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9/15【新日本】タグチジャパンがラグビースタイル初披露も…快勝・BC OGが6人タッグ王座V1

『DESTRUCTION in HIROSIMA』広島サンプラザホール(2018年9月15日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○タンガ・ロア&タマ・トンガ&石森太二vsジュース・ロビンソン&田口隆祐&デビッド・フィンレー×

 タグチジャパンがラグビースタイルを初披露。田口がヘッドギアを駆使して勝利を目指したものの、最後はロアがエイプシットでフィンレーを撃破し、BULLET CLUB OG(BC OG)がNEVER無差別級6人タッグ王座初防衛を果たした。

 BC OGのトンガ&ロアは、バッドラック・ファレとともにこの夏のG1 CLIMAXで反則暴走を連発した。最終戦となった8・12日本武道館では石森が合流。強引にタイトルマッチを認めさせ、因縁のBULLET CLUB THE ELITEから6人タッグ王座強奪した。そんなBC OGに今宵挑戦するのは、過去に同王座を何度も戴冠しているタグチジャパン。田口監督に、US王者のロビンソンとフィンレーを加えた布陣でベルト獲りを狙った。

 タグチジャパンはお揃いのラガーシャツを着て登場。ラグビーボールを使った絶妙なパス回しを披露すると、フィンレーがリング上で“トライ"を決めて歓声を巻き起こした。試合前には円陣を組んで気合いを入れる。そして、田口が自ら先発。のっけから石森に尻攻撃を見舞うと、スピーディな動きにも完璧に順応し、ドロップキックも相打ちに持ち込んだ。ロビンソンも軽快な動きでロアを攻め立て、序盤戦はタグチジャパンがリードする。

 ナックルパート、スパインバスター、串刺しラリアット、キャノンボールとロビンソンが怒濤の畳みかけを見せると、フィンレーはラグビーのヘッドギアを被った田口をヘッドロックで固め、そのまま相手軍に突っ込む荒技を連発する。だが、動きが単調になったところを狙われて、ロアの反撃を許し、流れはBC OGへ傾いた。

 入れ代わり立ち代わりでロビンソンに集中砲火。王者組の連係が冴え渡る。だが、田口のヘッドギアが反撃の起点に。余裕を見せたトンガが控えの田口にエルボーを振り下ろしたが、ヘッドギアで防がれて、自分のヒジを痛打する。表情を歪めたトンガをロビンソンがショルダースルーでぶん投げ、ピンチを脱した。

 タッチをもらった田口は、ヘッドギアでトンガ&ロアの頭突きや石森のハンドスプリング式レッグラリアットを弾き飛ばすと、ランニングヒップバットで王者組をナデ斬りに。さらに、田口はブロックサインを送り、ロビンソンとフィンレーをコントロールして、連続串刺し攻撃をお見舞い。コーナーに陣取っての尻攻撃もクリーンヒットした。

 だが、田口&ロビンソンの同時プランチャが自爆に終わると、王者組が反撃に転じ、試合権のあるフィンレーを集団暴行する。ロビンソンがダイビングボディアタックで割って入るが、石森がスワンダイブ式雷電ドロップで鎮圧。ならばと田口が助けに飛び込むが、トンガがヘッドギアを引っぺがし、ガンスタンでKOした。

 そのトンガをPrima Noctaで排除したフィンレーは、ロアにもPrima Noctaを仕掛けたものの、踏ん張ったロアがそのまま抱え上げて、エイプシットをグサリ。3カウントを奪い取り、BC OGがNEVER6人タッグ王座初防衛を果たした。

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