だけ。RATEL'Sは4人いるし、諸橋と小川もHi69・稔とくっついて4人になって。そうすると二人だとイニシアチブ握られて不利になってくるから。どうしようかなって思ってた時に、あのZERO1の二人が来たから。だったら組んで4人になった方が、この先考えたら有利になると思ったからね。業務提携って感じですよ。色んな見方があって。確かに俺らはノアだから外の人間と組むことは良くない…って部分もあるのかもしれないけど、新しいものをどんどん取り入れていかないと。俺たちは俺たちでやっぱりリーグ戦も狙ってるし、タッグのベルトも、シングルのベルトも狙ってるんで。うまいように彼らを利用して、彼らも俺らを利用してもらって、盛り上げていければいいかなと思ってます」

――熊野選手は考えが違うようだが?

▼熊野「まぁ僕はまだ組む機会もないし、リーグ戦前はシングルのベルトに集中してたんでね。とりあえず明日対戦して、どう思うか。勝つのは僕たち背面砕者達」

▼大原「そこは変わらない。でもあの人達の力も必要だし。新たなうねりを生み出すことも必要。だからそこはWinWinを目指してやっていきます」

――ジュニアタッグリーグが終わってもZERO1勢と組んでいく?

▼大原「そこを視野に入れてるからこそ動いてるワケであって。僕らはノアがあって、彼らはZERO1があって、全部が全部一緒にやっていくワケじゃないですけど、そこは業務提携ってことで。味方は多いほうがいいんで。とにかくこのリーグ戦、2戦目も勝てたんで、このまま連勝していきます。というワケで今日もムイビエン!」

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