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8/8【新日本】石井またも王者狩り ロビンソンを真っ向粉砕で4勝目

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』(2018年8月8日)神奈川・横浜文化体育館
Bブロック公式戦 ○石井智宏vsジュース・ロビンソン×

 8・4大阪でIWGPヘビー級王者のケニー・オメガを撃破したのに続き、今宵はUS王者のロビンソン狩り。2戦連続でチャンピオンを下した石井が4勝目をあげた。

 3勝4敗の石井と2勝5敗のロビンソンがBブロック公式戦で激突した。石井は戦績こそ黒星が先行しているが、8・4大阪で無傷の連勝を続けていたオメガを撃破。大きなインパクトを残した。対するロビンソンはUS王者ながら左手骨折のダメージが尾を引き、苦闘続き。それでも負傷は癒えつつあり、徐々に調子を上げている。

 ゴングと同時に両者は突進。激しいショルダータックル合戦で試合の幕が開ける。その後も真っ向勝負は続き、2人は逆水平を打ち合って火花。石井が逆水平とエルボーを交互に見舞えば、ロビンソンも逆水平とナックルパートを交互に打ち返した。

 ペースを握った石井は、挑発気味にロビンソンを真似てナックルパートを連打。頭突きまで突き刺す。ロビンソンも同じく頭突きで呼応。反撃に転じると、抵抗する石井を執拗なナックルパートでねじ伏せた。左手のギブスを自ら引っぺがすと、串刺しラリアット、キャノンボールと畳みかける。

 引かない石井はパワーボム狙いをリバースすると、逆水平合戦に持ち込む。激しく打ち合うと、ロビンソンが押し切ったかに見えたが、石井はすぐさまパワースラムをズバリ。雪崩式ブレーンバスターもお見舞いした。

 ロビンソンはラリアットを連続ガードされてしまうも、プリンスズスロウンで反撃に転じ、倒れ込み式のパワーボムを敢行。そして、痛む左手で握り拳を作ると、その左手でナックルパートをぶち込んだ。一旦は避けられて、逆水平の餌食になったものの、右から今度こそ左の強打に繋げて決定機を掴む。強烈なラリアットを振り抜くと、パルプフリクションへ。

 しかし、石井も掟破りのパルプフリクションの構えに。再度ポジションを入れ換えたロビンソンは、今度こそパルプフリクションに行くが、すっぽ抜かせた石井はスライディングラリアットを一閃。激しい抵抗を見せるロビンソンを投げ捨てジャーマン、ラリアットで追い詰めると、垂直落下式ブレーンバスターを狙う。これを不時着して切り返したロビンソンは、頭突きやラリアットで最後の粘りを見せたものの、石井は延髄斬りで寸断。一気に垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い取った。

 2戦連続で王者を下し、石井が4勝目。「ジュース、しっかり(左手を)治して、もう1回出直して来い。そしたら、また挑戦を受けてやるよ」と上から目線で通告した石井は、最終公式戦となる8・11日本武道館でSANADAと激突する。

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