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7/17【NOAH】マサ斎藤さん追悼10カウント “マサ”受け継いだ北宮「今まで以上に半端は許されない」

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 12th』埼玉・所沢市民体育館サブアリーナ(2018年7月17日)

 14日に亡くなったマサ斎藤さんの追悼セレモニーが17日のノア所沢大会試合前に行われた。

 ノアでは中嶋勝彦とマサ北宮が健介オフィス(DIAMOND RING)出身。健介オフィスのアドバイザーを務めていた斎藤さんと深いつながりがあった。追悼セレモニーではこの日の出場選手がリング周辺に集合。中嶋と北宮が遺影を持つなか、10カウントの弔鐘(ちょうしょう)が捧げられた。

 セレモニー前には報道陣の要請に応じて北宮が会見。健介オフィス時代に斎藤さんから指導を受けた北宮は、2016年4月に北宮光洋からマサ北宮にリングネームを改名した。「突然のことだったので、まだ混乱しているというか…」とさすがにショックは隠しきれぬ様子だったが、「何があっても僕らはプロレスラーなので。どんな時でもグッド・コンディション、グッド・ハートで最高のプロレスをお客様に見せること。それが一番のマサさんへの弔(とむら)いにもなるだろうし、マサさんもそう常々おっしゃっていたので」と自分自身に言い聞かせるように語った。

 “マサ"の名を受け継ぐ形となるが「今までも半端な気持ちでやってきたワケではないんですが、他の選手には背負えないような、凄い、大変な名前をいただいた。半端は許されないなと、改めて思います。これまでもそうでしたけど、マサさんの名前をいただいたからには、今まで以上にその名に恥じないように…」と改めて誓った。


【北宮の話】
――斎藤さんの訃報を知ったのは?

▼北宮「発表されるちょっと前に伝え聞いたんですけど、正式なリリースがあるまではとどめておくように、と言われていたので…。突然のことだったので、まだ混乱しているというか…。まだお通夜や告別式も終わっていませんし、まだ御遺体も拝見していないので…」

――斎藤さんから教わった姿勢やスピリッツというのは?

▼北宮「何があっても僕らはプロレスラーなので。どんな時でもグッド・コンディション、グッド・ハートで最高のプロレスをお客様に見せること。それが一番のマサさんへの弔(とむら)いにもなるだろうし、マサさんもそう常々おっしゃっていたので。誰よりもプロレスを愛していた方なので……そういう方のそばにいられただけでも、自分のキャリアのなかではとんでもない財産だなと。感謝しかないですね」

――最後に会ったのは?

▼北宮「去年の4月に大阪で興行があった時ですね。諦めずに最後まで戦い抜け、そしたら必ず報われるから、と。そう言っていただけました」

――マサというリングネームで戦っていくことについて、改めて思うことは?

▼北宮「今までも半端な気持ちでやってきたワケではないんですが、他の選手には背負えないような、凄い、大変な名前をいただいた。半端は許されないなと、改めて思います。これまでもそうでしたけど、マサさんの名前をいただいたからには、今まで以上にその名に恥じないように……」

――特に印象深い思い出は?

▼北宮「やっぱり毎日の合同練習ですかね。マサさんも毎日道場にいらっしゃって、練習をみていただけた。その時間が一番印象に残っているというか、今思えば本当に特別な時間だっんだな、と。本当に当時は当たり前の日常に感じていますが、今思うと本当に凄いことだったんだなと思いますね。練習をやって、合宿所で一緒にチャンコを食べて」

――斎藤さんの教えを人生のなかでどう生かしていく?

▼北宮「やっぱりプロレスの心構えというか、マインドの部分は佐々木さんしかり、マサさんに教わったものなので。だから、これまで通りといえば、これまで通りで。それを絶対に忘れないようにしていきたい」

――闘病する斎藤さんの姿をみていて?

▼北宮「ただただ尊敬ですよ。プロレスだけじゃなくて、人生かけて病気とも戦っておられたし、そのなかでも目標を自分で定めて、あんな大変な状況でも、そこに向かってやられてたんで、本当に凄い方でした」

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