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7/30【新日本】逆落とし解禁でEVIL狩り 鈴木が4連勝

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』香川・高松市総合体育館・第1競技場(2018年7月30日)
Aブロック公式戦 ○鈴木みのるvsEVIL×

 久々に解禁した逆落としからゴッチ式パイルドライバーに繋げて、鈴木がEVIL狩り。4連勝を飾り、2位タイに浮上した。

 4勝1敗で首位タイのEVILと3勝2敗の鈴木がAブロック公式戦で対決した。開幕戦ではマイケル・エルガンに敗れたEVILだったが、その後は破竹の4連勝を飾り、棚橋弘至と並んで首位タイに立った。対する鈴木も連敗スタートとなったが、3連勝で調子を上げている。2人は昨年のG1公式戦で初対決。ロス・インゴ軍と鈴木軍の双方が乱入する混戦の末、EVILが勝利している。

 EVILは7・27浜松のハングマン・ペイジ戦で左ヒザを負傷。ヒザをテーピングで固めて登場した。ゴングを待たずに2人は乱闘を開始。ぶら下がり式腕十字で奇襲した鈴木は、場外戦となると、パイプイスや場外フェンス、マイクケーブルなどを使って暴行し、リズムを掴む。早くもEVILをリングアウト寸前まで追い込むと、その後も鈴木ペースが続いた。

 EVILはソバットから逆襲に転じ、串刺しラリアット、ブロンコバスターと畳みかけると、挑発気味に鈴木の後頭部を踏みつける。怒った鈴木は強烈なエルボーを一閃。串刺しフロントハイキック、ランニングローキックで蹴りまくると、腕ひしぎ逆十字固めで絞めに絞めた。場外戦でも右腕をパイプイスで痛打する。

 右腕を押さえてもん絶したEVILも、パイプイスを投げつけて逆襲。鈴木の首にイスをかけると、別のパイプイスでカチ上げた。リングに戻ると、EVILを予告するべく、鈴木の眼前で首をカッ切るポーズを見せる。

 が、そのポーズを作った手を鈴木は捕獲し、指を絞め上げると、そのまま激しいエルボー合戦に雪崩れ込んだ。壮絶な打ち合いの末、EVILがローリングエルボーで強引にダウンをもぎ取る。

 EVILは「来てみろよ、コノヤロー」と絶叫し、試合はクライマックスへ。EVILがダークネスフォールズやEVILを狙えば、鈴木もスリーパーやゴッチ式パイルドライバーを仕掛けたが、どちらも決まらず。激しい先読み合戦となった。

 鈴木は裏をかく追尾式ロープワークから背後に回り込み、今度こそスリーパーに捕獲。ここでもゴッチ式パイルドライバーとEVILをともに狙ったが、やはり決まらない。だが、その直後に、鈴木が久々に逆落としを敢行。一気にゴッチ式パイルドライバーを繰り出して、EVILを沈めた。

 EVILを首位から引きずり下ろし、鈴木が4連勝で2位タイに急浮上を果たした。次戦の8・2福岡は6月の大海賊祭で30分ドローの熱戦を繰り広げた因縁のオカダ・カズチカと対戦する。

プロ格 情報局