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9/12【全日本】野村が青柳撃破で王道Tへさらなる追い風 「培ったもの全部ぶつける」

『The Road to 第6回王道トーナメント』
東京・新木場1stRING(2018年9月12日)
○野村直矢&宮原健斗vsヨシタツ&青柳優馬×

 ヨシケン対決が注目された王道トーナメント前哨戦で野村がアジアタッグを保持しているパートナー・青柳を撃破。時間差バトル優勝、三冠王者・ゼウス狩りに続き、さらなる追い風を吹かせた。

 秋の風物詩・王道トーナメント開幕はいよいよ3日後。この日のメインに組まれたのは宮原&野村と、ヨシタツ&青柳が激突する「The Road to 第6回 王道トーナメント」だった。9・15三条大会における宮原とヨシタツのヨシケン対決による1回戦へ向けた前哨戦が注目されるところだったが、野村が前回の8・29新木場に続き、主役の座を奪ってみせた。

 この日も野村は突貫ファイトで気を吐いた。先日の公開会見でアジアタッグ王者対決による決勝戦の実現を誓い合った青柳と真っ向から火花。序盤は基本的な動きでしのぎを削り、中盤にはエルボー合戦を展開し、若さあふれるエネルギッシュな戦いを繰り広げた。

 終盤にはダイビングボディアタックを連発する青柳に攻め立てられたが、スピアーでなぎ倒して応戦。ヨシタツをボディスラムで青柳の上に投げつけた。その後、4者が入り乱れる混戦模様の中、追尾式ジャンピングニー、ジャーマンで青柳が勝機をつかんだが、野村もロックスターバスターは決めさせない。セカンドロープに駆け上がってのダイビングボディアタックを狙った青柳をジャーマンで豪快に叩き落とすと、フロッグスプラッシュを投下。2カウントで返す青柳にマキシマムを爆発させて3カウントを奪った。

 8・29新木場の時間差バトル優勝、9・8栗原大会における三冠王者・ゼウス撃破に続き、野村が今度はパートナー・青柳に快勝。王道トーナメントへ向けてさらなる弾みをつけた。しかも新木場2大会連続でメインを締め。試合後、野村はマイクで「初戦の相手は三冠チャンピオンのゼウスさん。俺が必ず勝って、王道トーナメントを優勝して、三冠ベルトに挑戦だ!」と改めてぶち上げてみせた。

 秋の祭典へ向けて勢いをまざまざと見せつけているが、当の野村は「そんなのは別に関係ないと思うし。当日が全て」と言い切った。1回戦から三冠王者相手に難関となるが、直接勝利を奪ったばかりとあって、「俺の全て、全力をぶつければ、絶対に勝てない相手ではない」と断言。今の野村には自信しかなく、「僕が今まで培ったもの全部、三冠チャンピオンにぶつけます」と誓った。

 初戦で三冠王者を破れば、間違いなく勢いづく。野村の宣言通りにこの秋、全日本に新時代の到来が告げられるか。

【試合後の野村】
▼野村「僕は17日の後楽園で、三冠チャンピオンのゼウス選手とやるんですけど、もう時間がないし、あとはもうやるだけですね。俺の全て、全力をぶつければ、絶対に勝てない相手ではないし、実際に僕がタッグマッチで勝ってるし。もう勝つイメージはついてます。あとは当日の試合になって、僕が三冠チャンピオンから3カウントを獲る。それだけです」

――前回の新木場ではロイヤルランブルで優勝し、9・8栗原ではゼウス選手から3カウントを獲り、今日の新木場もメインで勝って締めた。勢いづいているという実感はある?

▼野村「自分の中では、勢いに乗っているんですけど、ただそんなのは別に関係ないと思うし。当日が全てだと思っているんで。僕が今まで培ったもの全部、三冠チャンピオンにぶつけます」

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