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8/27【全日本】アジアタッグ王者・野村&青柳が再挑戦表明の大森迎撃を宣言

 8・26流山大会で大森隆男&木高イサミのアックスボンバーズを退け、アジアタッグ王座初防衛を果たした野村直矢&青柳優馬が一夜明けた27日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。再挑戦を意思表示した大森を迎え撃つ構えをみせた。

 野村&青柳は初防衛戦で苦戦を強いられたものの、大森&木高を撃破。最古のベルトを死守した。これで戴冠時の秋山準&永田裕志、アックスボンバーズとキャリアがはるか上の強敵2チームを連破。「本当にどちらも大きな自信になったし。自信がついた上にさらに上乗せで大きい自信がついたんで、今のところというか、これからも怖いものなし」(青柳)、「最終的に2対1の状況をうまく作れて、どちらも勝つことができてるんで、その点では僕らは今のところ負けなし。本当に自信になりました」(野村)と口を揃えたように、若い二人にとって間違いなく大きな収穫となった連勝だった。

 またしてもベテランが立ちはだかることになりそうだ。この日、取締役として定例会見を行った大森が「悔しい思いをしましたけどね、俺はあきらめてません。それはしつこいぐらい」と再挑戦の意向を示した。今年になってすでに3度アジアタッグに挑戦しているが、いずれも敗戦。それでもプロレス入り後、タイトル初奪取となった最古のベルトへの思い入れは強く、「獲物を狙うハブのように機を見てアジアタッグチャンピオンを頸動脈から噛みつきますよ」と執念を燃やした。王者組にも拒む理由はない。「次は僕が大森さんから3つ獲って、完全に叩き潰したい」と野村が誓えば、青柳も「もちろん受けて、しっかり防衛したうえで、もう挑戦は受けませんよって言いたい」と返り討ちに自信満々だった。

【会見の模様】
▼大森取締役「昨日、流山大会、全日本プロレスTV生配信におきまして、最後まで中継ができなかったという不具合が生じてしまいまして、まずはお詫び申し上げたいと思います。大変、失礼いたしました。今後このようなことが起きないように、対策委員会で厳重を期してまいりますので、加入している方々はどうぞ見逃し配信でご覧くださいますよう、よろしくお願いいたします」

――8月シリーズ総括を

▼大森取締役「Jr.TAG BATTLE OF GLORY、どの公式戦も素晴らしいものだったです。最後に所属選手、岩本選手のチームですね、TAJIRI選手との。所属の意地を見たなというふうに思いました。そしてその勢いのまま、昨日の流山大会でジュニアタイトル初獲得。凄かった。昨日、流山大会、三冠戦もこれ以上ない激闘だったですね。自分の試合が終わったあと三冠戦をみてましたけど、今までのどの三冠戦にも恥ずかしくない、見劣りしない、激しい肉弾戦だった。そして自分のアジアタッグ、悔しい思いをしましたけどね、俺はあきらめてません。それはしつこいぐらい。昨日、僕が出したコメントで何たらかんたらちょっと論争が出てるみたいですけどね。大森隆男個人としては負けてない。それはトンチンカンでも何でもないです。しつこいよ、俺は」

――しつこいとのことだが、どのぐらいしつこい?

▼大森取締役「俺のしつこさはどっちかというとアオダイショウよりか、ハブのしつこさだな。同じヘビとしたら。アオダイショウよりかハブ。相当しつこいぞ」

――アジアタッグまた挑戦すると?

▼大森取締役「機を見て挑戦の機会をうかがってます。どっからでも侵入してくるからなハブは。隙間があれば」

――パートナーはどうする?

▼大森取締役「ちょっと頭の中に薄ぼんやりしてるパートナーはいますね。機を見て狙ってます。獲物を狙うハブのように機を見てアジアタッグチャンピオンを頸動脈から噛みつきますよ」

――アジアタッグにこだわる理由は?

▼大森取締役「仙台の一日目の大会の試合後にも言ったんですけどね。僕が全日本プロレスに92年に入門しまして、そのあと獲った一番最初のタイトルがアジアタッグだったんですね。そこですね。26年目にして初心に帰るべきだという気持ちが非常にございまして、そこがアジアにこだわる理由です」


【会見の模様】
▼青柳「昨日は流山で何とかアジアタッグ初防衛することに成功しまして、大森隆男選手と木高イサミ選手を何とか倒すことができました。大森さんはもちろんキャリアもあって実力もある申し分ない相手でしたし、木高イサミ選手も同様で、体格は小さくても僕ら翻ろうされっぱなしで危ない場面が多かったんですけど、最後、野村さんのアシストがあったんで。獲ったのは僕ですけど、野村さんのアシストが一番大きかったなという感じで、本当にタッグマッチらしい試合で勝つことができたなと思ってます」

▼野村「昨日は本当に最強クラスのチャレンジャーと対戦して、何とか勝つことができたんで、ここからどんどん防衛を重ねていって、世の中にノムヤギタッグを広めていきたいと思います」

――秋山&永田から獲って、大森&木高相手に初防衛を果たして自信も深まった?

▼青柳「そうですね。もちろん。秋山さんから獲ったのが一番大きな自信になりましたし、前哨戦は負け越しだったんですけど、昨日のタイトルマッチで僕が大森さんから3カウント獲ったってことは本当にどちらも大きな自信になったし。自信がついた上にさらに上乗せで大きい自信がついたんで、今のところというか、これからも怖いものなしですね僕らは。誰の挑戦でも受けたいと思います」

▼野村「タッグチームなんで、大森さんも秋山さんもそうですけど、最終的に2対1の状況をうまく作れて、どちらも勝つことができてるんで、その点では僕らは今のところ負けなし。本当に自信になりました」

――誰の挑戦も受けるとのことだが、大森が再挑戦の意向を示していたことについては?

▼野村「今回は隣にいる青柳選手が最後粘って大森さんから3カウント獲ってくれたんですけど、次は僕が大森さんから3つ獲って、完全に叩き潰したいと思います」

▼青柳「そうですね。野村さんがおっしゃったとおりです。野村さんは前の会見でオッサンたちの挑戦受けないと言ってたんですけど、挑戦してくるっていうんだったら僕ら受けない理由はないですし、もちろん受けて、しっかり防衛したうえで、もう挑戦は受けませんよって言いたいですね。ハブがなんとか言ってましたけど」

――野村選手は自分で大森から獲りたい?

▼野村「もちろんそうですね。試合になればそういうのを考えられなくなってくるんですけど、やっぱ次は本当に自分が獲るっていう、そういうのも意識したうえで勝ちたいですね」

――オッサンを消滅させるといっていたがその思いもある?

▼野村「もちろん、ありますね。まずは大森さんから」

――王道トーナメントはアジアタッグ王者として出場することになり、次はシングルで競い合う状況になるが?

▼青柳「王道トーナメント、皆さんご存知の通りシングルのトーナメントなんで、今まで僕と野村さんで組んでこうやってベルト守ってきたり、いろいろ試合やったりしてきたんですけど、一人だけになってしまうので。そろそろ自分もシングルプレイヤーとして上に行けるようにならないといけないなと思うんで、タッグチャンピオンですけど、個々の実力もつけて、王道トーナメントで二人で勝ち上がって結果を残せれば、またアジアの価値も上がってくるんじゃないかなと僕は思ってるんで、王道トーナメント優勝を目指します。何だったら僕ら二人で優勝決定戦みせたいと思います」

▼野村「僕の1回戦の相手が三冠チャンピオンであるゼウスさんなんで。これに勝ったら一気に優勝候補になると思うし、本当にチャンスなんで、それを絶対モノにして結果を残すのみですね。青柳選手が言ったように二人で勝ち上がって優勝戦に進みたいですね」

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