8/24【全日本】「優勝するのは俺ら」 近藤&鼓太郎が梶&旭撃破で首位タイ、アジアタッグにも色気

『2018 SUMMER EXPLOSION』
宮城・夢メッセみやぎ西館ホール(仙台)(2018年8月24日)
「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」公式戦=○近藤修司&鈴木鼓太郎vs梶トマト&旭志織×

　近藤&鼓太郎が梶&旭を撃破して首位タイに浮上。優勝を確信するように二人はリーグ戦の先にアジアタッグ獲りを視野に入れた。

　超実力派タッグを結成した近藤&鼓太郎だが、ここまで2勝2敗・勝ち点4で2位タイ。5戦目となったこの日は同点で並ぶ梶&旭との星の潰し合いとなった。

　近藤のパワーと鼓太郎のスピード&テクニックがK-DOJOコンビを圧倒した。鼓太郎が地獄の断頭台で梶の動きを止め、、近藤はギロチンホイップでもん絶させると、梶の抵抗を張り手で返り討ちにした。

　K-DOJOタッグも負けてはいない。旭が卍固めで近藤と鼓太郎をまとめて絞め上げ、ダブルインパクト式アッパー掌底を不発に終わらせると、次の瞬間、梶が鼓太郎にミサイルキックを発射。旭がサムソンクラッチで近藤をニアフォールに追い込み、二人でコーナーに上がると旭がアゴ砕き、梶がスイングDDTを立て続けに決める。さらに旭の阿吽と梶のミサイルキックを同時にさく裂させて勝機を作った。

　だが、鼓太郎が旭にファンネル、梶に風車式バックブリーカーを敢行して流れを変えた。近藤もランサルセで旭を豪快に叩きつけ、鼓太郎とのダブルインパクト式アッパー掌底もズバリと決まった。粘る旭がモダンタイムスに持ち込んでも3カウントは許さず。最後はキングコングラリアットを連発して3カウントを奪った。

　梶&旭を破った近藤&鼓太郎が3勝目。勝ち点を6に伸ばし、首位タイに浮上した。残る公式戦は明日8・25仙台大会の丸山&竹田戦のみ。これに勝利すれば、首位対決の青木&佐藤vs岩本&TAJIRI、首位タイの望月&シュンの最終公式戦(vs梶&旭)の結果いかんだが、優勝の可能性は大いにある。近藤が「俺らにしたらヤマ場は終わってるからね」と昨年覇者狩りを当然の結果といわんばかりに勝ち誇れば、鼓太郎も「(近藤は)打たれ強くて動けてパワーがある。言うことないね。このリーグ戦、全然問題なかったね」とタッグチームとしての好感触を強調。優勝を確信するように二人はリーグ戦の先を見据え、「何かアジアタッグ? 世界タッグ?…気持ちがシフトし始めてる」(近藤)、「まずはアジアタッグからいきたいね」(鼓太郎)と口を揃えて最古のベルト獲りに色気をみせていた。

　一方、3敗目を喫した梶&旭の最終公式戦は望月&シュン戦。これに勝利しても、6点の青木&佐藤、岩本&TAJIRI、近藤&鼓太郎が最終公式戦で勝利もしくは時間切れ引き分けとなった時点で脱落が決まる。

【試合後の近藤&鼓太郎】
▼近藤「最後、仙台2連戦で終わるっていうリーグ戦だったら、本当だったらヤマ場になるはずなんだけどさ。俺らにしたらヤマ場は終わってるからね。これで明日勝って、どうなるか。他の星取りとの兼ね合いだろうな」

▼鼓太郎「(近藤は)打たれ強くて動けてパワーがある。言うことないね。このリーグ戦、全然問題なかったね。明日、勝って、あとは他のチームの得点次第って感じですよ」

▼近藤「何かアジアタッグ? 世界タッグ?…」

▼鼓太郎「まずはアジアタッグからいきたいね」

▼近藤「気持ちがシフトし始めてる」

――組み続けてきてタッグチームとして完成度が高まっているのを感じるのでは?

▼近藤「わかってたことだけどさ。年齢、キャリアとともにそういうものって勝手に体が動くし、組んでも違和感ないし。まぁ、そういうことだよ。優勝は俺らだ」

【試合後の梶&旭】
▼旭「ごめん。申し訳ない」

▼梶「いやいや、僕もカットに入れなくて。今日これで2勝3敗? どうなんですかね、2勝3敗は? まだ望みはあるっちゃぁありますよね? 明日、明日勝てばまだ望みは出てくる」

▼旭「自力優勝はできないかもしれないけど、他力本願でもいいから、望み捨てる必要ないですもんね」

▼梶「そうですよ。最初に言ったじゃないですか。僕らあとから追い上げていくって。めちゃめちゃ追い上げてますからね。僕のテンションも最初に比べたらめちゃくちゃ上がってきてるんで、明日の最終戦、もっと僕、最高のテンション、ハイテンションになってやっちゃいましょう」

▼旭「まだ終わってない。あきらめない、あきらめない」

▼梶「よっしゃー! 明日テンション上げていくからな。ハイテンションでいくからな!」