7/26【新日本】王者対決でロビンソン粉砕 オメガが無傷の4連勝で首位独走

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』新潟・アオーレ長岡(2018年7月26日)
Bブロック公式戦 ○ケニー・オメガvsジュース・ロビンソン×

　王者対決でロビンソンを粉砕。オメガが無傷の4連勝で独走態勢に入った。

　IWGPヘビー級王者のオメガとUS王者のロビンソンがBブロック公式戦で激突した。オメガはIWGP王者の強さを見せつけるように、開幕3連勝を挙げて首位を独走。一方、ロビンソンは左手の負傷が尾を引き、まさかの開幕3連敗となった。昨年のG1公式戦で両者は対戦。ロビンソンが丸め込んで金星をあげたが、US王座を懸けての再戦はオメガが奥の手・雪崩式片翼の天使で返り討ちにしていた。

　オメガはのっけから左腕を絡め取るが、そこにヒザを落とすのには躊躇する。そのオメガがフランケンシュタイナーからトペコンヒーロで先手を取りにいくも、先にエプロンに戻ったロビンソンがロープ越しにスピアーをぶち込んで先制した。ロビンソンはコタロークラッシャーを食らって場外に連行されるも、逆に場外ブレーンバスターを決めると、エプロンからトペコンヒーロを浴びせる。

　リングに戻ると、ダイビングボディアタックで飛翔。右のナックルパートを連発し、逆水平で快音を鳴らす。左手を攻められると、表情を歪めるが、カウンターのスピンキックを突き刺すと、フルネルソンバスターでマットに叩きつけた。ロビンソンペースが続く。

　反撃したいオメガはカナディアンロッキーバスターからムーンサルトプレスに繋ぐが、ロビンソンはヒザを突き立てて撃墜。キャノンボールをぶち込み、パワーボムでぶん投げた。終始試合をリードしたロビンソンは、10分悔過のコールと同時にパルプフリクションへ。

　こらえたオメガは、続くジャーマンを一回転して不時着すると、飛びヒザ蹴りでお返し。ロビンソンはガードするも、左腕への直撃を受けて動きが止まる。チャンスを見逃さないオメガは飛びヒザ蹴りをさらに発射。高速ドラゴンスープレックスも2連続で決まって、やっと流れを掴んだ。ロビンソンは苦し紛れにラリアットを放つも、読んだオメガは脇固めで負傷している左手を絞めに絞める。

　何とかエスケープしたロビンソンは、続くVトリガーを回避。ジャーマンでぶん投げる。左手でのラリアットはことごとく迎撃されてしまうが、3度目のトライでクリーンヒット。オメガのリバースフランケンをもらってしまい、片翼の天使を狙われたが、回転して着地すると、プリンスズスロウンがさく裂し、再びパルプフリクションの体勢に。

　だが、すっぽ抜けさせてマットに自爆させたオメガは、後頭部にVトリガーをズバリ。蒼い衝動式牛殺しから再度Vトリガーをぶち込むと、片翼の天使へ。ロビンソンは丸め込んで粘るも、キックアウトした瞬間にオメガは再度Vトリガーをグサリ。今度こそ片翼の天使を繰り出して、3カウントを奪い取った。

　予想以上に苦しい戦いを強いられたオメガだったが、最後は勝負所を見逃さず、開幕からの連勝を4に伸ばした。試合後、オメガはロビンソンにUS王座のベルトを自ら手渡し、介抱して敬意を表した。独走態勢に入ったオメガは、次戦の7・28名古屋でSANADAと対戦する。