プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/15【NOAH】相棒・稔を熱闘撃破 Hi69が博多メイン締めで初日

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2018』福岡・博多スターレーン(2018年9月15日)
Bブロック公式戦 ○Hi69vs田中稔×

 博多大会のメインイベントに据えられたジュニアリーグ戦Bブロック公式戦で、Hi69がタッグパートナーの稔を撃破。リーグ戦2戦目で初白星をつかんだ。

 初戦黒星からの2戦目となるHi69と、初戦白星からの2戦目となる稔が対決。タッグを組むパートナー対決であり、ユニット“Special4"同門対決でもあった。Hi69も中盤過ぎにみちのくドライバー2発射に成功してトランスレイブからのストゥーカ・スプラッシュを狙ったものの、稔に避けられて痛恨の自爆。再びヒザを痛打したところで、タナカレッグバーにとらえられ、ロープを目前としても何度もリング中央に引きずり戻されてタップ寸前となった。

 それでも必死にロープを手繰り寄せてみせたHi69は、ローキックを連射してきた稔の蹴り足をキャッチすると、そのまま巧みに担ぎ上げてのデスバレーボムへ。さらには相棒の顔面に非情の顔面ソバットを叩き込むと、クロスアーム式ライガーボムをズバリ。続けて今度こそのストゥーカ・スプラッシュ投下に成功した。稔も3カウントぎりぎりで肩を上げてみせたものの、最後は奥の手・みちのくドライバーβで叩きつけ、稔から3カウントを奪ってみせた。

 相棒を破ってリーグ戦初白星。そもそも稔と組んだ理由は「田中稔を越えたい」だったHi69だが、「稔さん、俺はここで勝ったって、あんたに勝ったとは思ってないからな」とマイクで強調し、「これから、一緒にチャンピオンとして、突っ走りましょう」と呼びかけ、稔も握手に応じて場内は拍手喝采となった。

 前夜の熊本大会に続いて、2夜連続のシングルマッチでノアのメインに立ったHi69。バックステージでは、自身が優勝する“意義"について「俺とかYO-HEY、HAYATA、タダスケみたいに外から入ってきた選手。見ている人たちもまだ分からないと思うんですよ。そこで結果を残して、結果を残せばおのずとチャンスも手に入れられる。俺らのなかの誰かがやんないとダメだと思います」と語った。名前の出た4人は2017年の新体制移行後に入団した“新勢力"。ノアジュニアの層を厚くすべく、リーグ戦で結果を出して“完全定着"を目指す。

【試合後のHi69】
――パートナー対決を制したが『勝ったとは思ってない』と言っていたが?

▼Hi69「結果としては今日、僕が勝ちましたけど、やっぱりプロレスっていうのは、お客さんがどう思うか、そしてまた来よう!って思ってくれるか。それがすべてだと思ってるんで、それに関してはまだ稔さんの足元にもおよばない。まだまだ越えていかないといけない壁です」

――リーグ戦としては大きな1勝となったが?

▼Hi69「そうですね。昨日の熊本でYO-HEYにガッチリ負けてるんで。全然まだまだ行けると思ってるんで、どんな形でも勝利を手に入れて、Aブロックから上がってくる選手と戦いたいですね」

――自身が優勝する意義をどう自認している?

▼Hi69「やっぱりね、もともとノアにいる選手もそうですけど、俺とかYO-HEY、HAYATA、タダスケみたいに外から入ってきた選手。見ている人たちもまだ分からないと思うんですよ。そこで結果を残して、結果を残せばおのずとチャンスも手に入れられる。俺らのなかの誰かがやんないとダメだと思います。ただ、昨日の熊本も今日の博多もメインでジュニアの公式戦が組まれてたんで、その意味は自分でもメチャクチャ考えて試合したつもりです」

――2日連続でノアのメインに立ったが、自己評価としては?

▼Hi69「今日は勝ったから100点、昨日は負けたから0点。それだけですね。今回はリーグ戦なんで。白か黒か。それだけだと思うんで」

プロ格 情報局