プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/8【NOAH】3年ぶりJr.リーグ開幕…大原熱闘突破で王者・原田が白星発進

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』静岡・清水マリンビル(2018年9月8日)
Aブロック公式戦 ○原田大輔vs大原はじめ×

 3年ぶりのノアジュニア・シングルリーグ戦となる『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』が開幕。メインのAブロック公式戦でGHCジュニア王者・原田が大原を熱闘の末に破って貫禄の初戦白星をつかみ、リーグ戦成功への責任感をむき出しにした。

 復活したジュニアリーグ戦・開幕戦のメインを飾ったのは、2017年末の新体制移行後の“新生ノアジュニア"を支え続けてきた原田と大原の一騎打ち。8・18川崎大会では原田を直接破っている大原の勢いが序盤から目立ち、原田は大原得意の腰攻めにさらされ続けた。

 中盤過ぎには巧みなムイビエンに絡め取られて窮地に陥ったものの、なりふり構わずロープへ逃れた原田は、ダブルアーム式のバックブリーカーをフランケンシュタイナーで切り返して逆転。大原の風車式バックブリーカーも逆にツームストン・パイルドライバーで切り返した。

 なおも譲らない大原も片山ジャーマン狙いをムイビエンクラッチで切り返したものの、3カウントには至らず。逆に原田が大原の突進を避けながらの大☆中西式ジャーマンを発射だ。すぐさま大原も雄叫びを上げて立ち上がり、左右張り手を乱打して前進したが、原田はカウンターのボディエルボー一撃で動きを止めるや、ターンオーバーニーへ。さらには今度こその片山ジャーマンで固める黄金パターンにつなげて3カウントを奪ってみせた。

 熱闘のノアジュニア対決を制して開幕戦のメインを締めた原田。マイクで「ジュニアのシングルのリーグ戦、3年ぶりです。今まで期待値が低かったノアジュニアを、このリーグ戦を通して必ず上げていきますんで、最後の後楽園、決勝戦までぜひ観にきてください。今日はありがとうございました!」と誓いを立て、拍手喝采のなかで開幕戦の清水大会は幕をおろした。

 まずは“王者の仕事"をキッチリこなした形だが、優勝以上にリーグ戦成功への責任感を隠さない。「ヘビーはシングルもタッグも10回以上、リーグ戦をやってる。そのなかでジュニアのシングルリーグ戦が2回しかやってなかった…っていうのは、期待が低かったからでしょう。結果だけを求めてちゃ、来年このリーグ戦、開催されないでしょ? 今回のリーグ戦は3年ぶり。その前のリーグ戦なんて7年とか8年ぶりでしょ? ただ単に結果残して『優勝しました』じゃ俺はダメや思うんで。しっかりと全国で、明日大阪行って、九州行って、四国行って…全部の会場でしっかりと盛り上げることが一番かなと思ってます」と改めてリーグ戦の“毎年開催"へとつなげる構えを鮮明にした。

 あす(9日)の地元・大阪大会では相棒でもあるタダスケとのRATEL'S同門対決に臨む。「大原と同じくらい…いや、それ以上に厳しい戦いになるんちゃうかなって思いますね。開幕2連戦でこの二人とやって突破できれば自信になりますね。RATEL'Sゆかりの、俺の地元の大阪。そこのメインがヘビーのタッグチャンピオンシップ。そことも勝負したいなと思います」とジュニアリーグ戦の最中でメインに据えられたヘビー級のタッグ王座戦との“間接勝負"も視野に入れ、“ジュニア主役の秋”へのこだわりを強調した。

【試合後の原田】
――初戦から厳しい相手だったが?

▼原田「ここ最近はタイトルマッチで戦うことが多かったんで、今日も“全力の大原"が目の前にいました。最初の一戦…ということより、大原に勝ったことのほうが大きいんじゃないかなと。3年くらい前からいろいろベルト懸けてやり合ってきたんで、やっぱり負けたくないなと思います」

――チャンピオンとして臨むからには優勝以上のものを残す?

▼原田「もちろん。結果だけを求めてちゃ、来年このリーグ戦、開催されないでしょ? 今回のリーグ戦は3年ぶり。その前のリーグ戦なんて7年とか8年ぶりでしょ? ただ単に結果残して『優勝しました』じゃ俺はダメや思うんで。しっかりと全国で、明日大阪行って、九州行って、四国行って…全部の会場でしっかりと盛り上げることが一番かなと思ってます」

――ノアジュニアへの期待値が低かった…ともリング上で言っていたが?

▼原田「やっぱりリーグ戦の回数で分かるじゃないですか。ヘビーはシングルもタッグも10回以上、リーグ戦をやってる。そのなかでジュニアのシングルリーグ戦が2回しかやってなかった…っていうのは、期待が低かったからでしょう。チャンピオンとして責任も感じますし、俺だけじゃなくて、ヨソモンは分からんけど、ノアのジュニアの選手はそれぞれ責任感を持ってやって欲しいなと思います」

――次はタダスケだが?

▼原田「大原と同じくらい…いや、それ以上に厳しい戦いになるんちゃうかなって思いますね。開幕2連戦でこの二人とやって突破できれば自信になりますね」

――タダスケは意外性で勝負したいと言っていたが?

▼原田「そうでしょうね。意外性っていうか、アイツが仮に俺を倒したら、それが一番意外性があるんじゃないですか? でも俺はそう簡単にはアイツには負けへんし、アイツは俺を倒されへん」

――明日の大阪は「HAYATAvsYO-HEY」「原田vsタダスケ」とRATEL'S対決2試合があるが?

▼原田「HAYATA、YO-HEYも絶対おもしろい試合するやろうし、RATEL'Sゆかりの、俺の地元の大阪。そこのメインがヘビーのタッグチャンピオンシップ。そことも勝負したいなと思います」

プロ格 情報局