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8/20【NOAH】杉浦V5戦へ“新世代軍6人総なめ"も視野に 9・1両国の対秋山&青木にも言及

 8・18川崎大会で潮崎豪を総力戦の末に破ってGHCヘビー級王座4度目の防衛に成功した杉浦貴が20日、都内事務所で会見。9・2後楽園大会でマサ北宮の挑戦を受けることが決まったが、“新世代軍6人総なめ"を視野に入れ始めたほか、9・1両国大会での秋山準&青木篤志との再会マッチにも言及した。

 34分におよんだ真夏の死闘を制して、“新世代軍"の潮崎を撃破。まずは会見で杉浦は「彼(潮崎)も負けたけど、まだ36。俺とひと回り違うんでね。俺なんか初めて(GHCヘビーの)ベルトを巻いたのが40の時。今、俺がこうして48でベルト巻いてるんで、彼はまだまだだと思うんで、もう一度作り直して、このベルトを懸けてやるところまで来て欲しい」と話した。

 次期防衛戦の相手は、潮崎と同じ新世代軍の北宮に決定。両者のGHC戦は2016年9月の後楽園大会以来、約2年ぶりとなる。当時は北宮がちょうど頭角を表し始めた時期だった。

 杉浦は「前にやった時は俺が鈴木軍のころだったかな。そこで(北宮に)勢いがついて。今は失ったけど、その後はタッグチャンピオンだったし。キャラも定着してきたけど、あと一歩くすぶってる部分があるんじゃないかな。だから彼も挑戦表明したんだろうし。それを俺にぶつけてくるなら、俺は受け止めてやろうかな…という気持ち」と分析しつつ、真っ向から“高き壁"として受けて立つ構えをみせた。

 杉浦は今年、小峠篤司、拳王、そして潮崎相手に防衛に成功。杉浦の牙城を崩すのに必死な新世代軍側からみれば、残るは北宮、中嶋勝彦、清宮海斗の3人が未挑戦。杉浦は「ちょうど半分倒したことになるね。そりゃあ全員倒したら愉快だよね」と“新世代軍6人総なめ"も視野に入れ始めた。

 丸藤20周年記念興行となる9・1両国大会にもGHCヘビー級王者として出場することが確定。GHCジュニアヘビー級王者・原田大輔との“王者コンビ"で、元ノアでもある秋山&青木組を迎え撃つ。「最高のシチュエーションじゃない? 原田も俺もベルトを持っている状態で、ノアを去っていった人間の前に立つ。もちろんベルトを持って入場するし、ベルトをかざしてやろうかな…と思っていますけどね。セミだし、しっかり勝って気持ちよくメインにつなげたい…って気持ちはあるよね」。両国では秋山&青木に、そして翌日の後楽園では北宮に。杉浦は“48歳の全盛期"を見せつける。



【会見の模様】
――改めて潮崎戦を振り返って?

▼杉浦「彼とはこのベルトを懸けて何度も試合をしてきて、いろんな思いがあるなかで、お互いを出し切って試合できたというのは、ひじょうに良かったと思います。彼も負けたけど、まだ36。俺とひと回り違うんでね。俺なんか初めて(GHCヘビーの)ベルトを巻いたのが40の時。今、俺がこうして48でベルト巻いてるんで、彼はまだまだだと思うんで、もう一度作り直して、このベルトを懸けてやるところまで来て欲しいと思ってます」

――9・2後楽園で北宮相手の防衛戦が決まったが?

▼杉浦「マサもタッグのベルトを奪われて、悔しい思いとか、くすぶってる部分があったから、ああいう行動に出たんだと思うんでね。それを俺にぶつけてくるなら、俺は受け止めてやろうかな…という気持ちですね」

――9・1両国大会に向けても、全日本の秋山&青木組と原田とのGHCヘビー&ジュニア王者コンビで対決することが確定したが?

▼杉浦「最高のシチュエーションじゃない? 原田も俺もベルトを持っている状態で、ノアを去っていった人間の前に立つ。もちろんベルトを持って入場するし、ベルトをかざしてやろうかな…と思っていますけどね」

――改めて秋山&青木に対するわだかまりはない?

▼杉浦「そうだね。そこはもう何もないよ」

――現在の秋山&青木について?

▼杉浦「他の団体のことはあまり興味がないので、よく分からない。どう活躍してるのかは分からない。(自衛隊レスリング班で後輩だった)青木は俺をしたって谷口と一緒にノアに入ってきて、あいつの考えがあって別の道を行った。ずっとそこは後輩なんでね。かわいい後輩に変わりはないですよ。秋山選手に関しては、俺が入門した時に一番練習をみてもらった人。アドバイスも受けたし、試合を見ていて学んだり盗んだこともあったし。こう言うと意外かもしれないけど、俺のプロレスのスタイルにおいて、一番影響を受けたのが秋山選手かな…と」

――再会マッチという気持ちが強い?それとも全日本との対抗戦という気持ちが強い?

▼杉浦「俺はなんか久しぶりに試合するから“再会"っていう気持ちのほうが強いかな。“対全日本プロレス"っていうよりも、今の秋山準、青木篤志がどんな感じなのか…っていうほうが興味がありますね」

――とはいえ当然勝って丸藤20週年に華を添えたい?

▼杉浦「そうだね。セミだし、しっかり勝って気持ちよくメインにつなげたい…って気持ちはあるよね」

――約2年前にも北宮の挑戦を受けたことがあったが、改めて現在の北宮の印象は?

▼杉浦「前にやった時は俺が鈴木軍のころだったかな。そこで勢いがついて。今は失ったけど、その後はタッグチャンピオンだったし。キャラも定着してきたけど、あと一歩くすぶってる部分があるんじゃないかな。だから彼も挑戦表明したんだろうし。もう一つ上に行ってほしい思いはあるよね」

――前回は「鈴木軍の杉浦vs頭角をあらわし始めた北宮」の構図で、今回はラフなしの真っ向勝負となりそうだが?

▼杉浦「まさかイス使わないだろ(笑) いまさら。でも今の俺は、あの当時よりも怖い“凶器"だと思ってるんでね」

――北宮のステップアップを後押ししたい気持ちもある?

▼杉浦「後押しして、持ち上げても、持ち上がらない人間は持ち上がらないからね。ほっといても上がってくる人間は上がってくるし。もちろん自分で上がってこいよって。その思いしかないよ」

――北宮戦でみせたいものとは?

▼杉浦「高い壁、そういう存在だよってことを北宮に見せつけたうえで、そのうえでその壁を越えられるなら越えてみろって感じですね」

――これで小峠、拳王、潮崎を相手に防衛。残る新世代は北宮、中嶋、清宮の3人だが、新世代軍6人全員を総なめにしたい気持ちは?

▼杉浦「そうやって考えると、ちょうど半分倒したことになるね。そりゃあ全員倒したら愉快だよね」

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