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9/9【NOAH】大阪でも「齋藤さん」爆発、拳王撃沈でタッグ初防衛 マイバッハ&コーディ名乗りも拒否

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2018年9月9日)
GHCタッグ選手権試合 ○齋藤彰俊&丸藤正道vs清宮海斗&拳王×

 GHCタッグ王者の丸藤&齋藤組が拳王&清宮組の挑戦を退けて初防衛に成功。大阪でも“爆発"してみせた齋藤が拳王を撃沈し、試合後にはマイバッハ谷口&コーディ・ホール組が名乗りを上げたものの、丸藤が“吉田拓郎ばり"の条件を突きつけて事実上拒否した。

 上位世代軍の王者・丸藤&齋藤組に新世代軍の拳王&清宮組が挑戦。世代闘争で丸藤を標的とする拳王は、丸藤直接撃破による王座奪取を予告していた。

 予告どおりに序盤から拳王が丸藤に殺到。逆水平と右ミドルキックの打ち合いを真っ向から制すなどして雄叫びを上げた。中盤過ぎには、まさかの“ロープ渡り式"蹴暴をブチ込んで丸藤を排除し、齋藤との打撃戦を右ビンタで制す。さらには右ハイキックもクリーンヒットさせるや、必殺のダイビングフットスタンプで齋藤を仕留めにかかった。

 だが、丸藤のカットが間一髪で間に合う。報いたい齋藤も拳王の突進をカウンターのスイクルデスで迎撃だ。続けざまに丸藤も、齋藤を踏み台にした虎王発射に成功。超満員の場内も盛り上がりをみせるなか、齋藤のスイクルデスと丸藤の虎王のサンドイッチ攻撃も完璧に決まる。なおも拳王は張り手で抵抗したものの力はない。逆に齋藤は再びスイクルデスで拳王を黙らせるや、かろうじて肩を上げた相手を引きずり起こしてデスブランドでグサリ。大合唱とともに3カウントが数えられた。

 「丸藤に勝つ」と予告していた拳王を、逆に齋藤が撃沈してタッグ王座初防衛。試合を決めた齋藤がマイクを握ると「大阪の皆さん、今日はこんなに集まってくれてありがとうございました! 年寄り扱いしてるのかもしれねえけどな、俺はまだまだやることがある! まだまだ強くて高い壁として突き進むぞ!」と宣言し、丸藤の音頭で「俺のパートナー、誰だと思ってんだ!?」「齋藤さんだぞ」を大阪でも唱和してみせた。

 拍手喝采で大阪大会は幕…と思いきや、そこへ現れたのが長井、マイバッハ、コーディのフーリガンズ勢。マイクを握った長井は「おい丸藤。次の挑戦者はフーリガンズのマイバッハ谷口&コーディ・ホールだ。これは決定事項だ。丸藤、俺はしつけえぞ?」と挑戦を表明した。

 丸藤も「おい、タコ坊主とデクの坊ふたり。そもそもな…お前たち、誰だよ? 何の実績もないクセに、このベルトに挑戦しようなんて100億年はえーんだ。おいタコ坊主、そうだな…お前の髪の毛が肩まで伸びたら挑戦受けてやる」と“吉田拓郎ばり"の条件を提示した。

 ありえない条件提示で事実上の拒否。髪を伸ばすつもりなのか「テメー吐いたツバ飲み込むなよ!」とイスを投げ込んで去っていった長井をヨソに改めてマイクを握った丸藤は「大阪の皆さん、今日はありがとう! あのタコ坊主の髪の毛が肩まで伸びたら挑戦を受けよう。それまで楽しみにしててくれ。今日はありがとう」と締めくくり、今度こそ拍手喝采のなかで大阪大会の幕が下ろされた。

【試合後の丸藤&齋藤】
――試合を振り返って?

▼丸藤「あいつらが強いことなんて分かってんだよ。分かってるけどよ、まだまだ負けらんねえんだ。俺たちは。あいつらは、あいつらが勝ったほうが面白いって言うかもしれない。でも、そうじゃない。まだまだ俺たちは負けられない。意地だ。意地だよ。色んな部分で、もうあいつらの方が上かもしれない。でも、まだ負けない」

――試合を決めたのは齋藤さんでした

▼齋藤「ホントに危なかったんで、何とか勝てたって感じですけど、やっぱりね“タッグとは何か"ってこと。一人は片一方にだけ夢中になって周りが見えてなかったでしょ? でもこっちは、俺がやられそうな時に俊敏にね、助けに入ってくれる。これがタッグなんだよ。お前が狙いたいのは何なんだ? そんなことも分からないで、タッグでベルトとか言ってもらいたくはないな」

――拳王が丸藤に執着しすぎた?

▼齋藤「何も見えてねえってことだよね。ナメんなクソガキ!ってところですよ」

――フーリガンズが挑戦を表明してきたが?

▼丸藤「なんだあいつら、フザけんなって。ただの“ハブ"の集まりだろ? ハブられたヤツらの集まり。まぁそうだな、言った通りだ。タコ坊主の髪の毛が肩まで伸びたら挑戦受けてやる。伸びないんだったら、カツラをかぶれ。次もう一回、拳王&清宮とやったほうが、まだやりがいあるよ」

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