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7/22【新日本】ロス・インゴとOG派が乱入合戦 EVILが反則勝ちで3勝目

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』東京・エスフォルタアリーナ八王子(2018年7月22日)
Aブロック公式戦 ○EVILvsバッドラック・ファレ

 ロスインゴ軍とBULLET CLUB OGが乱入合戦を繰り広げて大混乱に陥る中、タマ・トンガがEVILにガンスタンを決めたところでレフェリーがファレの反則負けを通告。EVILが3勝目を手にした。

 2勝1敗のEVILと1勝2敗のファレがAブロック公式戦で対戦した。両者は昨年のNEW JAPAN CUP準決勝(3・19浜松)で激突。ロス・インゴ軍とBULLET CLUBが乱入する混戦となったが、ファレがバッドラックフォールで勝利していた。G1前にタマ・トンガ、タンガ・ロアとBULLET CLUB OGを結成したファレは連日暴走中。そして試合はNEW JAPAN CUPを再現するかのような混戦となった。

 開始早々、エプロンに上がったセコンドのロアを場外に叩き落としたEVILは、ファレにショルダータックルを連発し、サミングで動きを止める。すかさず自分から場外のロアを襲撃。あとを追ってきたファレを鉄柵に投げ飛ばして先制した。

 しかし、場外戦でロアの反撃にあうと、一転してEVILが守勢を強いられる。ファレは観客席にEVILを放り投げ、客席を仕切るフェンスを使って暴行した。リングに戻ってもファレはやりたい放題。踏みつけ攻撃など原始的な技でいたぶると、EVILの右手にボディプレスを投下し、腕攻めを展開する。

 苦しんだEVILだったが、場外戦で逆襲に転じる。ロアにパイプイスを投げ渡してレフェリーの注意を引きつけると、別のパイプイスをファレの首に固定し、鉄柱に投げつけた。リングに戻ると、ブロンコバスターをお見舞い。ファレの反撃を受けたが、グラネードはキッチリと防ぐと、ラリアットを乱射し、ブレーンバスター狙いを利用して、急角度のDDTを繰り出した。

 ファレもカウンターのラリアットから強引にバッドラックフォールを仕掛けるも、EVILは背後に不時着。頭突き、ローリングエルボー、ラリアットと畳みかけて、必殺のEVILを予告した。ここでファレが突然、暴走。EVILの身体を浅見レフェリーに投げつけてレフェリー不在の状況を作る。すかさずロアとともにEVILを暴行。ここから試合は混乱の様相を深めていく。

 EVILを助けようと、ロス・インゴ軍のBUSHIが乱入。毒霧を噴射してロアを戦闘不能に追い込んだ。だが、OG派のトンガもリングに雪崩れ込み、BUSHIをゴーストフェイスで排除。すると、今度はそのトンガと7・26長岡のG1公式戦で対戦する内藤哲也が登場。延髄斬りで場外に蹴落とした。

 ファレがその内藤をラリアットで黙らせると、倒れるEVILに再びバッドラックフォールを狙う。しかし、この隙を突いてEVILが必殺のEVILをズバリ。場内が沸騰した。すかさずフォールに行くと、浅見レフェリーもやっと起き上がるが、両軍がリング上で倒れている異様な状況を見て、カウントを取るのを躊躇する。

 すると、息を吹き返したトンガが、いきなりEVILにガンスタンを敢行。浅見レフェリーはこれで反則を通告したが、トンガはさらに内藤にまでガンスタンをお見舞い。内藤とEVILがリング上で倒れる中、自分たちが勝者だといわんばかりにファレの手を掲げて、ブーイングを浴びた。

 「おい、いいか、ファレ。EVILが決まった時点でな、俺の勝ちなんだ。よく覚えとけ」とEVIL。会心の勝利を反則で潰された形となったが、とにかく3勝目を手にし、棚橋弘至、ジェイ・ホワイトと並んでAブロック首位タイとなった。次戦の7・27浜松ではハングマン・ペイジと対戦する。

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