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7/19【新日本】乱入切り抜けトンガをクルリ SANADAが“3度目の正直"

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』東京・後楽園ホール(2018年7月19日)
Bブロック公式戦 ○SANADAvsタマ・トンガ×

 BULLET CLUB OGの乱入により、窮地に追い込まれたSANADAだったが、最後は後方回転足折り固めでクルリ。G1で連敗中だったトンガから3戦目でやっと白星を奪い、初日を迎えた。

 G1のBブロック公式戦でSANADAとトンガが激突した。SANADAは開幕戦で後藤洋央紀に惜敗。一方、トンガはUS王者のジュース・ロビンソンを下して好スタートを切った。好対照の初戦となった2人は2016年、2017年のG1で対戦。どちらもトンガがガンスタンで勝利している。

 のっけから2人はジュニア顔負けの先読み合戦を展開。ドロップキックが相打ちに終わると、場内はドッと沸く。笑顔のトンガは握手を求めるが、SANADAが応じたところで襲いかかる。パラダイスロックを仕掛けるが、これは未遂に終わった。

 トンガはセコンドについたBULLET CLUB OGの盟友であるタンガ・ロアを巧みに介入させる。SANADAの注意がロアに向いたところで、背後から襲撃。反撃を受けると、リングサイドを逃げ回り、追いかけてきたSANADAにロアがラリアットを浴びせた。それを見た浅見レフェリーがロアをバックステージに下げさせる。

 しばらくそのまま防戦が続いたSANADAだったが、ミサイルキックで反撃開始。華麗なリープフロッグからドロップキックを突き刺すと、先ほどのお返しとばかりにパラダイスロックに固める。そして、そこをドロップキックで射貫いて場外に追いやった。トンガの反攻を切り抜け、プランチャもさく裂する。、

 3年連続の勝利を目指すトンガはトンガツイストで逆襲。レフェリーとの交錯を連発して無法地帯を作る。ならばとSANADAは掟破りの逆ガンスタンで勝負に出るが、レフェリーは倒れたままで幻の3カウントに終わった。

 すると、ここでロアとバッドラック・ファレが乱入。SANADAを2人がかりで痛めつけると、ロアはジャンピングパワーボムでマットに叩きつけた。すかさずトンガはフォールに行くが、SANADAはギリギリで肩を上げる。

 乱入で決定的チャンスを掴んだトンガは、過去2戦と同じようにガンスタンで仕留めにかかるが、SANADAはギリギリで踏ん張り、Skull Endを狙う。慌ててロアがエプロンに上がるが、SANADAはトンガの身体をロアにぶつけて切り抜けると、そのままトンガを後方回転足折り固めでクルリ。技ありの丸め込みで3カウントを奪い取った。

 華麗なフィニッシュに場内は大歓声。SANADAはすぐに場外に退避すると、ポーカーフェイスのまま、リングサイドで勝ち名乗りを受けた。

 トンガに3度目の正直でキッチリと勝利し、1勝目をゲット。「最後のフィニッシュ見ただろ? あれだよ」と言葉少なにアピールしたSANADAだった。次戦は7・21後楽園。NEW JAPAN CUPで敗れているザック・セイバーJr.と対戦する。一方、トンガはBULLET CLUBの内紛を引きずるケニー・オメガと相対する。

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