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7/21【全日本】世界タッグ最後の前哨戦 石川制すもTAJIRIが足攻め&介入&毒霧で圧倒 「明日普通じゃ終わらせない」

『2018 SUMMER ACTION SERIES〜和文字焼きまつり 前イベント〜』岡山・和気町体育館(2018年7月21日)
○石川修司vsTAJIRI×

 世界タッグ最後の前哨戦は石川がTAJIRIとの一騎打ちに辛勝。足攻め、ヴァレッタの介入を駆使してTAJIRIが試合を支配し、試合後もグリーンミスト噴射で不意打ちした。

 王者組・諏訪魔&石川と挑戦者組・TAJIRI&ヴァレッタによる世界タッグ戦が組まれた7・22博多大会はいよいよ明日。最後の前哨戦となったこの日は石川とTAJIRIのシングル初対決が実現した。

 百戦錬磨のTAJIRIはまるで闘牛士のように石川をいなすと、ローキックを連発して左足を狙い撃ち。レッグロック、足4の字固め、逆片エビ固めで執拗に絞め上げて石川を苦もんさせた。

 その後もTAJIRIは石川に攻撃するスキを与えない。セコンドについたパートナー・ヴァレッタを介入させたのだ。竹刀を持ち出してレフェリーの注意を引きつけるスキに、ヴァレッタがチェーンで石川を絞め上げ、イス攻撃を連発。石川が串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプで逆襲しても、ハンドスプリングエルボー、トラースキックで攻め立てた。

 それでも石川はバズソーキックをガード。ヴァレッタの介入も防ぐと、ファイアーサンダーを爆発させて逆転の3カウントを奪った。最後の前哨戦を制した石川だったが、まさに辛勝。しかも試合後に罠が待っていた。大の字となったTAJIRIを指差して挑発した次の瞬間、グリーンミストを被弾。顔面を緑に染めて苦もんする石川をヴァレッタがチェーンで殴りつけ、首を絞めながら頭突きを連打。その姿をTAJIRIは不敵すぎる笑みとともにみつめた。

 戦績は2勝1敗だが、その数字以上に挑戦者組が圧倒した形で前哨戦は終わった。あとは明日の本番を迎えるのみ。TAJIRIは「普通には終わらせないから。普通じゃ終わらせないからな」と予告。これまで以上の仕掛けを示唆した。一方、石川は勝利しながらも屈辱感にまみれた格好。「もうなめられっぱなしだね」と悔しさを隠さず、「明日、TAJIRIもヴァレッタもボコボコにして、俺らが強いってもう一回証明しないと納得できない。納得できないよクソ」と吐き捨て、“雪辱"を見据えていた。

【TAJIRIの話】「野獣の言葉はわかんねぇけど、普通には終わらせないから。普通じゃ終わらせないからな」

【石川の話】「あぁ……クソ。3カウント獲ったんで…もう明日しかないから。もうなめられっぱなしだね。明日、TAJIRIもヴァレッタもボコボコにして、俺らが強いってもう一回証明しないと納得できない。納得できないよクソ」

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