プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/15【NOAH】杉浦踏みつけ3カウント 中嶋が生まれ故郷で王者完全KO

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』福岡・博多スターレーン(2018年9月15日)
○中嶋勝彦&拳王vs丸藤正道&杉浦貴×

 10・4後楽園大会のGHCヘビー級王座戦に向けた前哨戦で、挑戦者・中嶋がなかば残虐的に王者をもてあそびながら杉浦を完全KO。生まれ故郷の福岡で圧倒的な“差"を見せつけた。

 杉浦は丸藤、中嶋は拳王と組んでの強烈なタッグマッチで前哨戦。これまでの前哨戦同様、杉浦の顔面を蹴り飛ばしつつも、杉浦の反撃はことごとく避けてニヤつきながら徹底挑発を決め込んだ。

 怒りの杉浦も中盤過ぎにようやく猛烈なエルボーと左ミドルキックの打ち合いに持ち込み、鬼のエルボー連打からのハイクラッチ・ジャーマン、ランニングニーバットと畳みかけ、予選スラムの体勢に入って前日に放った「直接ピン予告」を実行に移そうとした。

 だが、拳王が強烈な右ミドルキックを叩き込んで阻止。逆に中嶋は、的確にアゴを狙ったトラースキック一発で杉浦を大の字にするや、不敵な表情を浮かべながら引き起こして前後からのサッカーボールキックを乱打、また乱打。立て続けにこん身のランニングローキックも叩き込む。

 杉浦はなかばKO状態。ところが中嶋は、四つん這いで必死に立とうとする杉浦を笑いながら見下すと、コツコツと顔面を蹴り飛ばしつつ、腕を引っ張りながらナメきった速度のミドルキックを連打。そして続けざまに猛烈な一撃を杉浦のアゴにぶち込むや、王者が四つん這いとなったところへ、非情の“蹴り上げ式"顔面蹴りをズバリ。杉浦はもはやピクリとも動かない。慌ててチェックに入ろうとするレフェリーを振り払った中嶋は、ぐったりする杉浦を強引に引きずり起こすと、残虐性あふれる笑みを浮かべながらたっぷりとアピール、続けざまにバーティカル・スパイクで突き刺し、踏みつけながら完璧な3カウントを奪い去った。

 生まれ故郷の福岡で、GHC王者をなかば残虐的にもてあそんだうえでの完全KO。快感すら感じさせる笑みを浮かべつつ、大の字の杉浦の上にベルトを置いた中嶋は、力なく去りゆく王者めがけてマイクを握ると「杉浦貴チャンピオ〜ン。まだ明日もあさっても前哨戦が続きますけど、それで大丈夫ですかあ? お楽しみは10・4の後楽園ホールだ。チャンピオン、それまで持ってくれよお?」とやはりナメきった口調でクギ。ともあれ“ノア強さの象徴"と言われる王者に、“本性むき出し"で徹底的に“強さ"を見せつけた形となった。

プロ格 情報局