9/14【川田プロデュース興行】大日・大地、全日・大森、野村&青柳が初参戦 10・1新宿『Holy War〜vol.3』全カード決定
川田利明が14日、東京・成城の麺ジャラスKで会見し、自身のプロデュース興行第3弾となる10・1新宿大会『Holy War〜vol.3〜』の全カードを発表した。メインイベントは「越中詩郎&藤原喜明&大森隆男vs橋本大地&杉浦透&清宮海斗」。大日本・大地、全日本・大森、野村直矢、青柳優馬の初参戦が決まった。
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川田プロデュース興行『Holy War』も今回が第3弾。過去2回はいずれも新木場1stRINGで開催してきたが、今回はさらに規模の大きい新宿FACEに初進出することになった。この日、会見した川田が全カードを発表。既報の俺のトークバトル「川田利明vs田上明」に加え、新たに6試合が決まり、全7試合が出揃った。
メインイベントは「越中&藤原&大森vs大地&杉浦&清宮」の6人タッグマッチ。中でも注目されるのが初参戦となる大地だ。「映像なりで見たことはありますけど。そこまで僕の中には印象が残ってない」という川田だが、かつて激闘を繰り広げたこともある故・橋本真也さんの長男とあって「まともに目の前で試合見たことがないので楽しみにしてます」と期待している。対戦相手となる大森は前回の7・8新木場大会に参戦を打診したものの実現せず。今回が初参戦となる。
セミファイナルには「長井満也&井上雅央vs野村&青柳」が組まれた。現アジアタッグ王者の野村&青柳は初参戦。長井と井上も元同王者(長井が垣原賢人と組んで第69代、成瀬昌由と組んで第77代、井上が本田多聞と組んで第64代)で、歴代アジアタッグ王者対決となる。全日本勢の初参戦に「秋山社長、よく貸していただいてありがたいと思ってます」と感謝した川田は、「秋山社長が育てた二人だと思うので、だから秋山が社長としての選手の育て方というのもその選手を見ればわかると思うので、そういうところも見てみたい」と野村&青柳に注目する構えをみせた。
当の川田は元パートナー・田上とのトークバトルに登場する。「今までの田上との中でしてなかった話を掘り出してしてみたいなと思うし、ノアの選手時代も僕はあまり知らないので、田上から聞き出したい」とやる気満々だ。コマンド・ボリショイと対戦するジュリア(アイスリボン)についても触れ、「西永レフェリーが自分の好みで入れた選手。どういう企みがあるのかわからないですけど」と暴露するひと幕もあった。
大会コンセプトは今回も「ベテランvs若手」となるが、川田は「ベテランと若手だけじゃなく、若手のビジュアル系まで入ってるんです」と明かした。「女性ファンがいっぱい来てくれれば、それについてくれる男連中も来てくれると思うんで」というように女性ファンの来場を見越してのもの。確かに初参戦となる大地、野村&青柳、レギュラーの清宮、宮脇らは女性人気が高く、川田は「ベテランと若手だけじゃなくて、できれば若手はビジュアル系の選手ならもっと化学反応が大きくて面白いんじゃないかな」と話していた。
☆10/1(月)東京・新宿FACE『川田利明プロデュース「Holy War〜vol.3〜」』17:45開場、18:30開始
◇第1試合◇
宮脇純太
(1/15)
田中稔
◇第2試合◇
くいしんぼう仮面
(1/20)
葛西純
◇第3試合◇
▼女子プロレス
ジュリア
(1/30)
コマンド・ボリショイ
◇第4試合◇
▼俺のトークバトル
田上明
(1/30)
川田利明
◇第5試合◇
平田智也
洞口義浩
(1/30)
相島勇人
宮本和志
◇第6試合◇
青柳優馬
野村直矢
(1/45)
井上雅央
長井満也
◇第7試合◇
清宮海斗
杉浦透
橋本大地
(1/60)
大森隆男
藤原喜明
越中詩郎
【会見の模様】
▼川田「今回10月1日は月曜日、新宿FACEですね。今まで新木場1stRINGで2回やってきたんですけど、3回目で今度は新宿FACEで開催します。今回もいろんな選手を貸して下さる団体の方々に感謝をしたいと思います。第1試合目なんですけど、いつもと同じように宮脇純太選手が今回は田中稔選手とオープニングマッチなんですけど。田中選手というのは俺が見てる中で本当に一つの技にいくまでの技の流れにプロセスを持ってる選手だと俺は思っていて。いつもその流れがスムーズに自分の決め技にいく。今、本当に簡単に決め技を出しちゃうレスラーが多い中、その一つの決め技に行くまで凄いプロセスをもってそこまでにいく、凄く理にかなったレスラーだなと思ってみてるんですけど。そういうテクニックのある選手にいつもオープニングでさわやかなイメージのある宮脇君がどういうふうに対戦していくのか。そこで勝利を獲るぐらいの気持ちで宮脇君には頑張ってほしいと思います。第2試合なんですけど、葛西純選手vsくいしんぼう仮面。若手の選手とベテラン選手という大会コンセプトに合ってないんですけど、別の意味でハードコア系の選手がくいしんぼう仮面のような、ああいうお笑い系といったらおかしいですけど、そういう選手とどんな試合をするのか。若手vsベテランではなく、ハードコアvs大阪プロレス系のそういう化学反応。別の意味の化学反応をみたいなというのでこういうふうに組んでみました。両方、結構キャリアのある選手なんで、コンセプトとは合ってないんですけど、別の意味でそういう化学反応を見たいということにしました。第3試合なんですけど、ダンプ(松本)さんが入った女子プロレスを前回から入れたんですけど、今回もコマンド・ボリショイ選手。引退に向けて今頑張っているらしいんで、そのベテランの選手vsジュリア。これは正直言って僕プロデュースなんですけど、僕は知らない選手なんですよ。ただ、ここのレフェリーを務めている西永レフェリーが自分の好みで入れた選手。どういう企みがあるのかわからないですけど。正直、僕はこの選手知らなかったですけど、ビジュアル系の選手でそれはそれで客を引き込んでほしいなと思います。西永が個人的なあれで決めたカードなんですけど、コンセプトは間違ってないので、僕はこれはこれで良しとします。第4試合は俺のトークバトル。いつもトークバトルやってると思うんですけど、今回はこれもベテランvs若手というコンセプトには合ってないと思うんですけど、今回、田上選手ががんを克服したということをいろんなマスコミにも公表したりしたんで、タイミングもあるんで。僕は正直、本人からがんのこととかはみんなには内緒でっていうことで話は聞いてたんですけど、今回、表向きにそう出たんで、じゃあ、そういう話も聞けたらなということと、やっぱり全日本時代一緒であって、そういう話も含めて、今までの田上との中でしてなかった話を掘り出してしてみたいなと思うし、ノアの選手時代も僕はあまり知らないので、田上から聞き出したいと思ってますし、あとは一番田上が苦労したノアの社長時代、そこもうまく聞き出したいなと思ってます。普段、ノアの社長時代の話というのはあまりしてないと思うので、そこはたぶん面白い話になるんじゃないかなと思います。いろいろうまく当たり障りのないように引き出せたらなと思ってます。第5試合は宮本和志選手&相島勇人選手、洞口義浩選手と平田智也選手。宮本選手と相島選手というのは全日本時代、僕は一緒にリングに上がったりもしてましたし、宮本というのはみんながノアに大量離脱した時に入ってきた子で、僕の付き人も務めてくれた。本当にみんなからは仮に嫌われても何しても、僕のためだけにはよく尽くしてくれた選手だなと思ってますし、本当に付き人としてはよく尽くしてくれたんだなと思ってます。相島選手もちょうど人が足りない時に出てくれて、この二人の共通点というのは二人ともボディビルダー出身なんですね。宮本も今、試合数もあんまないから、そこばっかりに専念して、そういう体になってますし、年齢の割には相島選手も凄い体をキープしてますし。その二人が若い二人とどういうふうに対戦するのか見てみたいのでこのカードに決めました。第6試合はずっと出てくれている長井満也選手、井上雅央選手vs野村直矢選手と青柳優馬選手。ここは全日本の選手が初めてこの大会に出てくれると思うんですけど、秋山社長、よく貸していただいてありがたいと思ってます。その全日本の今、アジアタッグチャンピオンなんですよね。井上雅央もアジアタッグのチャンピオンだったことがあるんで、最近の井上雅央の試合みてるとふざけんなよって試合ばかりやってるんですけど、たまにはちょっと気合入れてやれというつもりでここに入れてみました。長井の場合は結構、プロレス色に染まってますし、井上雅央と組んでもうまくやってくれるんじゃないかなと思ってます。全日本の選手が出るの初めてなんで楽しみにしてます、これは。最後、メインなんですけど、越中詩郎選手、藤原喜明選手、大森隆男選手vs橋本大地選手、杉浦透選手、清宮海斗選手ですね。メインのベテラン組は越中さんと藤原さんは毎回出てもらってるんで、いつものパフォーマンスを見せてもらえればなと思ってますし、前回もオファーがうまくいかなくてすれ違いになっちゃった大森選手。今回出てくれるんで、もちろん全日本に貸していただいてありがたく思います。大森選手は初めてのこのリングで、対戦相手が橋本大地選手。僕、橋本選手の息子さんなんですけど、まともに目の前で試合見たことがないので楽しみにしてます。あと清宮選手はいつも出てますし、杉浦選手、これもこのベテランにどうやって対戦していくのかなというのも化学反応を見てみたいなと思います。メインのベテラン組というのは全く心配しないで見ていられる3人だっていう感じなんで。あとはそこに特に橋本選手の息子さんというのは近くで試合をみるのは僕、初めてなので。今、写真見たら何か顔に軽く線が一本入ってるので、これは何の意味なのかなと聞いてみたいです。今回のカードはそういう感じですね。毎回なんですけど、大会に関していろんな選手を貸していただいている各団体さんに感謝しております」
――大地選手の試合を映像をみたことは?
▼川田「映像なりで見たことはありますけど。実際目の前で見たことはないので。印象? そこまで僕の中には印象が残ってないというか、みたことはあるんですけど。団体もいくつか渡り歩いてるから、僕は1ヵ所で落ち着いてそこで自分を確立した方がいいと思います」
――大日本でシングル王者になったり上り調子だが?
▼川田「そういう上り調子になった時に、また他の団体に移ったりするんじゃなく手、そこで最後まで自分を確立した方がいいんじゃないかなと思ってます」
――野村&青柳については?
▼川田「若手というのは僕の知らない選手ですし、ノア時代じゃなくて、秋山社長が育てた二人だと思うので、だから秋山が社長としての選手の育て方というのもその選手を見ればわかると思うので、そういうところも見てみたいと思います」
――野村&青柳の試合を観たことは?
▼川田「その二人に関しては試合はないですね。全日本からアジアタッグの選手を貸してくれるということなんで、秋山社長に感謝して貸してもらいました」
――会場が新木場から新宿にステップアップした形だが?
▼川田「僕はドンとこうリスクを負ってまで大きなことというのはやるのあまり好きじゃないので、大きくなるにしても一歩ずつステップアップしていった方がいいんじゃないかなと思うので、新木場よりは少しステップアップした新宿FACEでと今回はそういうふうになりました。聞かなくていいですか? 西永個人の好みの。確かに知らない選手で西永レフェリーの自分の好みでというのありますけど、大会のコンセプトとしてはベテランと若手と言ってますけど、ベテランと若手だけじゃなくて、若手のビジュアル系まで入ってるんです、本当のところは。それが日程がうまくいかなくて、ビジュアル系じゃない選手もたまには入りますけど、そういう選手はテクニックで補ってもらうんで。僕が選手時代にはビジュアル系の選手とか、そんなことって全く考えたことなかったですけど、今のこういう世の中でそういう選手が受けるんであれば、それはそれで面白いんじゃないかなと思いますし、こんなこと言ったら失礼ですけど、ベテランの選手がそういうビジュアル系の奴に何だコノヤローっていくのもまた面白いですよね。ましてや不細工系のベテランだったら余計そうだと思うんで。
――今回出場するベテランの中でそれに該当するのは?
▼川田「それは先輩もたくさんいるんで(苦笑) そういうところもベテランと若手だけじゃなくて、できれば若手はビジュアル系の選手ならもっと化学反応が大きくて面白いんじゃないかなと思ってるんで」
――現役時代、試合中にビジュアル系の選手に対して感情的になったことはある?
▼川田「僕の頃はそういうのは全く考えませんでしたね。見かけとかそういうので感じたことはないですね。やっぱり体力的なものとか、テクニック的なものとか、そっちの方が上回ってると悔しい部分はあったけど、別にビジュアル系、イケメンだからってこいつと思ったことはないですね。まずその頃とプロレスの流れが今のプロレスの流れと全く違いますし。でも、やっぱどんなところでも華がないと。そういう華がたくさん上がってくれれば。お客さんも来てもらいたいし」
――今回、初参戦の大地、野村&青柳は女性人気も高いが?
▼川田「それはありがたいことですねホント。女性ファンがいっぱい来てくれれば、それについてくる男連中も来てくれると思うんで」
