7/20【全日本】三冠前哨戦 王者・宮原が直接勝利 「大丈夫かゼウス?」

『2018 SUMMER ACTION SERIES』愛知・名古屋国際会議場(2018年7月20日)
○宮原健斗＆ヨシタツ＆青柳優馬vs秋山準&ジョー・ドーリング&ゼウス×

　今シリーズ2度目となった三冠前哨戦は王者・宮原がゼウスを直接ピンフォール。「大丈夫かゼウス?」と挑発してみせた。
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　夏のビッグマッチ第1弾となる7・29大阪大会は9日後。この日、今シリーズ2度目となる三冠前哨戦が組まれた。開幕戦の7・15後楽園大会ではゼウスがヨシタツを撃破して挑戦者の勢いをみせつけたが、今度は名古屋の地で王者が追い風を吹かせた。

　先発で対峙した両者は互いの攻撃を読み合うせめぎ合いを展開。中盤に再び向き合うと、ゼウスが流れをつかんだ。ショルダータックル、串刺しバイセップスエクスプロージョン、フロントスープレックスの猛攻を浴びせると、秋山とジョーの援護射撃を受けてから正調、雪崩式とブレーンバスターを連発。混戦模様の中、ゼウスが串刺しバイセップスエクスプロージョンを叩き込めば、宮原も追尾式串刺しブラックアウトで徹底抗戦。エルボー合戦を逆水平で押し込んだゼウスがハイキック、バイセップスエクスプロージョンの波状攻撃でたたみかけた。

　だが、宮原はジャックハマーを阻止。ここから最高王者の怒とうの猛反撃が始まった。二段式ジャーマンで逆襲し、ブラックアウトをこれでもかと連射。完全に動きが止まったゼウスにシャットダウンスープレックスを爆発させて完璧な3カウントを奪った。

　6月シリーズから前哨戦が始まって以来、初めて両者の間で直接勝敗がついた。宮原にすればまさに最高の結果。試合後は「おそらく俺の記憶をたどれば、2年前のチャンピオン・カーニバル以来」(宮原)となる名古屋での「最高」マイクで締めた。

　相手の猛攻を耐え抜いての逆転勝利は宮原の真骨頂。改めて三冠王者の実力を満天下に示した最高王者はゼウスとのV3戦へ向けて自信満々。「直接だ。直接ゼウスからシャットダウンだ」と会心の勝利を噛み締めると、「ゼウス大丈夫か? え? あと1週間ちょいだぞ。大丈夫かゼウス? 大阪じゃなきゃパワー出ないか? ゼウス、そしてゼウスを応援してるファンの皆さんよ、全員でかかってこいよ」と余裕すらのぞかせながら挑発してみせた。

　ゼウスに傾きかけた流れを宮原が直接勝利でひっくり返した形。残る前哨戦は7・25佐賀大会のみとなったが、王者が追い風に乗ったまま大阪決戦に突入することになるかもしれない。

【宮原の話】「よっしゃ。来た。名古屋、締めたの久しぶりだ。いつぶりだ? おそらく俺の記憶をたどれば、2年前のチャンピオン・カーニバル以来じゃないか? 名古屋、最高だぜ。(しかも開幕戦以来の前哨戦でゼウスに直接勝利で最高の結果となったが?)直接だ。直接ゼウスからシャットダウンだ。ゼウス大丈夫か? え? あと1週間ちょいだぞ。大丈夫かゼウス? 大阪じゃなきゃパワー出ないか? 大丈夫か? 大阪よ、大阪。ゼウス、そしてゼウスを応援してるファンの皆さんよ、全員でかかってこいよ」