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9/9【NOAH】不穏・中嶋が一時試合放棄も…杉浦「スカすだけじゃ倒せない」

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2018年9月9日)
○クワイエット・ストーム&杉浦貴vs中嶋勝彦&マサ北宮×

 10・4後楽園大会のGHCヘビー級王座戦に向けた前哨戦で挑戦者・中嶋が一時試合を放棄。「スカすだけじゃ倒せない」と王者・杉浦をイラ立たせた。

 今春“正統派"の仮面を脱ぎ捨ててダークサイドの本性をさらし始めた中嶋。“悪彦"と化してから初めて迎えるGHCヘビー挑戦となるが、前夜の清水大会での前哨戦第1ラウンドでは、序盤から徹底的に杉浦の攻撃を避けて不敵な笑みを浮かべた。

 今宵もタッグマッチで激突。のっけから両者先発したものの、ニヤつく中嶋は徹底して杉浦の攻撃を避けまくると、相棒・北宮と肩を組んで花道を下がってバックステージへ。あっさり場外カウント20が数えられ、中嶋のリングアウト負けが宣せられた。

 おさまらない杉浦は、本部席に座っていた内田雅之会長に向かって怒声を響かせて「もう一回やらせろ!」と要求。怒髪天を突く勢いの杉浦の姿を、バックステージから顔をのぞかせて確認した中嶋は、「してやったり」の笑顔を浮かべながら猛ダッシュで杉浦に襲いかかった。

 すかさず再試合のゴングが鳴らされ、怒りの杉浦も逆襲。中嶋も譲らずようやく激しい打撃戦となったものの、杉浦も中嶋を仕留めきれず。終盤には中嶋が杉浦のアゴを蹴り上げて戦線離脱に追い込むや、プラ柵で杉浦のノド元を笑いながらえぐり続けた。

 ところがリング上では相棒・北宮が、ストームの腕周り50cm砲ラリアットを浴びてごう沈。それでも北宮に肩を貸し、中嶋はニヤつきながら花道を下がった。のらりくらりで不穏そのものの中嶋の態度に、杉浦は「試合を捨ててもらったら困るんだよ。いいよ、スカしても。でも最後、俺に勝つんだったら、スカすだけじゃ勝てないだろ? 思いっきり蹴り入れてこないと、思いっきり顔面張ってこないと、俺は倒せないだろ? このままじゃ倒せねえよ、俺のことは。スカすだけじゃ。ま、イライラしてっけどな」と、やはりいら立ちを隠せぬ様子だった。


【試合後の杉浦&ストーム】
――中嶋はまともにやり合わない空気を出しているが?

▼杉浦「逃げてもいいよ、スカしてもいいよ。でも、それで勝てるのか? 勝てるんだったらいいよ、そのやり方で。現に今日、負けてるだろ? 試合を捨ててもらったら困るんだよ。いいよ、スカしても。でも最後、俺に勝つんだったら、スカすだけじゃ勝てないだろ? 思いっきり蹴り入れてこないと、思いっきり顔面張ってこないと、俺は倒せないだろ? このままじゃ倒せねえよ、俺のことは。スカすだけじゃ。ま、イライラしてっけどな」

――ベルトが欲しい気持ちも伝わってこない?

▼杉浦「わかんない。スカしてスカして、どこでガッと来るかも分からないし」

――戦いづらい?

▼杉浦「今までの中嶋勝彦とは違うし、今までの挑戦者とも違うな」

――ストーム選手も前GHC挑戦者の北宮を破った形だが?

▼ストーム「GHCタイトル行く前、凄いイキオイあった。でもそのイキオイ、50cm、イン・ユア・フェイスで止まっタ。プロレスラーとしてもちろん、チャンピオンになりたい。GHCヘビーのチャンピオンになりたい。でもタッグベルトが欲しい。ヨネと」

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