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8/5【全日本】専大出身トリオ快勝 秋山&長州初合体、馳が12年ぶり全日マットで躍動

『DSG GROUP PRESENTS 全日本プロレス 2018 SUMMER EXPLOSION〜SUMMER DREAM FESTIVAL in KANAZAWA〜』
石川県産業展示館3号館(金沢)(2018年8月5日)
○馳浩&秋山準&長州力vs野村直矢&ヨシタツ&KAZMA SAKAMOTO×

 秋山と長州の初合体が実現。馳は12年ぶりの全日マットで躍動し、元祖ノーザンライトスープレックスホールドで専修大学レスリング部出身トリオを勝利に導いた。

 この日、第5試合=ダブルメインイベント第1試合で豪華揃い踏みが実現した。秋山、長州、馳が専修大学レスリング部出身トリオを結成。野村&ヨシタツ&KAZMAと対戦する6人タッグマッチが組まれた。

 秋山と長州は長州プロデュース興行7・10後楽園大会での6人タッグで初対決しているが、今度は初合体が実現。長州はこの日、一番乗りで会場入りし、入念にウォーミングアップする姿が見られた。好調ぶりを物語るように、リングに上がればヨシタツにリキラリアットを叩き込んでサソリ固めで捕らえるなど絶大な存在感を発揮。地元凱旋となった野村にも強烈なリキラリアットをぶち込んで沸かせた。

 衆議院議員の馳はここ金沢がおひざ元。全日マット登場は引退試合を行った2006年8・27両国以来12年ぶりとなった。すでにMASTERSでリング復帰を果たしているが、とても長らくリングを離れていたとは思えないビルドアップした肉体で登場。現役時代の代名詞だったTシャツ投げのパフォーマンスを披露した。試合でも随所でレスリングテクニックをみせつけ、ヨシタツ相手に鎌固めでもん絶させたり、ジャイアントスイングで22回転したりと躍動。最後も見事な跳ね上げで繰り出した裏投げでKAZMAを突き刺し、秋山のエクスプロイダーによる援護射撃を受けると、元祖ノーザンライトスープレックスホールドで鮮やかな人間橋を描いて3カウントを奪った。

 そして秋山は先輩にあたる長州と馳の後方支援に徹した。自分よりもキャリアの長い選手と組む機会はほとんどないだけに、「こんな久しぶりに若手に戻ってやれることもなかなかないしね。新鮮でしたよ」と振り返った。初めて同じコーナーに立った長州の健在ぶりに「引退するって言ってるけど、元気。まだまだ元気そうな気がするけど、それは本人が決めたことだから、俺がどうこう言う問題でもないし」と一目を置きつつ複雑な心境を口に。貴重な体験となったであろう野村には「こういうとこで自分をどう目立たせるかというのを日々、考えろ」と厳しいエールを贈っていた。

【試合後の秋山】
▼秋山「こんな久しぶりに若手に戻ってやれることもなかなかないしね。新鮮でしたよ」

――3人には専修大学レスリング部出身という共通項があるが?

▼秋山「二人とも元気で、長州さんなんか引退するって言ってるけど、元気。まだまだ元気そうな気がするけど、それは本人が決めたことだから、俺がどうこう言う問題でもないし。でも、こんなこともないし、いい機会に恵まれましたよ」

――あの二人がコーナーに控えている中で刺激を受けるものがあったのでは?

▼秋山「お二人の調子を見ながらというのもあるし、いい形でどう回せるかというのがあったし。やっぱり今日来てくれたお客さんが何を求めてるか、一応俺もわかってる。いいとこでどう回すか。久々のノーザンライトみれたしね」

――野村にとってはいい経験になったのでは?

▼秋山「こういうとこで自分をどう目立たせるかというのを日々、考えろ。まあまあ頑張ってはいると思うけど、こういうとこでどう目立つかだよ」

※長州、馳はノーコメント

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