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7/29【全日本】青柳が秋山を初フォール 野村&青柳が6ヵ月ぶりアジアタッグ返り咲き

『2018 SUMMER ACTION SERIES』最終戦
エディオンアリーナ大阪・第1競技場(2018年7月29日)
アジアタッグ選手権試合=○青柳優馬&野村直矢vs永田裕志&秋山準×

 青柳が秋山を初ピンフォール。野村&青柳が6ヵ月ぶり2度目となるアジアタッグ王座戴冠を果たした。

 昨年9月にアジアタッグを初戴冠した野村&青柳だったが、秋山&永田戦を目前にした今年1月、青柳の右足首骨折により返上を余儀なくされた。青柳が復帰後の6・12後楽園大会で秋山&永田に挑んだものの完敗。それでも二人はあきらめず、再挑戦を猛アピールし、この日1ヵ月ぶりの再戦を迎えた。

 だが、百戦錬磨の王者組の前に今回も大苦戦を強いられた。まずは青柳が特設花道上で秋山のランニングニーを食らって動きが止まり、永田から蹴りの雨や腕攻めを浴びせられた。必死の抵抗も秋山のヒザ攻撃で返り討ちにされた。

 青柳が劣勢を打開したが、今度は野村が捕まってしまう。秋山のジャンピングニーを被弾し、永田にはエクスプロイダーで投げ飛ばされた。張り手合戦に持ち込んでも、猛烈な連打で押し返されてしまった。

 それでも青柳が永田にジャンピングニー、ダイビングボディアタック、ダイビングエルボードロップで反撃したが、白目式腕固めに捕まって失速。秋山には串刺しジャンピングニー、ランニングニー、フロントネックロックで一方的に攻め込まれ、永田のミドルキック、秋山のランニングニーを立て続けに被弾。秋山からニーリフト乱打を浴びせられ、エクスプロイダーで追い込まれた。

 敗色濃厚となったが、青柳は一瞬のスキを見逃さず。秋山が勝負に出たリストクラッチ式エクスプロイダーを首固めで切り返した。そしてここから挑戦者組が怒とうの連続攻撃に出る。野村が追尾式ジャンピングエルボー、ジャーマンで援護射撃すると、青柳もジャーマンで続く。さらに掟破りの逆ジャンピングニーをさく裂させると、青柳の串刺しジャンピングニーと野村の串刺しジャンピングエルボーを同時発射。最後は青柳がロックスターバスターを爆発させて3カウントを奪った。

 青柳が秋山から値千金のピンフォール勝ち。野村&青柳が6ヵ月ぶりにアジアタッグ王者に返り咲いた。秋山から「若さと勢いだけ」と見下されたが、最後の連続攻撃は秋山に反撃のスキを与えず。まさにその若さと勢いを象徴するような攻撃で、これこそが二人が立てていた作戦だった。最古のベルトを取り戻した若き新王者は「あの二人から獲った以上、もうひどい試合できないし、このベルトの価値、もっともっともっと、もっともっともっと! 上げていきます」(青柳)と誓った。

 そしてさっそく挑戦者が現れた。元アジアタッグ王者でもある大森だ。今年1月に秋山と組んで野村&青柳に挑戦し、敗れ去っている大森は「そのアジアタッグ、俺もまだあきらめてねぇんだ。とんでもないパートナー連れてきて、一番最初に俺がそのベルト挑戦者に名乗りを上げる」と宣言。最後に「アックスボンバーズ」と意味ありげに言い残して去っていったように、アックスボンバーズのメンバーの一人を投入する可能性が高い。王者組に拒む理由はなく、「大森さん、間違いなくベテランで実力もある。その大森さんが言うとんでもないパートナー、楽しみですね」(青柳)と受けて立つ構えをみせた。

 野村&青柳にとっては仕切り直しのアジアタッグ奪還。「秋山さん、永田さんから獲った僕ら、今もう敵なしですよ。僕らが力を合わせればどんな困難だって乗り越えられますから」(青柳)と言い切った新王者組がこれからアジアタッグの価値を高めるべく、再び防衛ロードを突き進む。

【試合後の野村&青柳、大森】
▼青柳「ベルトやっと獲りました!」

▼野村「向こうのチャンピオンチームは本当に最強でした。最後、ほぼ2対1の状態で秋山さんに集中攻撃して、何とか最後勝つことができました」

※大森が拍手しながらやってきて

▼大森「野村選手、青柳選手、アジアタッグ奪取おめでとう。まずは二人の戦いぶりに敬意を表しておめでとう(野村、青柳と握手を交わす) そのアジアタッグ、俺もまだあきらめてねぇんだ。とんでもないパートナー連れてきて、一番最初に俺がそのベルト挑戦者に名乗りを上げる」

▼野村「やってやるよ」

▼青柳「やりましょうよ。とんでもないパートナー連れてきてくださいよ」

▼大森「誰でも文句ねぇだろ?」

▼青柳「文句ないですよ、大森さんがチャレンジャーなら文句ありませんよ」

▼野村「やってやる」

▼青柳「やりましょうよ。アジアタッグ選手権やりましょう」

▼大森「やるって言ったな?」

▼青柳「やるって言いましたよ」

▼大森「吐いたツバ飲み込むなよ。とんでもねぇパートナー、アックスボンバーズ…」

※大森は控室へ

▼青柳「さっそく挑戦者が名乗りを上げてきました。大森さん、間違いなくベテランで実力もある。その大森さんが言うとんでもないパートナー、楽しみですね。秋山さん、永田さんから獲った僕ら、今もう敵なしですよ。僕らが力を合わせればどんな困難だって乗り越えられますから。ねぇ?」

▼野村「やってやるよ」

▼青柳「次、決まりました。チャンピオンに休んでる暇はありません。今日の勝利に浸りたい気持ちはありますが、次のステップに進みます」

▼野村「もう次があるってわかってるんで、あとはまた自分ら二人で作戦会議するだけです」

▼青柳「あの二人から獲った以上、もうひどい試合できないし、このベルトの価値、もっともっともっと、もっともっともっと! 上げていきます」

※秋山&永田はノーコメント

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