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8/5【新日本】エルガンに大逆転勝利 棚橋が単独首位で武道館決戦へ

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』エディオンアリーナ大阪(2018年8月5日)
Aブロック公式戦 ○棚橋弘至vsマイケル・エルガン×

 エルガンの猛ラッシュに追い込まれた棚橋だったが、起死回生の首固めで逆転勝利。単独首位で最終公式戦が行われる8・10日本武道館に進むこととなった。

 6勝1敗で首位に立つ棚橋と3勝4敗のエルガンがAブロック公式戦で対決した。タッグを組む機会が多い2人だが、シングルで対戦したのは2015年5月にカナダで開催された新日本&ROH合同興行のみ。その時は棚橋がハイフライフローで勝利している。

 ゴング早々、アグレッシブに前に出た棚橋だったが、エルガンの怪力が際立った。棚橋は自ら力比べを仕掛けるも、片手だけで押し潰されてしまう。ならばと棚橋はショルダータックルで連続して突っ込んだが、これも通じず、逆に吹き飛ばされてしまった。

 作戦を変えた棚橋は反転式のダイビングボディアタックを狙ったものの、読んだエルガンは肩車で抱え上げる。そして、ハイフライフロー・フロム・エルガンの要領で、反動をつけて前方に投げ捨てた。止まらないエルガンはペンデュラム式バックブリーカー、ロープの反動を利用したボディプレスで追撃する。

 打撃戦でも劣勢となった棚橋だったが、前日の前哨戦でも有効だった右ヒザ攻めで反撃へ。ドラゴンスクリューをお見舞いする。エルガンも同じくドラゴンスクリューで抵抗すると、フロントスープレックス、串刺しラリアット、ファルコンアローと大技攻勢に出たが、雪崩式ブレーンバスター狙いを切り抜けた棚橋は雪崩式ドラゴンスクリューをズバリ。苦悶の表情を浮かべるエルガンをテキサスクローバーホールドで捕獲した。

 エルガンは脚力だけで強引に脱出。棚橋は場外まで吹き飛ばされかけたが、ロープを掴んで逆上がりで舞い戻ると、そのままヘッドシザースでエルガンを場外に叩き落とした。そして、場外ハイフライフローアタックを狙って、コーナーに駆け上がる。

 これに気づいたエルガンはコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターをズバリ。一気にアクセル全開に。タイガードライバーはリバースされても、そのまま強引に抱え上げてパワーボムを敢行。コーナーめがけてのパワーボムもさく裂した。

 棚橋はすぐに動いてスリングブレイドを繰り出したものの、エルガンはすぐさまジャーマンで引っこ抜く。ならばと棚橋はツイスト&シャウト、スリングブレイド、ハイフライフローアタックと怒濤のラッシュを浴びせるが、続くドラゴンスープレックス、ダルマ式ジャーマン狙いはエルガンが力ずくではね除けた。そして、こん身のラリアットを2連発で発射。BTボムも完璧に決まり、決定的なチャンスを掴む。客席からは悲鳴にも似た「棚橋」コールがこだました。

 エルガンはコーナーへのパワーボムからエルガンボムに繋げる必勝リレーへ。しかし、棚橋はエルガンボムを狙われた場面で反転し、高角度前方エビ固めで丸め込むと、なおも踏ん張ろうとするエルガンを首固めで押さえ込み、逆転の3カウントをもぎ取った。

 薄氷の勝利で棚橋が7勝目。「試合内容に納得できない部分は俺自身にもあります。ただ、いかに勝つか? 俺だってカッコいい、かわいい勝ち方がしたいよ。特にかわいい勝ち方をしたいよ」と独特の言い回しで苦しい戦いを振り返った棚橋は、Bブロックの公式戦を強く意識。「全選手の中できっと俺だけ見ている視点が違う。『わあ〜、Bブロックはスゲエ、Bブロックはスゲエ』ってなってるよ。確かに盛り上がっている。ただそれで右にならえばいいのか? 俺は違うんだよっていう、俺が持っているプロレスを見せるよ、きっと」と疑問符を付けた。

 なにはともあれ、単独首位で最終公式戦となる8・10日本武道館を迎えることが決定。最後の相手は因縁のオカダ・カズチカだ。勝利、もしくは引き分けならブロック突破が決まる有利な情勢。逸材は3年ぶり3度目のVまで駆け上がる構えだ。

プロ格 情報局